吉政創成 代表取締役、PHP試験、Rails試験ビジネスOSSコンソーシアム・ジャパン主宰

その3)エンジニアの独立を考えてみる ~個人事業主で年収5千万円のやり方~

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前回、「ビジネス企画【支援】⇒システム化もしくはシステム強化⇒システム設計⇒開発⇒保守⇒定期調査&フィードバック(支援)⇒振出し」のサイクルを自分自身で作ることができると、仕事の空きがなくなり、1社で継続して仕事を頂けるようになりますと書きました。

これはプログラマーの人に、プログラミング以外のことをしましょうと言っています。プログラミングが一人前になったうえで、他も覚えて、1サイクル全部できると、あるビジネスをずっと回せるようになります。

これがどのようなメリットがあるか、ここで再確認をしたいと思います。

1.継続して仕事をいただけるので1年間をフルに収益活動に充てられます。つまり自分の能力を最大限に稼ぎに充てられるので、年収が伸びます。

2.1サイクルできる人はほとんどいないので、差別化ができます。(ほかにお客様をとられなくなります)

3.1サイクルできるので、お客様が困った時に自分の力で何とかできます。それによりお客様との信頼関係ができるようになります。

4.お客様も何社もの会社に委託しなくて済むので、仕事の依頼も一回で済み、報告もまとめて1回で済むので、仕事の依頼効率も高いです。

5.1サイクルの全部をこなすので全体を見渡せるようになり、自分の成長が速くなります(覚醒する感じです)

実はこれは私が実践していることそのものなのです。先日のプレジデントに個人事業主で年商ではなく年収5千万円を稼ぐような人がでてきました。と記事が書かれてましたが、まさにそのやり方です。私はこのやり方を実践して、結構稼げるようになって、「俺のオリジナルモデルだなぁ」と思っていたら、同じようなことをやっている人は結構いました。 ちなみに、私は年収5千万には全然届いていませんww ただ、上場企業の社長さんや役員さんと比べても負けないような稼ぎになっていると思います。(上場株を持っていないので資産額では全く勝てないですけどねw)

さて、話は戻って、サイクルの話です。プログラミングでそれなりの実力があることが前提ですが、その前後に発生する「ビジネス企画【支援】⇒システム化もしくはシステム強化の提案⇒システム設計⇒開発⇒保守⇒定期調査&フィードバック【支援】⇒振出し」のサイクルの腕を磨くことで実現できます。特にプログラマーの方は「ビジネス企画【支援】」と「定期調査&フィードバック【支援】」の経験が少なく、ここができていない人が多いです。本業ではないので当たり前ですが、この二つが仕事ができるレベルになると、1サイクルを完結しやすいです。

さて、マーケティング部分の「ビジネス企画【支援】」と「定期調査&フィードバック【支援】」については、自分で勉強しながら経験を積んでいくしかありません。本業が忙しいうえに、新しいことを学んで経験していくので、効率的に経験を積まなければいけません。これが実現できるかどうかは、本業を含めた仕事の速さと、日々工夫して日常の活動効率を向上させることができるかにかかっています。 明日は今日よりも1分速く、明後日はさらに1分速く!という感じで、自分の目標を決めて腕を上げていく感じです。

1本コラムを書くのでも、1本企画を書くのでも30分で作り上げる!と目標を決めて作業をしていき、期日に間に合わない場合は何がいけないのか反省して改善していきます。日々この修業の繰り返しで成長していきます。

私の場合、本業は事業企画、販売促進の企画と実行が本業です。今はコラムも書けば、インタビュー、広報、撮影、編集、Webマスター、メディアの運営まで何でもやります。 何年もかけて1つづつ増やして、今はマーケティング領域の大半はそれなりの実力でこなせるようになりました。そして、年収も仕事の面白さも、メンバーも全て向上し、良い状態を維持できています。そういう意味でも、このサイクルを実施してよかったです。興味がある方は私が実践しているサイクルを以下のページにまとめてますので、宜しければご覧ください。

※吉政創成マーケティングアウトソーシングサービスサイクル

http://www.yoshimasa.tokyo/svc_mkt_01.html

ちなみに、このサイクルを実現できたとしても必ずしもうまく行くとは限りません。実は成功していない人も結構います。次回は躓きやすいプライシングと4倍効果の業界改革について解説します。

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