「過程はいいからまず結果出して」が駄目なワケ
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。今回は、ベテランエンジニアの考える新人育成の心構え、勉強会を楽しくする方法、WindowsユーザーのMac転身の3本を紹介する。
- エンジニアは育つのか育てるのか
- オラクルでミラクル! Vol.2
- Macが婿にやってきた
「結果」ばかりでなく「過程」を評価せよ
20年の経験を持つにゃん太郎氏による『ソフトウェア開発に幸せな未来はあるのか』。若手育成の問題について考察する。
「ITエンジニアはもう自らは育たないのではないか」。にゃん太郎氏はコラムでこう問いかける。
昔は資料もツールも圧倒的に不足していて、何でも自分で調べて作っていた。しかし、現在はインターネットや検索エンジンなどの便利なツールを使って、「動きそう」「使えそう」なコードをすぐに見つけることができる。ソフトウェア開発の軸は、「自ら作り出す」のではなく「既存のものを上手に組み合わせて使う」にシフトしている。昔と違い、いまは若手エンジニアが「自ら育つ」時代ではない、とにゃん太郎氏は指摘する。
ならば先輩エンジニアはどうすればいいのか。「『横着なエンジニア』を育てないようにするには、結果だけではなく過程をきちんと評価してあげるべき」とにゃん太郎氏は語る。成長途中のエンジニアに結果のみを求め、できなかったら責めるような業界であってはならない。「そんな業界の未来は明るくないだろう」――日々、ソフトウェア開発の未来について考察する筆者の一言は重い。
楽しく勉強するための「ユーモア」というスパイス
日々SEとしての腕を磨くさとうかおり氏による『いっちょまえのSEになる! 元インストラクタの成長日記』。社内勉強会レポート、第2回。
さとう氏は勉強会「オラクルでミラクル」で、Oracleデータベースのネットワーク構成について学んだ。勉強会には、いくつかの楽しい工夫がこらされている。「究極の課題」を設定し、皆で難問に挑むのがその一例だ。宿題も「枝豆とたこわさとリスナーポート」や「ほっけの簡易接続焼き」など、面白いタイトルがついている。
これらの工夫は「楽しく勉強したい」という主催者の気持ちが表れている。まじめに勉強するだけではなく、ちょっとしたユーモアを大切にするのも、勉強会開催の重要なスキルではないだろうか。
Windowsユーザー、Macとハネムーン
テストエンジニアの第3バイオリン氏による『オブリガート ~感謝されるテストエンジニアになる~』。「Macはよく分からない」と語っていた筆者が、ついにMacの購入を決意した。
長いことWindowsユーザーだった第3バイオリン氏。勉強会参加のためにノートPCを購入する際、あえてWindowsではなくMacを選んだ。理由は2点あった。「普段からMacを使えば、いざMacの仕事が来たときに慌てずに済む」「同じものが2つあっても面白くない」。
「おめでとうございます。このMacBook Airはあなたに出会うために作られたのです」というメッセージに心を射抜かれたという第3バイオリン氏。日々、新年から、Macとの「新婚生活」を楽しんでいるという。
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