エンジニアなのに○○○。あなたはどうです? 一緒に考えましょ!

エンジニアなのに勝間和代さん(その3:自分をGoogle化する)

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 皆さんは気合いで乗り切れた案件、いくつ覚えていますか?

 それは皆さんの周りの方(チームメンバーやお客様)にとって、幸せな案件だったでしょうか?

 世の中、気合いで乗り切らなければいけないこと、確かにあると思います。でも、毎日が気合いばかりだと、心身ともに疲労し、さらには品質が低下してしまいますよね。

 さて、今回の「現場の実践ワークライフバランス」では、

「エンジニアなのに勝間和代さん(その3:自分をGoogle化する)
  ~意志の力に絶対に頼らず、仕組みをつくる~」

を実行してみました。全7回の第3回目です。

 「自分をGoogle化」するというのは、「Googleの社員さんのようになる」っていうことではありません(このフレーズを見たとき、わたしは最初そう思っていました)。

 勝間さんは次のように定義しています。

 いろいろな自分にあった仕組み作りを、ITや他の力を使いながら行っていくこと。

 今回、「自分をGoogle化する」ために「仕組み作り」をしたことは次の通りです。

ワーク・エンジニアリング(仕事術):

  • 「人財みしゅらん」を作る

【before】

 嫌いな人は嫌い。そこで人間関係が終わっていた。また、部下には「叱る」指導、協力会社にはクレームが中心だった。

【after】

 案件の終了時には「人財みしゅらん」を作成する仕組みを作った。それにより、個人では嫌いな人でも、どこか光るところがないかを常に探すようになり、また、「叱る」から「褒める」マネジメントができるようになった。

●ライフ・エンジニアリング(生活術):

  • 育児を仕組み化する

【before】

 育児に振り回されてしまい、自分の時間がパパもママもまったくとれなかった。

【after】

 育児を仕組み化した。パパでもママでも同じように育児ができるベースができ、次第に自分の時間ができるようになった。

 まず、 「人財みしゅらん」の項目は次の6つです。

  • 社名
  • 名前
  • 立場
  • 助かったこと
  • 困ったこと
  • 今後に期待すること

 これを案件ごとにExcelのシートで分けます(よければ画像を参考にしてください)。

Photo_4

 最初は星を1から3までつけていたのですが、実際には星0個という状況もあり、そもそも星の数の判断に迷う時間がもったいないこともあり今はやめています。

 上司からは、星をつけると

  1. 本文を読まなくなってしまう
  2. 客観性に乏しい

という2点、指摘を受けました。

 すべての項目について、空欄はダメというのがルールです。そうすると、項目の「今後期待すること」がある限り、叱ったりクレームすることの意味のなさを痛感します。

 で、どう変わったかというと、この「今後期待すること」を褒めることで引き出す『褒めるマネジメント』をするようになりました。

 自分自身が会社で褒められることがほとんどなかったので、当初はすごく苦痛でした。でも、これが継続できたのも「仕組み化」のおかげです。

 一方で、育児に関して。例えば、ミルクの冷まし方についてです。

 今までは感覚に頼っていたのですが、これを夫婦で考えて仕組み化をしました。

 500ccの計量カップに氷水を入れて、夏場は2分50秒、冬場は2分30秒で適温になります。キッチンタイマーを使えば、冷ましている間に明確な隙間時間が出来ます。

 他にも、洗濯を夜にするようにしました。

 浴室乾燥を使えば翌朝には乾いているので、朝起きたら、一部はたたまずにそのまま使います。これで、たたむ時間を自分の時間にできます。 

 仕組み化は試行錯誤することが大切です。時には失敗もしますが、その失敗を糧にしないと自分に合ったものは見つからないことが実体験でよーく分かりました。

Comment(4)

コメント

popo

こんにちは。お邪魔します。

「人財みしゅらん」ですか表にしてアウトプットするというのがいいですね。
頭の中にはあの人はこれが得意などの情報があったりはしますが・・・・
私の場合ずっと外注で外に出ていたので、
逆転さんとは違う立場かもしれませんが、
逆に期間限定の仲間なので、
好き嫌いというよりは、メリットのほうを多く見つけるようにしていました。
いやな現場でも長くて2~3年で早ければ3~6ヶ月ってところですから、
好き嫌いで人と接しているといろいろ損をすることのほうが多かったのです。
個人的にはうまが合わないし、好きではないのだけれど、
これを聞くのはあの人しかいないとか、
あの人のああいうところは見習うべきだなとか、
自分にとってメリットがあるときには大いに活用させていただいた気がします。
もちろん、私自身も仕事面では大いに利用されましたし。
でも、それは外注という働き方の中では私にとって一番楽だったような記がします。
仕事だけのつながりですが、
逆に仕事の時には感情的な好き嫌いは除外して誠心誠意お付き合いすることで、
うまく仕事が回るのならそれが一番だったからです。
頭を下げることで仕事がうまく回るなら、頭ぐらい下げますよ?という感じで。(クワトロの気分)

しかし、
>500ccの計量カップに氷水を入れて、夏場は2分50秒、冬場は2分30秒で適温になります。

これは目からウロコでした。
いや・・至極当たり前な気もするのですが、
科学的でわかりやすくていいですね。
私は料理するときにキッチンタイマーを活用することによって
心に余裕ができましたが、それと同じ原理なのでしょう。
また、うちでは、洗濯物置き場に色違いのかごを5つ用意して、
それぞれに入れるものを決めています。
そうすることで、そのかごがいっぱいになったら
そのかごの中身を洗濯する事で、
ちゃんと分け洗いができるようになっています。
こういうのも仕組み化ですかね(笑)

一日の中で時間を決めて仕組み化するというのは
いろいろゆとりができていいのでしょうね。

popoさん、いつもコメントありがとうございます!
しかも、今回はとても気持ちの込めたあたたかいコメントをいただきまして感動です!!

私も入社2年目ぐらいのときは外部に出ていました。
外注ということではなく、作業で外部に行くって言われて、なぜそんなことにこだわるのかなぁって思ったら、2重派遣の問題だったと、今頃分かってきました。
確かに、好き嫌いでつきあうと、損することの方が多いですよね。
このことは今の新人さん・若手の方にも伝えたいです。
大学のサークルと同じ感覚で、好きな人としかうまく仕事ができないっていうのはもったいないですよね。でも、これは難しいことでもありますね。

popoさんのコメント見て、感動的だったのが
「誠心誠意お付き合い」
という部分です。
ノウハウやテクニックではなく、気持ちを伝えることを念頭に仕事をしていたので、ここに仲間がいたかっていうぐらい、感動的でした。

クワトロの気分、分かります。

育児は子供の好みにもよるので、あまりこれが正しいっていうデータがないように思います。
また、育児で効率的っていうのはなんか手抜きっていう見方もあり、不可侵領域のような感じも少ししています。
今回はキッチンタイマーをうまく使っていたのですが、このタイマーは、実は会議でも使っています。
自分が主催している会議はキッチンタイマーをうまく使って、テンポ良く、時間通りに終えるようにしています。
いろいろと応用できて、ホント助かりますよね、これって。

仕組み化っていうのは勝間さんのアイディアですが、おそらく、そこに行き着くまではいろいろ失敗されたんだろうなぁって思って今回実践しました。
そして、一方で、「ゆとり」とは人から与えられる物ではなく、自分で得る物だとも感じました。

組長

こんにちはー。

これ、めちゃくちゃ参考になります!!ありがとうございます。現在はしがない平社員ですが(笑)、ヘルプデスクとしてはベテランになってきたので、今後は徐々にプライングマネージャー的な方向で仕事するようにならないといけないと考えてます。が、後輩を個々の性格に合わせて自分がどう料理するか(面倒みるか)、ずっと考えてたので、エクセルシートは使ってみたいと思います!

逆転仕事術

組長さん、参考になったようで、こちらもとてもうれしいです!
後輩もやはり人なのでそれぞれの性格があり、先輩としては大変ですよね、気持ち、とってもよく分かります。
このエクセルシート、ぜひ組長さんなりにカスタマイズして使ってくださいね。

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