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生き様031. ひと味違う?ゲーム開発 ~シリーズ:システム開発考(4)~

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白栁、ゲーム開発について語る

連載最終回になる第四回です。
今回は僕が経験した事のあるシステム開発の感覚の違いについてお話します。

ただし、ゲーム開発については、もう少し広い範囲で「アミューズメント系開発」として扱いたいと思います。

  1. システムとは何か?
  2. ITシステムを作るという事の意味
  3. システム開発とは?
  4. 業務システムとアミューズメント(ゲーム系)システム、開発の大きな違い
    【今回】


4種類の開発

システム開発の系統として、僕が認識している範囲では4つの種類があります。

  • 組み込み系開発
  • 業務システム系開発
  • アミューズメント系開発
  • マイクロサービス系開発

だだ「組み込み系開発」「マイクロサービス系開発」は僕は経験がありません。
それでもお話できる範囲だと


・組み込み系開発

冷蔵庫や炊飯器等の家電等、色々な機械に入っているマイコン。
このシステムの開発を行う。
実装はC言語やアセンブラ等の低級な言語になるらしい。
昨今のラズパイとか、半導体の小型化でどう変わってるのかは謎。


・マイクロサービス系開発

最近トレンドのWebサービスやスマホアプリ等で取られている
サービスを細かい単位で分割して開発・リリースしていくシステム開発。
アジャイルとかよく言われるヤツ。


ぐらいな、教科書通りの事しか出てこないのです。
ですから「業務システム系開発」と「アミューズメント系開発」
この2つに絞ってお話していきたいと思います。


業務システム系開発とは

「業務システム」という言葉の使われ方が幅広くてややこしいのですが。
今回は「人間が直接コンピューター等を操作して使うシステム」とします。
つまり、POSとか生産管理システムとか、そういうのです。
WordやExcelみたいなのも含まれるでしょう。
汎用機とかPCとか、LinuxだWindowsだってのは考えない事にしましょう。
Webブラウザ上で動くシステムも含まれるのあるよね、レベルのふんわり感。

この業務システム共通の特徴は「システムの目的が明確である」こと、ただ一点。
システムの目的が、既存の業務だったり、法律だったりで決まっている為、
法解釈とか若干動く部分がでてくるものの、ほぼ固いシステム作りになります。

ですから「するべきことが明確」「計画が立てやすい」「(比較的)共通認識が作りやすい」と感じています。
「共通認識」は作ること自体がハードなのですが…
それでもモデル化等、それを助ける手法は色々あります。
そういう方法を効果的に使えると、良いですね(遠い目


アミューズメントシステム系開発とは

「アミューズメントシステム」の代表的なのは、ゲームでしょう。
ですが「街角にあるサイネージ」やエンターテイメントに関わるシステムがあります。
これらも含めて、今回は「アミューズメントシステム系」とまとめます。

このアミューズメント系共通の特徴は「システムの目的が不明確である」ことです。
と言われても納得できないでしょう。

例えば
「作りたいゲームがあるのに、目的が不明確とはどういうことか?」
となるでしょう。

さてしかし、その作りたいゲームとは、誰かが見たことがあるものでしょうか?
リメイク、移植、再現etc…
既存のものがあるケースでも同じです。

今から作ろうとしているものは、誰かの頭の中にあるイメージしか正解がありません。
自分の頭の中をそっくりそのまま他人と共有する方法はありません。
つまり「共通認識が作りにくい」のです。
業務系でも使えた幾つかの方法は、このケースでも有効でしょう。
だだ、思ったほど効果が上がらない、という感触を得ています。

ゴールが明確ではありませんから、「計画は立てにくい」「するべきことが不明確になりやすい」等の特徴が併せて出てきます。

これらをクリアするのは、本当に難しい、と感じています。
今の所「勘と経験」でうまく乗り越える、としか言い様がありません。
真田さんの特技「こんなこともあるかと!」を繰り返せれば最高です。

誰かの頭の中にしかないもの、と言っても何もない所から生まれるわけではない、というのは、この連載を通して話してきた事です。
イメージも、要素を丁寧に分解していけば、ほぼ世の中のどこかにある仕組みです。
ですから、正解ではなくても、ニアリーイコールを目指すことで、頭の中のイメージに寄せていく事はできるのです。
土壇場で結構ひっくり返る、というのが辛い現実なのですが…


今回のまとめ

ゲーム開発は、プログラムを学んだ人の多くが憧れるものだと思います。
僕も、ゲームクリエイターを将来の夢としていた時期がありました。

ですが、それはとても平坦な道のりではない、ということ。
そもそもの考え方、目標とするものが違うのだ、という事を、今回伝えたかったのです。

この考えが、1/100でも、1/1000でも伝わったら幸いです。
ですが、とてもやりがいのある仕事であったことは間違いありません。

また、世の中にコンピューターシステムが溢れている現代。
アミューズメント分野で、ITが活用されている例は多く、その仕事も増えています。
今回お話した感覚の違いを知ることで、そういう分野で活躍する方への理解も深まれば良いな、と考えています。




今日の戯れ言

ITシステムって、結局なんなんだろう?


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