コラムと読書感想文の書き方
みなさま、おはようございます。Kyonです。
さて、みなさまは夏休みの宿題の作文(読書感想文等)は得意でしたか?それとも苦手でしたか? 私は得意な方で、小さい賞をもらったりしたこともあり、文章を書くことにあまり抵抗がないです。
そんな私のコラムの書き方について書いてみようと思います。
そろそろ夏休みも終盤、お子さんに読書感想文の書き方を相談された時にも応用できるように、 塾講師時代の作文指導の経験も交えてお伝えできればと思います。
言いたいことを決める
このコラムでも他の作文でも、主題となる自分が言いたいことを決めます。
この段階ではスッキリまとまっていなくていいですし、何個かあってもいいです。 むしろ、ちょっと気になる程度のことでも書き出しておきます。 ネタはたくさんあった方がいいので、一人ブレーンストーミングのイメージです。
読書感想文だったら、本を読んでみて思ったことや感じたことといったところです。もし、何も感じなかったら、本を変えたほうがいいと思います。何も感じないでも書けますが、結構難易度高くなるので。
手書きするなら、1枚の紙に1つのことを書いておき、書き込めるスペースをたくさん用意しておきます。付箋1つに書いて、並べておくとかでもいいです。
言いたいことを具体化する
何のどんなことを言いたいのかを具体化していきます。
このコラムだと「コラムの書き方」ですが、「コラムから学校での作文に応用できる部分」を特に言いたいなと考えました。
読書感想文だったら、どのあたりを読んだ時に感じたのかをピンポイントでこの1文!みたいに特定します。
特定するのが難しい場合は、気持ちの動きを順を追って書き出す等でもいいです。
ここの段階でいくつかあった言いたいことを1つに絞ります。2つ以上でも書けなくはないですが、まとめにくいと思います。
裏付け・理由付けをする
言いたいことがなぜ自分が言いたいと思ったのか、自分が言いたいと思った理由を明らかにします。
これはコラムでも読書感想文でも同じです。
言いたいこと=軸とした場合に、裏付けや理由によって、その軸に読者を連れて行けるようにするにはどういう言葉や文章にするかが腕の見せどころです。
コラムの場合は、この裏付けをちゃんと取っておかないといろいろ起きてしまう(炎上等など)かもしれないので、ちょっと慎重に考えた方がいいかもしれません。
全体を整える
最後に、文体(文語?口語?等)や段落を整えます。
全体を通して1つの作品となるように、文体を統一したり、どこで段落を変えるかを決めたり、段落と段落をつなぐ接続詞を選んだりします。
コラムでは、あえて文体を統一していない時もありますが、読書感想文や入試用作文はきっちり文体を整えます。
誤字脱字、句読点の位置も修正します。
時間があるなら、ここまで終わった後、1日置いて、翌日にもう一度読むようにします。
書き上げた直後では見えないことが見えることも。
おまけ1・読書感想文のコツ:本選び
題材とする本選びで8割が決まるといっても過言ではありません。これはコラムでも題材選びで決まるという意味で同じです。
課題図書があるならそれに乗っかるのが安全策かなと思います。
とてもいい本でも感想文が書きにくい本もあるので、その点で課題図書はそういうことも考えて選ばれているはずだからです。
課題図書に乗っかりたくない場合は、いわゆる昔からたくさんの人に読まれている本(文豪と呼ばれる作家の本等)も選択肢の1つですし、専門分野を持つ書店員さんに聞いてみるのも1つだと思います。
あと、なんか書けない!と思ったら、すっぱり本を変える勇気を持つことが大事です。
おまけ2・入試向け作文・小論文のコツ:お作法と第三者レビュー
高校や大学入試の作文や小論文で最低限求められていることは「筋道立った文章が書けているか」だと思います。
起承転結や守破離等のお作法通りに文章を書く練習をしましょう。
書きにくかったら、模範解答の文章をお作法を使って分析してみるとわかりやすいと思います。段落ごとにどんな内容のことを言っているか、段落同士をつなぐ接続詞に何が使われているかに注目します。
お作法通りに文章を書いてみたら、親や先生等自分以外の人に読んでもらい、レビューを受けれたらなお良しです。
書いている本人以外が読むとわかりにくいところ等があるので、第三者の目は重要です。
もしレビューしてくれそうな人がいない・頼みにくい時は、声に出して読むだけでも、効果は期待できます。
・・・というわけで書き方なんてたいそうなタイトルを付けてしまいましたが、シンプルなことでした。いつになるかはわかりませんが、題材の見つけ方についても書いてみたくなりました。