エンジニアなのに勝間和代さん(その5:Giveの5乗を実行する)
皆さん、プレゼントをもらうのは好きですか?
プレゼントをもらったら、そのお返し、きちんとしていますか?
「ギブ&テイク」という言葉があるように、人は何かをあげたら、その分、何かをもらいたい、そういう気持ちになります(マンガ「鋼の錬金術師」風にいうと、等価交換ですね)。
この「相手から見返りをもらいたい気持ち」をグッと抑えての「ギブの5乗」、すなわち「ギブギブギブギブギブ」をすることを勝間和代さんはお勧めしています(マンガ「鋼の錬金術師」風にいうと、不等価交換、かな)。
「エンジニアなのに勝間和代さん」第5回目(全7回)は、
「エンジニアなのに勝間和代さん(その5:Giveの5乗を実行する)
~情報と人脈に投資する~」
をやってみました。
今回、「情報と人脈に投資する」ためにしたことは次の通りです。
●ワーク・エンジニアリング(仕事術):
- 先読みでフォローフォローのGive5乗
【before】
トラブルは仕事につきものだとあきらめていた。いつ起こるか分からないトラブルに脅え、一端起きたらトラブルの収拾に振り回されていた。
【after】
どんどん先読みしていく。自分も周りもどんどんフォロー。すると、起こりそうなリスクは回避でき、起こってしまったリスクも最小限にできた。
●ライフ・エンジニアリング(生活術):
- その人に合いそうな本を贈る
【before】
誕生日や記念日にはネットで検索し、口コミで無難な物をプレゼント。途切れはしないが、うっすらな人脈しか形成できなかった。
【after】
頼まれてもいないのに、その人に合いそうな本を自分の観点で勝手に選び、勝手にプレゼント。その感想を聞くことでその人を短期間で詳しく知り、厚い信頼関係ができた。
まずは、ワークに関して。
これをやってみて分かったのが、思っていてもなかなかクチにしないし、行動に移さないこと。
それをまさに「有言実行」にしたのが今回したことです。
一見、口うるさいだけな人にもなります。でも、こういう人ってちょっと前の職場には必ずいました(おそらくは団塊の世代がこの役割をしていたのだと思います)。
将棋の羽生名人ではないですが、どこまで先を読むかがビジネスでも大切なことを身をもって知ることができました。
そして、ライフに関して。
本を選ぶ際には、口コミは一切参考にしないで、自分のみを信じました。
そうすることで自分の感性(目利き力)を磨くこともできました。
本の購入は、ネット書店ではなくリアル書店で。リアル書店は、新品本屋さんも使うし、中古本屋さんも使います。
中古本屋さんは、トレンドを知るにはとても良く、中には何かをもらうということにとても気を遣う方もいて、そういう場合は、
「いやいや、中古本屋さんでタダ同然で買ったから、気にしないで」
といって(金銭的にピンチなときには実際にそういう時もありましたが、ほとんどはちゃんと新品本屋さんで買っています)、受け取ってもらっています。
「どうしてその本を選んだか?」……この話から入ると、相手との壁がなくなり、本音ですぐに話し合うことができますよ。