吉政創成 代表取締役、PHP試験、Rails試験ビジネスOSSコンソーシアム・ジャパン主宰

その2)エンジニアの独立を考えてみる ~超小規模で安定した高収入を得るためには~

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今回は前回の続きとして、徐々に核心に入っていきます。

※前回;http://el.jibun.atmarkit.co.jp/yoshimasa/2015/08/post-e97a.html

さて、超小規模での独立は、世の中を変えるような大きな規模のことをやることをあきらめて、継続的に仕事ができるようになれば、サラリーマン時代よりも年収が向上し、しかも自由にいろいろできるメリットがあります。

どれくらい年収が上がるかは、その人次第ではありますが、継続している人は総じて年収が上がっているようです。世の中の長く続いている社長さんたちは一生懸命儲かっていないことをアピールしていますが、そんなことないですよねー。もちろんそうでない社長もいますが、続いているのが何よりの証拠でもあります。(このように書くと、真向否定されたり、怒られたりします。儲かっていることを書くと仕事をやりにくくなるからですよねwwもちろん、本当に儲かっていない社長もいるのですが、、)

IT業界において超小規模で起業した場合は、総じて初期投資と支出が少ないです、よって継続できれば収益が上がりやすい業種なのです。だって投資するのはパソコンとせいぜいオフィス代でしょ?あとは人件費なので、出来高にしてしまえば、赤字にはなりにくいです。あと赤字にしないと節税できないので、大半の超小規模社長さんは基本的には赤黒トントンにしている感じでしょうか。

さて本題ですが、超小規模企業での成功は、なんといっても「継続的な仕事」です。スポットの仕事をメインのメニューにしますと、都度営業行為が発生するので、どうしても稼働が年間で100%を超えません。空走期間が出てしまうのです。これが、超小規模企業が続かない最大の理由になります。一番いいのは、何年も営業をしなくても済むような状態にするのが一番です。弊社は年間を通して1回も営業をしないことが通常です。

このコラムはエンジニアライフなので、開発業務に関することでの超小規模起業について書きます。開発業務で営業をしないためには、以下のサイクルを実現することだと思います。

ビジネス企画【支援】⇒システム化もしくはシステム強化⇒システム設計⇒開発⇒保守⇒定期調査&フィードバック(支援)⇒振出しに戻る、以下繰り返し。

ライフサイクルの全てにかかわることが継続の秘訣です。弊社のモデルがまさにこれです。これができるから、企業5年で、契約継続期間5年のお客様が大半なのです。さて、第二回の核心ですが、重要なのは前述のサイクルの【支援】と書かれているところです。開発者にとって本業ではない部分はあくまで【支援】に徹することが重要です。

得意でない分野はその分野が得意なお客様と組んで支援することで、優秀な外部の部下となります。それにより、お客様とのチームワークによる効果が生まれ、より成功しやすくなります。ちなみに、100%そのサイクルを自分がまわすと、そのサイクルを理解してくれる人がお客様内部にいなくなり、実は契約が継続しにくくなるのです。共同作業のサイクルを作ることが奥義中の奥義です。一緒にやったほうが仕事も楽しいですし、効果も出やすいですし、そもそも効率的です。この3つのメリットを引き出せると、成功するムードがプロジェクト内に生まれ、追い風が吹きます。まさに神の見えざる手が動くように感じられるようになります。それゆえに、上記のサイクルはあえて「支援」の場所を作ることが重要なのです。それにそもそもその「支援」の部分は得意ではないはずなので、餅は餅屋ということでお客様でそういうのが得意な人と組んでしまったほうが効率的ですよね。

毎回1200文字と決めていたのに、もう1200文字を超えてしまいました。次回も月曜日に更新します。それでは来週もエンジニアライフで会いましょう。

次回は未経験分野を仕事にして、サイクルを作る方法を書きます。次々回はサイクルを作ったうえで、営業をしなくて済む方法も書きます。(実はサイクルができただけでは、契約が継続しません)

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