Macが婿にやってきた
こんにちは、第3バイオリンです。
新年あけましておめでとうございます。2010年もよろしくお願いします。
さて、以前「Macに恋して」というコラムを書きました。そのとき「Macのことは好きだけど、結婚(自宅用に購入)はない」といいました。
実はその後、気が変わりまして、Macを婿に迎えてしまいました。今年最初のコラムは、Macが婿にやってきたときのいきさつをお話したいと思います。ちなみに「人間の婿は?」という野暮な質問はどうかご勘弁ください。
■「結婚はない」といったものの
まずは、「結婚はない」といったのに、どうして気が変わったかをお話しましょう。
きっかけは、去年末に長編レポートを書いた「WACATE 2009 冬」への参加でした。参加にあたり、ノートPCを持っていった方が便利だろうと思い、購入を決めました。
わたしは、自宅ではWindowsのPCを使用しています。普通に考えれば、2台目も同じWindowsを買っておいたほうが何かと楽です。しかし、わたしはこう考えました。
「普段からMacに触れておけば、今後Macのテストの仕事が来たときも慌てなくてすむ。大体、同じものが2つあっても面白くない」
というわけで、Macを買うことにしました。モバイルPCとして使用するならMacBookになるわけですが、一口にMacBookといってもいろいろ種類があり、どれがいいのかわかりません。その疑問をなにげなくTwitterでつぶやいてみたところ、コラムニストの方々がアドバイスをくださったり、清水の舞台の上で迷っているわたしの背中を思いっきり押してくださったりして、楽しく悩んで考えることができました。皆さん、その節はありがとうございました。
そうして考えた結果、MacBook Airを購入することを決めました。
■出会うために、生まれてきた
最寄りの家電量販店に行ったところ、MacBook Airはあいにく在庫切れでした。なかなか人気のようです。仕方がないので、取り寄せてもらうことにしました。
10日ほど経ったころに、お店から入荷のお知らせの電話がありました。その日の仕事帰りにお店に立ち寄り、MacBook Airを受け取りました。
帰宅後、さっそく箱を開け……る前に、携帯電話のカメラで外箱の写真を撮っておきました。さらに、箱を開ける過程までいちいち写真に収めてしまいました。こんなに浮かれた気分になったのは久しぶりでした。
箱を開けて付属の説明書を開いてみると、表紙裏にこんなメッセージが書かれていました。
「おめでとうございます。このMacBook Airはあなたに出会うために作られたのです」
この一言に、胸を撃ちぬかれました。
世の中にMacBook Airはたくさん出回っています。しかし、わたしの目の前にあるMacBook Airはまぎれもなく、「わたしだけのMacBook Air」なのです。そう思うと、このMacBook Airが急に愛しくなってきてしまいました。うちに来てくれてありがとう。絶対大切にするからね。うちは裕福じゃないけど、お前に不自由はさせないから……そんなことを思ってみました。しかし、こうやって書いてみるとなんだか危ない人みたいですね(笑)。
■MacBook Air、大活躍!
こうして、Macとの新婚生活がスタートしました。
MacBook Airの初仕事は、「WACATE 2009 冬」でした。当日のディスカッションでメモを取ったり、作成したデータを持ち帰ったりするのにはもちろん、帰りの新幹線の中で、レポートのまとめを行ったりするのに大いに活躍してくれました。
そして年末、実家に帰省するときにMacBook Airを一緒に連れて帰りました。いわゆる「実家へのご挨拶」というやつです(余談ですが、このとき諸事情がありバイオリンも一緒でした。大きなカバンとバイオリンを抱えたわたしの姿はまるで旅芸人のようでした。旅芸人といえばコラムニストのどなたかが何かおっしゃっていたような(笑)。
実家で家族にMacBook Airを見せた(見せびらかした)ところ、「すごく薄いねー、こんなの初めて見た」と、ルックスはなかなかの好感触でした(家族はITに疎いため、スペックに関する突っ込みは一切ありませんでした。あしからず)。
実家でも自宅PCのメールを転送してチェックしたり、大晦日にテレビ放映されていたNHK交響楽団の「第九」の演奏会をTwitterで実況するという悪ふざけをしたり、楽しく過ごしました。後者の悪ふざけについては、Twitter上で付き合ってくださった方々も、ありがとうございました。
■Macとの生活は順調です
MacBook Airが婿にやってきてからもうすぐ2カ月になります。今のところ、特に不満や問題はありません。
もしかしたら、今後は喧嘩したり、思わぬトラブルが起こったりするかもしれません。でも、わたしの元にやってきたMacBook Airを幸せにすると誓ったので、何があっても乗り越えてみせます。
現在、出かける用事がないのでMacBook Airはお休み中です。しかし、Macに慣れるという意味でも、普段からもう少し使っていきたいと思います。
くどいようですが、「人間の婿は?」という野暮な質問はどうかご勘弁ください。
コメント
はがねのつるぎ
Appleの製品は、箱をあけた瞬間から物語(エンターティメント?)が始まっているような気がします。イントロから心が持っていかれてしまうような。。。
こうゆう見せ方はうまいなぁと思うし、盗めるものなら盗んでみたいです。
あずK
> 清水の舞台の上で迷っているわたしの背中を思いっきり押してくださったり
> 旅芸人といえばコラムニストのどなたかが何かおっしゃっていたような(笑)
なんのことだか (・з・) ~♪ (笑)。
「おめでとうございます」のメッセージは自分がMacBookを買った際にも入ってました。
Macらしいな、と、思いつつも、顔が綻んでしまいました。
TOEIC受験が近いので、せっかく買ったMacBookですが、弄るのを自重しています。
でも弄りたくて仕方ない「直前に掃除したくなる病」に陥っていますが…。
今回の記事、面白かったです。笑いました。
ぜひ今後も、このような線で書いて下さい(笑)。
組長
こんばんは。組長です。
Macは職場で何度か初期セットアップをしたことがありますが、とにかくオシャレさんですよね。音楽がすごくカッコイイ!!
それにしても 「おめでとうございます。このMacBook Airはあなたに出会うために作られたのです」って!!素敵☆私は早く人間のお婿さんに言われてみたいセリフです(笑)。どうしよう、ネットブック購入をやめてMacBookAirがどんどん欲しくなってきました!!
第3バイオリン
はがねのつるぎさん
こんばんは、コメントありがとうございます。
>Appleの製品は、箱をあけた瞬間から物語(エンターティメント?)が始まっているような気がします。イントロから心が持っていかれてしまうような。。。
確かに、あのワクワク感とか、遊び心のようなものは他にはないですよね。
あれって何なのかな?と私も思います。
WindowsのPCを買ったときは、単に「PCを買った」ただそれだけのことで
PC自体も便利な道具という意識しかありませんでした。
しかし、Macは「婿入り」です(笑)。「こいつと私の歴史がここから始まるんだ」と思いました。
(かつて、バイオリンと車を買ったときに同じことを考えました)
そういう意味では、婿というか、相棒のような感じがします。
第3バイオリン
あずKさん
こんばんは、コメントありがとうございます。
それから、その節はどうも(笑)。
>> 清水の舞台の上で迷っているわたしの背中を思いっきり押してくださったり
>> 旅芸人といえばコラムニストのどなたかが何かおっしゃっていたような(笑)
>なんのことだか (・з・) ~♪ (笑)。
コラー!(笑)
>「おめでとうございます」のメッセージは自分がMacBookを買った際にも入ってました。
>Macらしいな、と、思いつつも、顔が綻んでしまいました。
なんか「やられたっ!」って感じですよね。
>TOEIC受験が近いので、せっかく買ったMacBookですが、弄るのを自重しています。
もう少しの辛抱ですよ。受験がんばってくださいね。
そして、コラム期待しています(笑)
>今回の記事、面白かったです。笑いました。
>ぜひ今後も、このような線で書いて下さい(笑)。
ありがとうございます。
新年早々こんなおバカなコラムを書いてしまってよかったのかと思いましたが
楽しんでいただけて何よりです。
たまには、こういうのもアリですよね。
第3バイオリン
組長さん
こんばんは、コメントありがとうございます。
>それにしても 「おめでとうございます。このMacBook Airはあなたに出会うために作られたのです」って!!素敵☆
いや、本当にこれは参りましたね。秒殺されました。
>私は早く人間のお婿さんに言われてみたいセリフです(笑)。
私はこんなコラムを書いてしまって、確実に婚期が遠のいたような気がします(笑)。
どこかにMacBook Airを超える男性がいないものか…(どんな男性でしょうか?)
>どうしよう、ネットブック購入をやめてMacBookAirがどんどん欲しくなってきました!!
MacBook Airはいいですよ。
実際に買った人が言うのですから間違いないです。
こんにちは、さとうかおりです。
えっと、ご結婚おめでとうございます!笑
第3バイオリンさんの怖気づかないところ…いつもすばらしいなって思います。
勉強会の参加がこういう所にも繋がるのですね。
>「おめでとうございます。このMacBook Airはあなたに出会うために作られたのです」
これは…結婚してよかった!と思える一言ですよね。
すごく愛着がわきます。
はがねのつるぎさんもおっしゃってますが、
このセンス、盗めるものなら盗みたいです。
第3バイオリン
さとうかおりさん
こんばんは、コメントありがとうございます。
>えっと、ご結婚おめでとうございます!笑
ありがとうございます(笑)
>第3バイオリンさんの怖気づかないところ…いつもすばらしいなって思います。
>勉強会の参加がこういう所にも繋がるのですね。
普段は優柔不断なくせに、自分の運命を左右するようなことは不思議と迷わないところがあります
(コラムニストになると決めたときもそうでした)。
ひとつの行動を起こすと、それが次につながって…というのは確かにありますね。
おかげでネタには困りません(笑)。
>はがねのつるぎさんもおっしゃってますが、
>このセンス、盗めるものなら盗みたいです。
そうですね。私もそう思いました。
isuz
こんにちは。isuzです。
ご結婚おめでとうございます(笑)
自分も近々ノートを購入しようと思っていたのですが、このコラムを読んでMacBookを嫁に迎えてみようかなと思いました。
>「普段からMacに触れておけば、今後Macのテストの仕事が来たときも慌てなくてすむ。大体、同じものが2つあっても面白くない」
#この考え方、ナイスですね。自分も見習いたいと思います。
それでは、末永くお幸せに~。
第3バイオリン
isuzさん
コメントありがとうございます。
それから、あちらのほうではいつもどうも。
>ご結婚おめでとうございます(笑)
ありがとうございます。
>自分も近々ノートを購入しようと思っていたのですが、このコラムを読んで>MacBookを嫁に迎えてみようかなと思いました。
そういう風に言ってくださると嬉しいです。書いてよかったです。
MacBookはいいですよ。きっといいお嫁さんになってくれるはずです(笑)。
google検索の文字にひっかかってやってきました。
私は自作PCも何台か作った事もある、ややオタクが入った者ですが、windowsマシンはまさしく「道具」、macは「仲間」なんです。
この感覚、macを使った人にしかわからないだろうなあ。
同感の人がいてちょっとうれしかったので、書き込みました。
書き込んでいる人たちが「品がよかった」し。
satonaka
こんばんは、satonakaです。
mac素敵ですよね!
私も欲しいとは思うんですが、
購入するタイミングがなかなか見つからず、
銀座のAppleStoreを毎月の様に覗いています(笑)
今回の記事が面白くて、笑ってしまったのでコメントさせていただきました。
仕事疲れもふっとんでしまいそうです!
今年も楽しい記事を書いてくださることを期待しております!
第3バイオリン
hiraoさん
コメントありがとうございます。
>私は自作PCも何台か作った事もある、ややオタクが入った者ですが、windowsマシンはまさしく「道具」、macは「仲間」なんです。
自作PCを作られるんですね。すごい!
私は自作の経験はないのですが、WindowsとMacは単なるスペック以上の違いがありますよね。
両方触ってみて、よかったと思います。
>同感の人がいてちょっとうれしかったので、書き込みました。
私も、同じように考えてくださる方がいて嬉しかったです。
またいらして下さいね。
第3バイオリン
satonakaさん
コメントありがとうございます。
>私も欲しいとは思うんですが、
>購入するタイミングがなかなか見つからず、
>銀座のAppleStoreを毎月の様に覗いています(笑)
私はコラムにも書いた「WACATE」という勉強会に参加するにあたって購入を決意しました。
satonakaさんにも、いいタイミングが訪れることを願っています。
>今回の記事が面白くて、笑ってしまったのでコメントさせていただきました。
>仕事疲れもふっとんでしまいそうです!
そう言っていただけると嬉しいです。本当に、書いてよかったと思います。
今年も楽しいコラムを書いていくので、どうぞよろしくお願いします。