その4)エンジニアの独立を考えてみる ~4倍改革のプライシング理論が成功パターン~
前回はエンジニアの独立で成功しやすいモデルを紹介しました。
前回:その3)エンジニアの独立を考えてみる ~個人事業主で年収5千万円のやり方~
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/yoshimasa/2015/08/5-dffc.html
今回はプライシングについて解説します。
客先常駐で1人月間60万円で価格を設定すれば、若干安めではありますが、発注者からすると、この人が病気になったりしても替えがないので、リスクの高さが残ります。しかも、提供者からしても月額60万円なのでフルで働いても年間720万円にしかなりません。しかも、税金や諸経費を含めると、サラリーマン時代とあまり変わらない年収になったりしそうですよね。そうなると独立していても苦労とリスクが目立つような感じになります。
仮に持ち帰りで月30万円にした場合どうでしょうか?持ち帰れますので、腕が良ければ何社もこなせますよね。月30万円を5社こなせば、月額150万円なので、フルで働けば年収1800万円の出来上がりです。 なかなか5社こなすのは大変だと思うのですが、お客様をしっかりえらべれば、あとは契約ルールをちゃんと作っておけば、十分できそうな感じに思えます。
さて、ここで4倍改革の話をします。かなり粗い説明ですが、事業企画の世界では、4倍ルールという暗黙値があります。これは過去のサービスや競合と比べて4倍の差が出ると、そのサービスはヒットしやすいということです。わかりやすい例で言うと、価格半分、機能もしくは品質2倍ということです。4倍の差がつけば、そうは負けず、話題にもなりお客様が行列を作りやすいということです。
ちなみに、ここ数年行列が途絶えない弊社の場合は、6倍以上を想定してモデルを作っています。価格は競合の約1/3の月額20万円からとして、通常は60万円分のサービスをパック化して20万円で提供しています。そしてサービスを提供する人は無名で実績が不明なマーケッターではなく、局地的に名前が知られている私が行います。しかも過去の実績を数値データで公表しているので、私を知らない人でも品質の高さは理解できるようにしています。
重要なのは、価格を半分に設定して倍以上の作業を高品質でこなせる腕と工夫ができるかどうかです。それができれば苦労はないよという人もいるかもしれませんが、そもそも腕もないのに工夫もしないのに、人より稼げるはずもないですよね。これは当たり前のことです。
日ごろから人より速く、高品質なコードを書けるように努力を重ね、工夫をして実力を上げておくことが詳細を助けるということだと思います。40代50代と、頭の回転も落ち、体力も落ちていく可能性がある中で、いかにして身体的能力を維持して、腕を上げていくかそこがとても重要なことだと思います。これはある意味職人の道を究める感覚のような気がしています。日々の修行が重要ということだと思います。
さて、次回は分野が違いますので、参考にならないかもしれませんが、私なりの仕事の速さと身体的能力維持を行っている方法を紹介しようと思います。
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