仕事を楽しみ、学びを楽しめ――「楽しむ力」を考える
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、編集部の独断と偏愛によって選んだコラムをテーマ別に紹介していく。今回のテーマは「仕事や勉強を『楽しむ』」。
仕事も勉強も、せっかくなら楽しみたいもの。エンジニアライフのコラムの中から、「楽しむこと」にまつわるコラムをピックアップした。
エンジニアの4つの楽しみ
@IT自分戦略研究所で『仕事を楽しめ! エンジニアの不死身力』という新連載を始めたITコーチの竹内義晴氏は、自身がエンジニアだったころの仕事の楽しみを4つ挙げている。
- 個人の力量が評価される喜び
- 技術力を身につけていくことの楽しみ
- 顧客と直接、接することの楽しみ
- チームで作ることの楽しみ
連載では、「好きな仕事を楽しむ」ためのヒントを書いていくという竹内氏。ぜひ期待してほしい。
つまらないプロジェクトはハックして楽しめ!
『プロトタイプ開発の日々』の かるたや氏の提唱する「3つの心得」は下記の通り。 「つまらないプロジェクトは、義務感で取り組むより、『プロジェクト自体をハックしてやる』という気持ちで臨んだ方が楽しい」とかるたや氏は語る。残念なことに「つまらないプロジェクト」にアサインされてしまったというエンジニアの方は、「3つの心得」を実践してみてはいかがだろうか。 『明日への希望、エンジニアのひとりごと』の大久保仁氏は、新入社員研修の講師を務めた際、大切だと思ったことを「5カ条」にまとめている。この中に「仕事を楽しむこと」にまつわる項目が含まれている。 新人のうちに、仕事の中で実力をつけていくことが、後々のエンジニア人生に大きく影響する。人生の中でとても長い「社会人としての時間」を楽しく過ごせるかは、若いころの地道な努力の積み重ねがあってこそだ、と大久保氏は主張する。 新人教育に携わる機会があれば、スキルだけでなく、「努力することで仕事を楽しめるようになる」ということを教えてあげると良いだろう。 仕事だけではなく、勉強も楽しみたい。学生時代の勉強を思い返すと「つらかった」という人が多いかもしれないが、勉強とは本質的に楽しいものである。 英語を勉強している『It’s Party Time!』のあずK氏は、「楽しもうとする力」を身に付けたい、と語る。あずK氏は直近で仕事に英語が必要となっているわけではない。それにもかかわらず、英語の勉強が継続しているのは、単純に「楽しいから」だという。 仕事も勉強も、「楽しい」ならモチベーションが上がり、続けられる。英語学習以外にも「楽しもうとする力」を発揮したい、というのが現在のあずK氏の考えだ。 『オブリガート ~感謝されるテストエンジニアになる~』の第3バイオリン氏は、「知るを楽しむ」という姿勢を大切にしている。たとえそれが仕事には関係のない雑学であったとしても、「好奇心を持って調べ、新しいことを知る」というプロセスが楽しければ、それでいいではないか。それに、もしかすると、いつか仕事に役立つかもしれない。 ITの世界は、どんどん新しい技術が生まれていく。好奇心を持って、「知るを楽しむ」姿勢は、エンジニアにとって不可欠な才能ではないだろうか。 仕事を楽しみ、勉強を楽しむ。「そんなにうまくはいかない」と思わず、「楽しんでみよう」という姿勢を忘れないでほしい。あなたは、いまの仕事や勉強を、楽しんでいますか?
仕事を楽しむため、若いうちに実力をつけるべし
学ぶことは、楽しいことだ
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