エンジニアなのに勝間和代さん(その7:セレンディピティを持つ)
皆さんは信頼できる仕事の仲間、いますか?
自社だけではなく、社外にそういう親友いますか?
さて、今回の「現場の実践ワークライフバランス」では、
「エンジニアなのに勝間和代さん(その7:セレンディピティを持つ)
~じゃんけん、じゃんけん、またじゃんけん~」
を実行してみました。全7回の最終回です。
「セレンディピティ」について、次のように勝間さんは説明しています。
「偶然の中から新しい幸せを見つける能力のこと」
その「偶然」はただ待っていてもやってきません。
じゃあ、どうすればいいのか?
まずはどんどんやってみること。
これを勝間さんは「じゃんけん、じゃんけん、またじゃんけん」と呼んでいます。
新しい幸せを見つけるためには、待っているのではなく、自分から動くことが必要ですってことですね。
今回、「セレンディピティを持つ」ためにしたことは次の通りです。
●ワーク・エンジニアリング(仕事術):
- 仕事で派生するいろいろな人に感謝する
【before】
仕事で出会った人を大切していたが、あくまでもビジネス上だけのお付き合いだった。
その人が異動となると、また一から関係を構築しなければいけなかった。
【after】
仕事で出会った人の上司や部下、家族に対しても感謝する(例えば、受注記念として、お客様の立場であるこちら、その人の上司や家族に花束を贈るなど)。
プライベートでもいろいろ相談に乗ってくれる仲間ができた。
●ライフ・エンジニアリング(生活術):
- 定時後にいろんな人に会う
【before】
毎日、充実はしていたが、競争相手がいなことからモチベーションがあがらないこともあった。
【after】
ビジネスセミナーになるべく参加。必ず隣の席の方など1人には声をかけるようにした。結果、同じ志を持つ仲間ができた。
まず、ワーク・エンジニアリング。
お祝いに、お客様から何かをもらうことはよくあると思います。別に物だけではなく、感謝という気持ちをいただくことだってあると思います。
この発想を逆転して、その人のがんばりを労(ねぎらう)う意味でも、こちらから何か贈るようにできるだけしていました。
これを広げて、その人が頑張れたのは上司や部下の仲間だったり、ご家族だったりすると考えて、そこに対しても何か贈り物をその人経由で渡すようにしています。
ただし、実践してみて得た物と失った物がありました。
- 得た物:結束力
- 失った物:自分の財布の中身
得た物は分かりますよね。
で、失った物は、自分のお小遣い。
この贈り物は営業でもなきゃ、役職もない自分の場合、当然、会社の経費で落ちないので、すべて自腹です。
でも、これをお金の「消費」ではなく「投資」と考えることで少し気持ちが楽になりました。
続いて、ライフ・エンジニアリング。
自分と同じ考え方やモチベーションが高い仲間と知り合うことができました。
ただし、人見知りをする人なので、なかなか話しかけるのが苦手。それも経験を多く積むしかないのかなぁと思って、いまも続けています。
7つのルールを素直に今日まで実践してきましたが、どれも簡単ではないようです。
それでもやったこと、実践して考えたことが大切なんだなぁって分かりました。