エンジニアなのに勝間和代さん(その6:心と体の体力をつける)
皆さん、体力に自信がありますか?
体の体力に自信がある方、心の体力はいかがでしょうか?
「エンジニアなのに勝間和代さん」シリーズも、次回でおしまいとなりました。
第6回目(全7回)は
「エンジニアなのに勝間和代さん(その6:心と体の体力をつける)
~心には判断力を、体には筋力と持久力をつける~」
です。
副題の「心には判断力を、体には筋力と持久力をつける」はちょっと分かりにくいので補足します。
「体の体力は集中力の源。それをUPさせることで、決断力の源(心の体力)もUPさせる」
ということを目指します。
ゴホン……、カツマーのみなさん、お待たせしました! 勝間和代さんといえば、「自転車」。
カツマーさんの中には自転車通勤されている方も多いのではないでしょうか? 自分もその仲間入りしたいと思い、普段はまず運動しないエンジニアが
「そうだ、自転車で行こう!」
を(自分だけの)キャッチフレーズに、今回立ち上がります!
……決心したときは、まさかあんな大変なことが起ころうとは思っていませんでしたけど。
今回、「心と体の体力をつける」ためにしたことは次の通りです。
●ワーク・エンジニアリング(仕事術):
- 自分の範囲以上の判断をする
【before】
管理職でもないので、自分が仕事上判断することはほとんどなかった。それは自分の仕事ではないと割り切り、別にそれでも仕事は回っていた。
【after】
ビジネスをする上で自ら判断しないと回らない仕事が増えてきた。管理職でなくても「判断力」を身につけるべく、自分が仕事上判断できるよう仕向けた。
●ライフ・エンジニアリング(生活術):
- そうだ、自転車で行こう!
【before】
電動自転車で外出。バッテリーメーターを残量を目安に行動範囲も決まっていた。
【after】
電動自転車のバッテリーを外して外出。自分の体力次第で行動範囲はどこまでも。
まず、ライフ・エンジニアリングです。
うちは自動車がないので、移動はほぼ自転車。坂道が多い場所なので、子供を乗せての移動はホントに大変。それで、電動自転車を利用しています。ですが、それに頼っては体力は衰えるばかりなので。電動自転車のバッテリーを外して、移動することに。
「うひょー、こ、これはキビしい」
モーター内蔵しているのに、それが一切機能していない自転車。バッテリーを外すと常に充電モードになっているのか、ペダルがすごく重いです。油断すると、子供にも追い抜かれてしまいます。
「ん?」
気がつくと、その子供とヘンな競争になってるし…。
「負けるもんか!うりゃあぁぁぁーーー!」
!
あいたた!
……上り坂に差し掛かったときに、「肉離れ」を起こしました。
急いで自転車を降りて、痛みが治まるまでしばし休息。
「もうダメだ。勝間さん、ごめんなさい」
自転車は近くのスーパーに置いて、電車で家に。バッテリーを持ってきて、そこから電動で帰ったのでした。
続いて、ワーク・エンジニアリング。
「その件は事前に上司とも相談したので、わたしが判断します!」
これを合言葉に、自分の範囲以上の判断をするようにしました。
ビジネスでは自分に判断権限がないことがほとんどだと思います。
- 一般社員ならリーダーが
- リーダーなら課長が
- 課長なら次長が
- 次長なら部長が
- 部長なら本部長が
- 本部長なら経営者が
- 経営者なら株主さんが
- 株主さんなら世間が
……こんな感じで、自分で判断しなくても、まぁなんとかなるものです。
でも、自分で判断した方がよりよい仕事になるのも事実です。
実際には上司に相談せずに判断し、怒られても、
「ごめんなさい、なかなか話す時間がなく、でも上司の○○さんからきっと判断すると思ったんです」
といってどんどん前向きにチャレンジ。
結果、分かったことが2つあります。
- 判断のタイミング・リスク・大変さがすごく分かりました
- 体調が悪い時(肉離れ中)はいい判断ができない
特に2に関しては、勝間さんが言いたかったであろう「心と体の体力の相乗効果」を、幸か不幸か、実体験として学ぶことができました。