「できる範囲」と「できない範囲」の線引き
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ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。「どこまで対応すべきか」の考察、ドラクエで学ぶオブジェクト指向シリーズ第3回、海外の人と接するときのコミュニケーションのコツ、の3本を取り上げる。
- 足が速いことと対応力/できることとできないことを知れ
- ドラクエで学ぶオブジェクト指向(3) 勇者とモンスターは似たもの同士
- “アラサー”IT系女子と異邦人 -その2-
対応すべきことと、対応すべきでないことの線引き
客先常駐ヘルプデスクの神凪珀夜氏による『徒然なるヘルプ業務日誌』。今回は「何でも引き受けてしまう新人」のエピソードから、「できる範囲とできない範囲」について考える。
神凪氏が面倒を見ていた新人は、インシデントコールが入ると、どんなものでも丁寧に調べて対応しようとしていた。それは立派なことだが、客先常駐のヘルプデスクという形態なので、「分からない範囲」や「対応できない範囲」も存在する。
対応範囲外のものについては、何か起きたときに責任がとれない、と神凪氏は語る。できる範囲とできない範囲を調べるのが重要ではないか、というのが筆者の主張だ。
勇者とモンスターの共通項目として、Battlerクラスを定義する
フリーエンジニアのはがねのつるぎ氏による『フリーなスキル』。「ドラクエで学ぶオブジェクト指向」の第3回だ。
今回は、勇者とモンスターの共通項目として、Battlerクラスを定義するところから。勇者とモンスターはそれぞれ攻撃力、守備力、経験値、ゴールドなどの共通点があるので、共通要素を属性にする。
ただし、注意しなければならないのは経験値とゴールドだ。なぜなら、勇者にとって経験値とゴールドは獲得するものであるが、モンスターにとっては与えるものだからである。
相手の目を見て、ストレートに話そう
ヘルプデスクの組長氏による『“アラサー”IT系女子の来し方行く末』。今回は、海外の人とのコミュニケーションにおける「コツ」について。
組長氏はポイントとして下記の4点を挙げている。
- 相手の目をしっかり見て話を聞く
- シンプルかつ短い文章で話す
- 結論/自分がこれからやろうとしていることを先に言う
- 表情豊かに話す
無表情であったり、回りくどかったり、自信がないからと目を逸らしてしまうと、雰囲気が悪くなってしまう。相手の目を見て、少し大げさなくらいストレートに意思を伝えよう。
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・日米でPG年収に300万円の差? 海外転職のメリット
☆2010年4月の「おすすめエンジニアライフ」
・「何も考えない」技術者としてのあり方
・もしSEがドラッカーの「真摯」という言葉を読んだら
・後悔せずに生きるため、いまわたしは「無職」となる
・「できないこと」を調べる
・まずは勇者の定義から――DQで学ぶオブジェクト指向
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