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TOEIC 600点への道 2009番外編:「僕が英語を学ぶ理由」

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エンジニアライフ 11月のお題:「プラスアルファで獲得したい○○スキル」

 何ということでしょう。TOEICの連載中にタイムリーなお題ではありませんか。

 ただ、いくら連載中だからとはいえ、「英語スキルは獲得すべきです!!」とズラズラ書くのも面白くないので、今回は番外編として、連載初回に書いた、「自分の英語スキルのスペック」の補足をしながら、上記のテーマについて書きたいと思います。

■物心ついたときから

 まだ小学校に入る前から、算数や英語を勉強していました(普通の幼稚園に通い、普通の公立小に行ったので、いわゆる「お受験」のためにではなく、教養として)。算数は家でドリルを解き、英語は幼稚園で英語教室が開かれていたので、それに参加して勉強していました。

 実際は勉強を「させられていた」のかもしれませんが、小さい頃から数字は好きだったので算数の勉強は苦じゃありませんでしたし、英語も楽しかったどころか自ら進んで勉強していた記憶があります。本屋でいい教材を見つけて「買って! 買って!」とせがんでいたのも覚えています。

 小学校に上がってからも英語を続けたかったので、小学生向けの英語教室に通っていました。今もあるかわかりませんが、旺文社のLL教室です。黄色いバッグが懐かしいです。

 LL教室には中学2年くらいまで通っていたものの、紆余曲折あり、同じ塾の算数・数学教室(英語と数学の教室が上下階に分かれていました)でずっと教わっていた、尊敬していた先生が辞められてしまったことがトリガーとなり、両方の教室を辞めることになりました。それ以来、塾で学ぶということはしませんでした。

 中2で塾は辞めたものの、中3の英語までは何とかついていけました。現在完了とか関係代名詞とか、危なかった記憶もありますが……。

■高校以降、一気に苦手になる

 ただ、学習塾というのは必要なんだなあ、と、今にして思うのですが、高校に入っても塾には行かなかったためか、数学も英語も授業についていけなくなりました。せっかく子供の頃から楽しんで勉強していたのに、この頃から英語は、嫌いな科目になりました。

 とりあえず英検を持っておけば、将来働くときに有利かなと思って、高校・大学時代と英検の勉強はそこそこしました。あくまで「そこそこ」なので、準2級も2級も、何度も落ちました。2級に至っては、筆記も面接も「ほぼヤマ勘」(笑)なので、手応えも何もあったものではありませんでした。

 あと、やはり就職に有利かなという理由で大学時代にTOEICを受験した経験はありますが、400点前半しかスコアが取れなかった上に、(当方、花粉症もちですが)スギ花粉の時期に受験しまして、リスニングの時に周りに気を遣って鼻をすすらないように努力していたら、鼻が詰まりだしてボーっとしてきてリーディングの問題を解いている場合ではなくなっていたので、「問題も多いし難しいし。試験を解くのが辛いから、もう二度とTOEICを受験するか」と決めました(苦笑)。

 研究の関係で英語論文に触れることもありましたが、読んでもわけがわからず。にもかかわらず、大学・大学院時代と、英語力を上げようとはほとんど思いませんでした。

■なぜ、今、再びTOEIC受験を決めたのか

 現在の仕事でも、別に英語は必要はありません。たまに検索結果で英語サイトが出てきて、仕方なく読んで、やっぱりわからない(笑)の繰り返しでした。では、なぜ急にTOEIC受験を決めたか、といいますと、初回にも書きましたとおりで、

 iPod touchを買った→iPhoneアプリには英語学習のアプリも多い→これらを使えば、安上がりで英語が勉強できるのでは→せっかくだからエンジニアライフのネタにしたら面白いかも!

 そんな流れです。単純すぎですね……。

 エンジニアライフで受験を宣言することは、「辞めたくなっても後には引けない」リスクを背負うことになるので、本当にコラムのネタにするか悩みましたが、「面白いかも!」の気持ちが勝り、現在の連載に至っています。実際、今、英語を勉強するのが楽しくて仕方ないです。

■本題:「プラスアルファで取得したいスキル」

 ようやく本題です。では、自分が思う「プラスアルファで取得したいスキル」は何か。それは、「楽しもうとする力」だと思います。

 本当は「楽しく学ぶ力 ⇒ 楽習力」なんていう言葉を考えましたが、すでにいろいろな方が提唱なさっているようなので、さも自分が考えたかのような言い方は止めました(笑)。

 海外で仕事をする、海外の方を相手に仕事をするといった機会や強い意欲があれば、英語学習のモチベーションは続くと思いますが、そういったものがない、つまり勉強しても使わないから意味がない環境では、勉強意欲は出ない(続かない)かと。普通であれば。同様に自分の環境も英語は今必要ではない上に3日坊主の自分がこうして3、4週間と英語学習が続けられているのは、

  • iPod touchでの英語の勉強が楽しいから
  • 英語学習に関するコラムを書くのが楽しいから
  • 同じくTOEIC受験を予定している方々とコメント欄で情報交換ができて楽しいから

 といったように、「楽しいから」続けられているのかな、と。

 子供の頃に英語を学びたくて仕方なかったのも「英語が楽しいから」でしたし。

 このコラムのタイトルも、以前書いたように「ポップンミュージック」というゲームが好きだから、というのもありますが、「IT業界は『3K』といわれているなど、大変な環境ですけど、それでも楽しく仕事をしたいですよね」という気持ちを込めてつけています。あずKの半分は「楽しいことをしたい気持ち」でできているので。って、子供かよ、て感じですが……。

 勉強に限らず、仕事とかいろいろなことを「楽しもうとすること」というのは大事なのではないかと思います。嫌々やるよりも、「こうしたら面白そう」と考えて工夫して楽しむことで、スキルもアップし、ひいてはメンタルケアにも繋がるのではないでしょうか。

Comment(4)

コメント

組長

おはようございます。

高校時代に単語の暗記を怠ったが為に、受験英語から脱落しました。バカなことした・・・。結局、ある程度は暗記が必要ですしね。未だに単語力の無さが災いとなり、取れるはずの点が取れてなかったり、言いたいことが言えてなかったりします。笑

楽しく単語を覚えられる方法を模索中ですが、ゲームを使ったり、あずkさんに教えていただいたサイトで日記を書いたりする中で、自然と身について行くのが理想ですねー。財テクして、また海外へ武者修行に行きたいです。英語でないとコミュニケーションが取れない状況や、友達が作れたらしめたものですね。笑

あずK

組長さん>
コメントありがとうございます。

> 高校時代に単語の暗記を怠ったが為に、受験英語から脱落しました。

わかります。自分もそうです。
「丸暗記」というものが大嫌いだったので(苦笑)。

次のコラムが「単語編」なので、そちらの方で詳しく書きました。
今の勉強「は」(笑)、頑張って暗記しています。
「句動詞って何なんだ一体、第一、前置詞の意味とかけ離れてるし」
と文句を垂れておりますが…。
#難しい動詞を使わずに済む、日常会話的な表現手法らしいですね、句動詞って。

> 財テクして、また海外へ武者修行に行きたいです。

自分も行きたいですね、海外。
TOEICで700点超え(英検準1級の合格)が達成できれば、
堂々と行けるかなあ、と。
そのためにも、精進したいです。

まだ若い人

こんばんは。

「好きこそものの上手なれ(?)」とかそんな言葉がありましたっけ。
好きでやってる人は強いですよねー。

英語はいまだに「好き」とは思っていないですが、
「俺は一生英語を使わん!」とは思わないようになりました。
まあ、英語を使えるようになって、出来ることが増えれば
好きになっていくのかなーと思っています。

私は海外に行って、英語でプレゼンやって、質問にバリバリ答えて…
とか、そういう事を「妄想」すれば、楽しくなってやる気が出てきます。
自分なりの「やる気のもと」を見つけられればしめたものですよね。

あずK

まだ若い人さん>
コメントありがとうございます。

大学くらいまでは、
履歴書を良くするため、という目的しかなかったです、自分の場合。
なので、英語、特に単語を覚えるなんて苦痛でしかなかったです。
それが最近では、本文に書いたみたいに、楽しくて仕方ないので、
英語学習を頑張れています。

まあ、「楽しいから今それをやってる」ばかりじゃなくて、
色んな経験をしなさいよと、先輩に忠告されたことはありますが…。

> 私は海外に行って、英語でプレゼンやって、質問にバリバリ答えて…
> とか、そういう事を「妄想」すれば、楽しくなってやる気が出てきます。
> 自分なりの「やる気のもと」を見つけられればしめたものですよね。

いいですねー妄想。僕も好きです(笑)。
英会話ハンドブックを見ずとも旅行して話してる様とか妄想してます。
そういう「やる気のもと」は、凄く必要だと自分も思います。

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