@IT自分戦略研究所 編集部が独断と愛によって選んだ「テーマ別コラム」をピックアップして紹介します。

仕事を楽しみ、学びを楽しめ――「楽しむ力」を考える

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 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。

 ここでは、編集部の独断と偏愛によって選んだコラムをテーマ別に紹介していく。今回のテーマは「仕事や勉強を『楽しむ』」

 仕事も勉強も、せっかくなら楽しみたいもの。エンジニアライフのコラムの中から、「楽しむこと」にまつわるコラムをピックアップした。

エンジニアの4つの楽しみ

 @IT自分戦略研究所で『仕事を楽しめ! エンジニアの不死身力』という新連載を始めたITコーチの竹内義晴氏は、自身がエンジニアだったころの仕事の楽しみを4つ挙げている。

  1. 個人の力量が評価される喜び
  2. 技術力を身につけていくことの楽しみ
  3. 顧客と直接、接することの楽しみ
  4. チームで作ることの楽しみ

 連載では、「好きな仕事を楽しむ」ためのヒントを書いていくという竹内氏。ぜひ期待してほしい。

つまらないプロジェクトはハックして楽しめ!

 『プロトタイプ開発の日々』のかるたや氏は、「仕事を楽しむための3つの心得」を紹介している。かるたや氏はマクシム・ゴーリキーの「仕事が楽しみなら人生は極楽だ。仕事が義務なら人生は地獄だ」という言葉を引用し、「同じ仕事をするなら、楽しまなければ損」だと説く。

 かるたや氏の提唱する「3つの心得」は下記の通り。

  1. 未経験の作業に取り組むべし
  2. 自分の作業を効率化すべし
  3. 他人のプログラムを丸裸にすべし

 「つまらないプロジェクトは、義務感で取り組むより、『プロジェクト自体をハックしてやる』という気持ちで臨んだ方が楽しい」とかるたや氏は語る。残念なことに「つまらないプロジェクト」にアサインされてしまったというエンジニアの方は、「3つの心得」を実践してみてはいかがだろうか。

仕事を楽しむため、若いうちに実力をつけるべし

 『明日への希望、エンジニアのひとりごと』の大久保仁氏は、新入社員研修の講師を務めた際、大切だと思ったことを「5カ条」にまとめている。この中に「仕事を楽しむこと」にまつわる項目が含まれている。

 新人のうちに、仕事の中で実力をつけていくことが、後々のエンジニア人生に大きく影響する。人生の中でとても長い「社会人としての時間」を楽しく過ごせるかは、若いころの地道な努力の積み重ねがあってこそだ、と大久保氏は主張する。

 新人教育に携わる機会があれば、スキルだけでなく、「努力することで仕事を楽しめるようになる」ということを教えてあげると良いだろう。

学ぶことは、楽しいことだ

 仕事だけではなく、勉強も楽しみたい。学生時代の勉強を思い返すと「つらかった」という人が多いかもしれないが、勉強とは本質的に楽しいものである。

 英語を勉強している『It’s Party Time!』のあずK氏は、「楽しもうとする力」を身に付けたい、と語る。あずK氏は直近で仕事に英語が必要となっているわけではない。それにもかかわらず、英語の勉強が継続しているのは、単純に「楽しいから」だという。

 仕事も勉強も、「楽しい」ならモチベーションが上がり、続けられる。英語学習以外にも「楽しもうとする力」を発揮したい、というのが現在のあずK氏の考えだ。

 『オブリガート ~感謝されるテストエンジニアになる~』の第3バイオリン氏は、「知るを楽しむ」という姿勢を大切にしている。たとえそれが仕事には関係のない雑学であったとしても、「好奇心を持って調べ、新しいことを知る」というプロセスが楽しければ、それでいいではないか。それに、もしかすると、いつか仕事に役立つかもしれない。

 ITの世界は、どんどん新しい技術が生まれていく。好奇心を持って、「知るを楽しむ」姿勢は、エンジニアにとって不可欠な才能ではないだろうか。

 仕事を楽しみ、勉強を楽しむ。「そんなにうまくはいかない」と思わず、「楽しんでみよう」という姿勢を忘れないでほしい。あなたは、いまの仕事や勉強を、楽しんでいますか?

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