在宅勤務だからこそ実務で気にしたいこと
みなさま、おはようございます。Kyonです。
11月に入りましたが、みなさまのお住いの地域の気温はいかがでしょうか。私が住んでいる大阪は、日中は日に当たっている少し汗をかきそうな日もありますが、夜になるとひんやりする感じです。日々寒暖差があるので、重ね着やストール等で工夫して過ごしたいものです。
さて、私の方は在宅勤務も4年目を突き進んでおります。今年は現地に行くような案件がほとんど無く、ずーーーっとお家でカタカタ仕事をしています。私が一緒に働いているチームは、1~5年目の若手メンバーが半数で、このみんなは在宅勤務で社会人をスタートさせた方たちです。
先日、同僚とオンラインで話していた時に、「〇〇さんが△△の作業に時間かかっているのに気付くのが遅れた」という話を聞きました。その会話で「若手メンバーからすると、先輩や上司がどんな感じで仕事しているか見えないから、どういう動きで仕事をしているのか分かりようが無い。だから自分たちが気付いたり、見せたりしないといけないかも。」という話になったので、これを先輩側の視点で少し深堀りしてみようと思います。
どんな感じで進めているのか共有する
出社して仕事をしていた頃、よく先輩の机に自分の椅子を持っていって、先輩がPCで作業する様子をよく見ていたことを思い出しました。その場で便利なツールやショートカットキー、手順を見たり、教えてもらったりして、少しずつTips的な知識を身に着けてきた気がします。また、逆に先輩に自分の机に来てもらって、ディスプレイを一緒に見ながら仕事をして、「ここはこうした方がいい・早くできる」とか教えてもらっていました。
でも、在宅勤務だとそうはいきません。オンライン会議ツールで繋がっていたとしても、実際の仕事をしている様子を共有するのは、リリース作業等のちょっとした時間に画面共有して一緒に進める程度。特に、物理的に同じディスプレイや手元を見て作業をするわけではないので、どんな感じで進めているのか見えづらいと思います。
じゃあどうするか。先輩がどんな感じで作業をしているのかを見せることです。画面共有をしないといけない、リリース作業のような場合だけでなく、何かの打ち合わせをしている時もあえて画面共有をして、そこでメモを取っているのを見せるとか。何か修正する指示を伝える時は口頭や文字で説明するだけでなく、画面共有をして設計書等に書き込みながら「ここをこんな感じで修正してほしい」と伝えるとか。
先輩側は、仕事をしている姿を見せる、というと職人っぽく聞こえてしまいそうですが、どんな感じで進めているのかを見せるのは大事かもしれないと感じています。
後輩や新人側は、恐れずに自分がこんな感じで進めている、というのを見せたら良いかなと思います。仮に非効率な方法でやっていたとしても、効率的な方法を知らないわけなので、何も恥ずかしいことはないです。それを見て、先輩側は「こうやったら簡単にできるよ」とか「ここはこうした方が進めやすいよ」と教えやすくなるので、積極的に見てもらったらよいです。私も、初めてすることの時は、「私のやり方見てほしいです。良いやり方あったら教えてください。」と言って、見せてます。
積極的にTipsを共有する
「どんな感じで進めているのか共有する」でも書いた通り、出社している時は物理的に先輩が仕事をしている時の手の動きやPCの使い方を見ることができました。そこから、「それってどうやったんですか?」と聞いたり、「こういうツールが便利だよ」と教えてもらったりできました。そういう聞いたり教えたりする機会があったように感じます。
在宅勤務だと、後輩や新人側から先輩がどうやって効率的に仕事をしているのかは見えないし、先輩側も後輩がどのような手順で仕事をしているのか見えなくて、仕事を効率的にするためのちょっとしたTipsを知るチャンスが減っているような気がします。
なので、先輩か後輩、新人かは問わず、仕事をしている中で「こうやったら早くできた」とか「このツールはこういう時に便利だ」とか感じたTipsは、積極的に共有していった方が良いなぁと感じています。チャットとかテキストベースで残しておくと、あとで見たり検索したりしやすいですね。
「何か無いか」を聞く
これは最近心がけていることです。後輩や新人と会話をした時、最後に「今の業務の話でもいいし、それ以外のことでもいいんだけど、他に何か話しておきたいことや聞いておきたいこと、ありますか?」と聞くようにしています。
これは、上述した通り、ちょっとしたTipsや進め方を軽く聞くチャンスが減っているので、後輩や新人から聞きやすい状況を作るという意図があります。私自身は、先輩に何か聞いたりするが苦手だったり聞くチャンスを見失いがちだったりしたので、そういう人を取りこぼしたくないという気持ちもあります。
後輩や新人側は、先輩や上司と話をする時に、ちょっと聞きたいなと思うことをピックアップしておいて、話をする時間を調整する時に「これについても聞いていいですか?」と前フリしておくのもオススメです。また、「何か無い?」と先輩や上司に聞かれたら、時間を取ってしまうかもと感じても、「これについて教えてほしいです」と言いましょう。せっかく聞いてもらえているチャンス、活かさない手は無いです。
在宅勤務だからこそ実務で気にしたいこと
在宅勤務も4年目に入ると、メリットデメリットや気をつけたいこと等もいろいろ出てきます。
私個人としては在宅勤務が快適で、それなりに仕事はやれているかなと思いますが、それでも溢れてしまっていることがあるなと気づきました。
全部を気にすることは難しいですが、時々どうかなぁと気にしていきたいものです。