介護が終わって思うこと
定期的な更新を再開するにあたり、仕事のことやITのことなど書きたいことがありますが、当面の数記事は、ここ2年くらいの話をしていこうかなと。
まずは...いきなりデリケートな話で恐縮ですが...。
今から約2年半ほど前に、実父が亡くなりまして。心筋梗塞で。誰かが見ていたわけではないので医師や警察の見解ですが、冬の寒い夜に、大好きだったお風呂から出ようとして...だそうで。
転職したばかりの会社を介護を理由に辞めて個人事業主になって5年弱、という時期で突然に介護が終わりました。
といっても、実父の様子から察するに「いつ『そういうこと』が起きてもおかしくないかな」と思っていたので、日常的なことはホームヘルパーさんに任せつつも、最後の1年間は毎週月曜日に必ず実家へ帰っていました。父のそばにいつつ、余裕があれば父の横でノートPCを開いて請け負っていた仕事をしつつ。夜になったら帰宅して、と。
同じ県内とはいえ、自分の家の車を走らせても2時間ほどかかる場所。毎週の実家通いは辛かったです。正直、イライラが募って「なんでこんなに大変な思いをしないといけないのか。はやく○んでくれないかな」と思ってしまうこともありました。週1で通うのは自分で決めたことなのに。
ただ、父の晩年を、そうやって自分なりに頑張って寄り添ったので、介護状態になってからについては後悔は無いです。やりきったかなって。元気なうちに「もっといろいろとできたかな」とか「1人目の子供を見せられなかった」とか残念に思うことはありますが、言い出したらキリがないので。
親がお若い方もいらっしゃるかもしれませんが、就職してからの親って、いつ何があってもおかしくないと思います。失礼を承知で書きますが、軽いけがでも歩けなくなるかもしれませんし、僕の実父のように脳梗塞から一気に認知症が進む可能性もあります。今、仕事を頑張っている方々は、親のことで極力後悔が少なくなるようにしてほしいです。
正直、そんなことを言われてもピンと来ないという方のが多いかなという気もしています。親が元気なうちは、あまり親のことは考えず、仕事を頑張ったり自分の趣味を楽しんだりしがちですから。僕がそうでしたし。でも、人生において何が大事か、自分としての優先度をつけて、後々後悔しないようにした方が...と、親を亡くした身としては思うわけです。