@IT自分戦略研究所 編集部が独断と愛によって選んだ「テーマ別コラム」をピックアップして紹介します。

GWは仕事? 休み? 「余暇」について考えよう

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 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。

 ここでは、編集部の独断と偏愛によって選んだコラムをテーマ別に紹介していく。今回のテーマは「休日・余暇」。世間はゴールデンウィークに突入した。「ゴールデンウィーク? 何それ、食べられるの?」といわんばかりに仕事をしている人も、「寝て過ごします」という人も、充実した「余暇」について考えてみよう。

仕事を忘れて、充実した余暇を

 サイオステクノロジー CTOの山﨑靖之氏は、余暇の重要性を次のように説明する。

 「わたしが日頃の仕事のやり方で大事だと考えていることは、仕事と余暇の切り替えです。これは、単にうつ病防止ということではなく、仕事の効率アップにも繋がると考えています」

 ITエンジニアは忙しい。それに加え、納期のプレッシャーや、プロジェクト内の限られたメンバーとの閉鎖的なコミュニケーション環境が原因で、精神的に追い詰められてしまうことが多い。だからこそ、貴重な余暇は「仕事を忘れるべき」だと筆者は説く。

 『Daily kasvua -日々研鑽-』のSHiN.氏は、休暇の過ごし方として「写真」や「音楽」を挙げている。重要なのは「『これは(自分にとって)いいことだ』と思ったら、やってみる」ことだという。彼の場合は、それが写真や音楽だった。あなたも、もし休みが取れたなら、その時間は仕事を忘れ、「自分にとっていいこと」をやってみてほしい。

余暇を生み出すためのLifeHack

 ……そろそろ、こんな声が聞こえてきそうだ。「余暇が大事なんて分かってる。でも仕事が忙しくて、時間がないよ」と。どうすれば、自由時間を捻出できるだろうか。

 プログラマのkwappa氏は「時間を捻出する手法として最も一般的なのは、睡眠時間を削ること」だと語る。とはいえ、それで体調を崩してしまっては本末転倒だ。なにより、家庭を持つエンジニアの場合、せっかくの余暇が「家族サービス」に消える可能性が高い。

 kwappa氏は「妻と同時に寝て、妻より早く起きる」ことで時間を捻出する、という方法を提案している。妻との関係を壊さずに、自分の時間を捻出するためには最適だ。kwappa氏はそうやって捻出した時間を、ブログやコラムの執筆、あるいはコミュニティ活動にあてるのだという。

 『ワーク×ライフ・エンジニアリング』の逆転仕事術氏は、仕事においても、家庭においても、「都合のいいひと」にならないようにしよう、と主張する。

 仕事であれば、何でも引き受けないで、ときには断る。家庭においては、自分の時間をすべて子供に取られないようにし、自分の時間を持つ工夫をする。多少、自分にわがままになった方が、余暇を作り出すことができ、結果として高いパフォーマンスを発揮できるようになるのだ。

 『地方からの戯言』のAhf氏は、結婚を期に「休日は家庭を優先」するようになり、必然的に「いかに平日だけで仕事をこなすか」を考えるようになったという。絶対に土日に仕事を残さないという強い意思をもって、日々の業務効率化を意識するようになったというAhf氏。余暇を作るための最大のLifeHackは、家庭を持つことなのかもしれない。

人間関係も切り分けるべき?

 最後に、頑張って捻出した「自由時間」の使い方について、別の視点からも見てみよう。ホリススム氏は、「仕事とプライベートの境界線」についてコラムを書いている。「仕事上で知り合った人と、プライベートでどこまで付き合うか」ということである。

 筆者は「最近、仕事での関係がプライベートに及ぶことが少なくなった」と語る。昔は同僚や上司・部下と飲みに行ったり、会社のイベントが企画されたりということが多かったが、最近は仕事とプライベートとの間に線を引く人が増えたように感じる、と筆者は少し寂しそうだ。

 前述の通り、休日は会社の仕事を忘れてリフレッシュした方がいい、というのは確かだ。ただ、人間関係まで「会社を忘れる」のがいいのかどうかは、分からない。

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