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第67回 知らないことを知ろうとする力

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 こんにちは、キャリア・コンサルタント高橋です。

 リーベルGさんの『傲慢と偏見』が電子書籍化されました! 筆者も一ファンとして早速購入させてもらいました。そういえば、こういった電子書籍を購入したのは今回が初めてだったのですが、これが思いの外便利だと感じました。そこで、今回は電子書籍からコラムを書いてみました。

電子書籍化:詳しくは『【お知らせ】ITエンジニア小説「高慢と偏見」が電子書籍になりました』をご参照ください。

■電子書籍ってどう?

 リーベルGさんの『傲慢と偏見』はKindleストアやGoogle Playなどで購入可能です。筆者はAndroid端末を使うので、Google Playから購入しました。購入自体は有料アプリを購入するのと同じくらい簡単で、あっという間に決済が済み、直ぐに読み始めることができました。このときはスマートフォンから読んだのですが、PlayブックスはUI(ユーザー・インターフェイス)がしっかりしているせいか、フォントの大きさから行間の広さに至るまで細かな設定でき、すごく読みやすかったです。

Playブックス:Google Playにある書籍を読むためのアプリケーションのことです。

 電子書籍ってこんなことになってたのかぁと感心したので、この流れで別の本をKindleストアからも購入してみることにしました。KindleストアはAmazonが運営しているサイトなので、過去にAmazonで購入したことがある人なら購入はワンクリックで行うことができ、こちらも直ぐに読み始めることができました。もちろん、使い勝手も問題ありませんでした。

 電子書籍がどういうもので、どういう仕組みで動いているといった技術的な面は理解しているつもりでした。しかし、まだまだ紙の書籍には追いつかないだろうとも思っていました。しかし、今回、自分の手で電子書籍を触ってみると、その手軽さ、便利さがヒシヒシと分かりました。筆者は電車や新幹線で移動する間よく本を読みますが、紙の本だと数は持てません。その点、電子書籍ならスマートフォンやタブレットさえあれば、それ一つで何十冊、何百冊ももつことができます。また、当然のことですが、本を探す際は本屋さんに行かなければなりません。しかも、本屋さんに行ったら行ったで、そこからお目当ての本がどこの棚にあるのかを調べなければなりません。これが、電子書籍なら一切不要。検索ボックスにキーワードを入れればお目当ての本を一発で表示されますし、無料サンプルもあるので買う前に吟味することもできます。正に、どこにいても本を探すことができるのです。これは、本当に便利なことです。

 ただ、電子書籍にも欠点はあります。その最たる理由は販売している本の数でしょう。こればかりは紙媒体の本にはかないません。しかし、過去にAmazonでは、電子書籍の販売冊数が紙媒体の本の販売冊数を越えたとの報道もありましたので、これは時間が解決していくのではないかと思います。電子書籍はこれからもっともっと便利に、そして私たちの身近なモノになっていくようになるのではないでしょうか。

■なぜ、これまで電子書籍を触らなかったのか?

 それでは、なぜこのように便利な電子書籍を今まで触れてこなかったのか? これは自問自答ですが、筆者の場合、紙媒体の方が得(? )した気持ちになるとか、本の冊数が少ないとダメだとか、電子書籍の欠点ばかりに目を向けて、電子書籍と向き合おうとしなかったように思います。要するに、単なる食わず嫌いです。もっと早く知っていたらよかったなぁと、少し後悔しました。

 しかし、こういった話はITエンジニアにはよくあることだと思います。頑なに自分の考え方に固執し、自分の知らない領域、技術、スキルなどは難癖をつけてを否定する人は少なからずいると思います。考え方は人それぞれなので、自分の考え方に固執することが悪いとは思いませんが、やはり何かしらの可能性を狭めているように思えます。

■知らない世界に目を向ける力を養おう!

 自分の知らない世界に目を向けるためには何が必要でしょう? いろいろな考えがあると思いますが、筆者は「興味」をあげたいと思います。興味をもつことでそれが「探求心」となり、そのモノを「知ろうとする力」になります。この興味が外に向けばいろいろな技術やスキルを身につける原動力となりますし、興味が内に向けば、自分を知ること(自己理解)に繋がっていきます。

 何かに興味を持ち、そこから探求心を掘り起こし、行動に繋げていくこと、これこそが知らないことを知ろうとする力でであり、たくさんの可能性を引き寄せる力になります。そして、それは、あなたを一段階も二段階もアップさせることに繋がっていくのではないかと思います。

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