エンジニアなのに○○○。あなたはどうです? 一緒に考えましょ!

プラスアルファで獲得したい16のスキル(9)~(12)

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 「遅いよ、いつまで調べてんだよ!」

 って怒られたことありませんか?

 IT業界は日進月歩といわれる以上に日々、新しい技術が登場してきます。研究職であればいいのですが、そうでない場合、いかに早く情報収集するかが、重要となります。

プラスアルファで獲得したい16のスキル(9)「収集力」

Syuusyuu      

 

 今回のスキルは「収集力」、特に情報を集めるスキルです。

 時代はインターネット社会になり、

 「情報を大量に知識として持っている人」よりも、「情報を的確に収集して持っている人」がデキる人となります。

 「インターネットで検索すればいいでしょ? だったらカンタン!」と感じた方、アマいです。

 収集力に長ける人は、そのスピードが尋常ではありません。

 なぜかというと、調べて収集した情報は、そのままだと役に立ちませんから。つまり、これだけ情報が多いと、どの情報が正しく、役立つかの見極めが必要になるんです。と、今回はここまで。

 次回のスキルは「収集力」にさらに磨きをかける「分析力」です。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

「なんで、そういう結論になるの?」

 って言われたことありませんか?

 仕入れた情報をそのまま相手に発信して、そこから結論付けてしまうと、相手に理解してもらえないままになることが多いです。

 では、どうしたらいいのでしょうか?

プラスアルファで獲得したい16のスキル(10)「分析力」

Bunseki      

 

 情報化社会となり、その情報は正誤の見極めが非常に難しくなります。

 例えば、googleで次の用語を検索します。

 「分析力

 そうすると、1300万弱の結果が出てきます。この結果から、さらに情報を絞り込んでいきましょう。そうですね、「エンジニア」に関して絞りこみましょう。

 「分析力 エンジニア

 すると、60万弱まで結果が絞り込まれました。

 こうやってどんどん絞り込んでもいいのですが、デキるエンジニアはすでに限界を知っています。

 というのは、この検索結果には、ほとんど参考にならない情報も含まれており、それをデキるエンジニアは知っているんです。じゃあ、まったく関係なさそうな絞り込みをしましょう。

 「分析力 エンジニア 平井堅

 どうですか? 結構な数でしょう。こういう情報も含まれているんですね。

 情報の「収集」と「分析」はセットなのですが、「収集」した情報の中にはこういう内容も含まれるので、さっさと切り上げて、それを「分析」するのに時間を費やします。

 具体的な分析方法は、フレームワークを使って学ぶのが一番のようです。それに役立つ本をいくつか紹介します。

『思考のボトルネックを解除しよう!』

『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』

『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践』

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 「がんばれ、オレ!」

 ってピンチの時にエールを送ることありませんか?

 仕事でもプライベートでも最後までやり遂げるのはなかなか大変です。ちなみに、今回のスキルはわたしに最も欠けているスキルだと以前、言われたことがあります。

 ただし、それはデキない人から言われることが多く、デキる人から1回も言われたことがありません。

プラスアルファで獲得したい16のスキル(11)「執着力」

Syuutyaku      

 

 はじめにいうのも何ですが、「執着力」は16のスキルで個人で最も不要なスキルです。

 理由は1つ。

 1つは、デキるチームリーダーやデキるプロジェクトマネージャが、組織の「執着力」がないことを嘆くことがあっても、個人の「執着力」を求めることがほとんどないからです。

 それを個人に求めてしまう場合、部下は自分を責めすぎてしまいます。要は頑張りさせすぎです。

 度合いにもよりますが、逃げとして、人のせいにすることも時には必要だとわたしは思います。

 そして、もう1つ「個人で最も不要なスキル」としたのは……。

このスキル、16個の中で、唯一の個人スキルではなく、組織スキルなのです。例外はありますが、お客様にシステムを導入する場合、チームで対応することがほとんどです。その場合、チーム一丸となって取組む必要があります。

 このスキルに長けるデキるエンジニアほど、チームで執着力を付けるようにテコ入れを随所にしています。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 「こいつは、メールで何がいいたんだ!」

 って思ったことありますよね?

 理系出身のエンジニアの中には、文章作成を苦手とする人がわりにたくさんいます。でも、エンジニアをしていると、文章を書くということは避けられません。

 メールでもそうですし、議事録、報告書、提案書、納品書と実に多く文章にしなければいけないものがたくさんあります。 

プラスアルファで獲得したい16のスキル(12)「文章力」

Bunsyo      

 

 自分が文章を書いて提出することが多い反面、他の人の文章を見る機会も多いと思います。

 自分が文章を見るケースでは、「こいつは何を書いているんだ?」というパターンか、「この人の文章はすごくわかりやすい!」のいずれかに分類されると思います。

 それを分けるのが「文章力」のスキルとなります。

 それでは、具体的に「見積もりを来週末に出してほしいとき」のメールを例に見てみましょう。

  • Aさん「見積もりを来週末に出していただければ幸いです。難しければ今週水曜日までに相談いただければと思います」
  • Bさん「見積もりを来週末に出していただけますか? 難しければ今週水曜日までに相談してください」

 皆さんは、どちらが読みやすいですか? 不思議なことに、書き手はAさんの方が読みやすく、読み手はBさんの方が読みやすいです。

 この違いを学び「文章力」を身につけるには体感するしかありません。

 「文章力」のスキルに長けた人が社内にいなくても、社外に目を向けると必ずいます。

 そういう人と仕事をするチャンスがあれば、案件がクローズするまでメールのCCに入れてもらい、勉強させてもらいましょう。

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