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日米でPG年収に300万円の差? 海外転職のメリット

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 ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。「海外で働く」「海外で学ぶ」という、海外にまつわるテーマを扱ったコラムが2本登場した。ほか、新連載コラムを2本紹介する。

  • 海外ITエンジニアのメリット(待遇編)
  • インドでITトレーニング
  • Innovation “D” New!
  • その会話から考える New! 

海外プログラマの年収はいくら?

 海外で働いた経験を持つ鹿島和郎氏による『海外でも通用するエンジニアになる』。海外で働くことのメリットを、待遇から考える。

 日本で働くプログラマやSEの給料は、欧米圏と比較すると低いというデータがある。データにもよるが、日本のプログラマの平均所得はだいたい400万円台。対して、アメリカではプログラマの給料は700万円弱、カナダは600万円台。イギリスは約500万円である。鹿島氏は、データを用いて各国エンジニアの給料を比較している。

 また、海外の企業では、日本の企業よりも休暇を取りやすい、と山本氏は語る。これらの待遇から考えて、「技術志向の高い中堅エンジニアは、海外で働くことを視野に入れてもいいのでは」と、鹿島氏はアドバイスしている。

技術も英語も同時に、インドできっちり学び倒す

 シンガポールで働くエンジニア 山本保男氏による『アジアのソフトウエア開発現場にて』。技術を学びながら英語を取得する「インドでのIT研修」のすすめ。

 山本氏は英語学習について、「技術を学びながら『気が付いたら英語も身に付いていた』というような学習方法をすべき」と提唱している。その方法として山本氏が挙げたのは「インドでIT研修を受ける」ことだ。優秀なインド人講師が、英語を使ってみっちりと技術を教えてくれるという。

 山本氏は、2006年に4週間かけてインドでIT研修を受けた。値段はおよそ30万円。9時から17時までマンツーマンで授業を受けるため、否応なしに技術力と英語力が上がる。他の国から来たエンジニアたちと話もできるため、非常に実りの多い研修だったようだ。

 日本で働くエンジニアにとって、1カ月休みを取ることはなかなか難しいかもしれない。しかし、1カ月でエンジニアのレベルが一段アップするのはけっして悪い話ではない、と山本氏は勧めている。

【新連載】「設計事務所」技術者+プログラマになりきれないプログラマ

 最後に、新連載を2本紹介する。

 九州のベンチャー企業でSE圏営業企画として働く山無駄氏による『Innovation “D”』。これまでやってきた「設計事務所」という仕事について語る。

 山無駄氏は、「完走すること自体が奇跡」といわれた、超巨大プロジェクトにかかわってきた。役割は「設計事務所」。システムの企画からプロジェクトの進ちょく管理、システム移行やヘルプデスク管理までをこなす「コンサルタント+SIerのような何でも屋」だったと、山無駄氏は振り返る。今後は、「設計事務所」の詳しい仕事内容やプロジェクトについて考察する予定だという。

 もう1本、ひさぎ氏による『その会話から考える』がスタート。日常会話をピックアップしながら仕事とIT業界について考える。

 ひさぎ氏は、現在プログラマとして働いている。始発で会社に行き終電で帰るという生活を日々送っている。タクシー運転手との会話をとおして「この働き方はおかしいのではないか……」と、ひさぎ氏は自分を振り返る。

 「奇跡のプロジェクト」に「設計事務所」という一風変わった役割でかかわった山無駄氏。いろいろな人々の会話から考え方の相違を見つけようとするひさぎ氏。両者の今後の活躍に期待したい。 

 
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