ordinary -何てことない- 普通のエンジニアが書くコラム。

久しぶりにコードを書いていろいろな気持ちを思い出した

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みなさま、おはようございます。Kyonです。

なんとか1ヶ月に1回ぐらいの投稿を続けられています。読んでいただき、ありがとうございます。そして、何かしら書こうとしている私、エラい!

さて、直近の案件(今日もまさに悪戦苦闘中)で、久しぶりにコードを書いて感じた話です。

コードを書くことがめっきり減った

私は管理職ではないので、現場でバタバタやっている一エンジニア(いちえんじにあ)なのですが、ここ4~5年でコードを書くことがめっきり減りました。いや、減るどころか、ほとんど書くことが無くなりました。

コードを書くことが減った理由は3つあります。

1つ目は、自部門がスクラッチ開発から、ツールを組み合わせるような開発にシフトしていっているから。

私がここ数年関わっている案件だと、CMS、特にDrupalを使うことが多いです。前者のスクラッチ開発だと、本当に一からコードを書きますが、後者のCMSを利用すると、CMSの初期状態のものをサーバに乗っけてしまえば、だいたいWebブラウザからGUIで作れてしまいます。

2つ目は、プログラムを書く作業を後輩や自社オフショアメンバー、協力会社に渡して、私は設計やプロジェクト管理に必要なタスクをするようになったから。

上述した作り込みで必要なプログラミングのタスクもあるのですが、だいたいは後輩か自社オフショアメンバー(要は海外にある開発子会社)、協力会社にやってもらうことが増えました。

3つ目は、保守の案件が増えているから。

CMSを扱っていても、新規導入だとモジュール開発だったり見た感の作り込みだったりバッチ処理だったりがあって、コードを書く必要があるのですが、どちらかというと保守を担当していることが多くなってきました。

CMSのモジュール開発をしてください

ところが、直近でアサインされた案件では違いました。というか、上司がCMSの開発スキルをチームメンバー全員に高めてほしい、ということで、チームのメンバーの半分ぐらいが開発をやることになりまして、それは私も同じ。

利用するCMSはDrupal。なので、モジュール開発で使用する言語はPHP。DBはMySQLです。

基本はCMSの機能を組み合わせるので、GUIで設定をいじるだけでできます。でも、他サイトとの連携で必要なAPIや詳細なバリデーション、便利ツールはモジュールとして開発が必要だということです。

久しぶりにコードを書いて感じたこと

感じたことは3つあります。

1つ目は楽しいという気持ちです。

設計書を読み込んで、どうコードで書こうかなと考えて、コードを書いて、デバッグして、コードを修正して、またデバッグして・・・という作業が楽しいと感じました。

設計やマネジメントタスクをするようになって、それはそれでやりがいや面白さもあるのですが、それとはまた違います。文字や絵ベースの設計書から、コードを生み出して、システムができてくる過程が面白くて楽しいなと感じたのです。

そもそも、就職活動時にエンジニアという仕事に挑戦してみようと思ったのも、そういう楽しいと感じた経験があったから、だったな。

2つ目はものづくりが好きという自分の価値観です。

私は幼い頃から今まで、何かを作るということが好きです。幼い頃なら雑誌の付録の紙工作、今だと編み物や料理が好きです。そういう「ものづくりが好き」という気持ちが、コードを書くという電子的なものづくりにも反映されて、コードを書きながら、「私ってものづくり好きだったな」と思い出されました。

3つ目は難しいという気持ちです。

今まさに書いているコードについては、私も経験や知識が十二分にあるかというと、そうではありません。困ったらテックリード的な先輩に教えてもらって、なんとか書いています。Drupalだけに限りませんが、英語圏の情報が潤沢なので英語得意ではない私は情報を探すのも一苦労しており、コードを書くのは難しい、コードが書けるってスキルなんだなと感じています。

久しぶりにコードを書いていろいろな気持ちを思い出した

久しぶりに、エンジニアになって最初の頃にしていたような「コードを書く」というタスクをやってみて、自分のいろいろな気持ちを思い出したり気付いたりしました。

マネジメント業をされているエンジニアさんも多いかと思いますが、仕事や趣味で久しぶりにコードを書いてみてはいかがでしょうか。初心を思い出す、良いきっかけになると思います。

おそらく年内ラスト投稿になりそうなので、最後に年末のご挨拶です。

2024年も読んでいただき、ありがとうございました。ほぼ月1回ペースのゆるっとしたコラムですが、来年ものんびり続けていきたいと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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