エンジニアなのに勝間和代さん(その4:上手にわがままになる)
皆さん、「いいひと」ですか?
(そういえば、『いいひと。』っていうマンガが昔ありました。知ってます?)
この「いいひと」、皆さんの周りにいる方はどういった人でしょう?
- 頼み事をしてもいやがらない
- 怒らない
- よくおごってくれる
これって、あなたにとって「都合のいいひと」だったりしませんか?
さて、今回の「現場の実践ワークライフバランス」では、
「エンジニアなのに勝間和代さん(その4:上手にわがままになる)
~いい人になりすぎず、自分も相手も大事にする~」
を実行してみました。全7回の第4回目です。
「いいひと」を逆転した「わるいひと」ではビジネスに支障が出ちゃいますので、「わがまま上手なひと」になってみました。
今回、「いい人になりすぎず、自分も相手も大事にする」ためにしたことは次の通りです。
●ワーク・エンジニアリング(仕事術):
- ときには断る!
【before】
30代半ばになったのに、若いときのまま、雑用から何から一切断らずに仕事をしていた。気がつけば、自分の仕事はどんどん増え、上司や部下の仕事までこなしていた。
【after】
自分でなくてもできる仕事は違う人に振るようにうまくかわした。適材適所で自分も周りも仕事が効率的に回るようになった。
●ライフ・エンジニアリング(生活術):
- 自分のすべての時間を子供に取られないようにする
【before】
休日は子供と一緒にママを含めて全力で遊ぶ。すると、疲れすぎて家事が回らなくなる日が多かった。
【after】
休日の午前中はみんなで遊ぶ。でも午後はママとうまく分担して子供を含めてそれぞれが「自分タイム」を持つようにした。
実は、スタートする前、「わがまま上手なひと」になることにとても抵抗がありました。
社会人にもなってわがままを通していいのかっていう葛藤が……。
それでも実行。
「失敗しても得る物は必ずある!」と、半ばヤケクソ気味での実行です。
まずは、ワークについて。
こちらは、推進すればするほど、なんだか自分だけズルしているような気持ちになります。
周りも今まで任せていた仕事(雑用)を急に断られるようになったため、いい気持ちではなかったようです。
変わったのは、1週間過ぎたところ。
自分自身が「これは自分がやることがベストか」を考えたように、相手も「これはこの人に頼むことがベストか」考えるようになりました。
こういうスタイルの「プチ業務改善」を現場から実践できたのは、自分にとっても周りにとってもよかったと感じています。
続いて、ライフについて。
こちらは、子供が幼稚園に入園して成長したということもありますが、「自分タイム」には子供も1人で本を読んだりしています。
はじめは5分も持たなかったのですが、徐々に時間が伸びていきました。
いまでは30分ぐらいではありますが、「自分タイム」をそれぞれで持つことができました。
家族が別のことをしていても、同じ部屋で過ごすのであれば、それもまたいいものだと思います。