語学学習にもカラオケの練習にも使える「聞々(ぶんぶん)ハヤえもん」モバイルアプリ
iOS 8.3がリリースされ、週末にiOS機器をアップデートしました。もっとも、第5世代iPod touch、初代iPad mini、iPhone 6 Plusはアップデートしましたが、iPhone 4Sは放置しています。iOS8にしてからiPod touchの動作がどうももっさりしているので、iPhone 4SはiOS8にしていません。
■「聞々ハヤえもん」モバイルアプリ
iOS、Androidとも、速度を変えて音声を再生するには「語学プレーヤー」アプリをお勧めしてきましたが、対抗馬が出現しました。Windowsのフリーウェアとして提供されている「聞々(ぶんぶん)ハヤえもん」のモバイルアプリです。
速度変換を使って学習する方法については、以下のコラムをご覧ください。
■速度指定の方法
速度指定するには、再生中に画面下に+で表示されているコントロールを使います。速度を横軸に、ピッチ(音程)を縦軸にとった2次元のインタフェースで指定できるので、十字のアイコンになったようです。縦軸、横軸とも原点からは線形なので、とくに再生速度を少し速めたい場合には思うように指定できません。また、意図せずピッチも変わってしまいます。
語学学習用途では、画面上部の「速度」をタップしてメニューを表示し、こちらで指定した方がやりやすいようです。ただし、こちらも線形なので、速度によっては延々とスクロールする必要があります。120%、150%、180%のようなプリセットができたら便利そうです。
■カラオケの練習もできる!
ボーカルをキャンセルする機能があり、ピッチのコントロールと併用すれば、カラオケの練習にも使えます。語学学習と関係ない情報で恐縮ですが、聞々ハヤえもんの特長でもありますので、機会があればご活用ください。
■速度可変の音楽プレーヤーがなかった頃は...
不便だった昔のことを言っても仕様がないと言われるかもしれませんが、ご利益を理解するために、以前どうだったかを振り返りたいと思います。
2009年3月にiPhoneを買うまでは、筆者は第2世代iPodで英語の勉強をしていました。第2世代iPodはアプリが使える訳ではなく、速度を変えた音声トラックをPCで作成してiPodに取り込んでいました。この作業がひどく煩雑で、しかもアルバムとトラックの数が異常に増えてしまうので、使い勝手にも難がありました。詳細は、下記のコラムをご覧ください。
それにしても、上記コラムを書いていた頃は何も考えずにタイトルをつけていたとしか思えず、我ながら呆れるばかりです。2011年4月からほぼ毎日書いていたブログの記事をもとに、タイトルもそのままにしていたからなのですが、abekkanさんにご助言をいただいて初めて気づいたという情けなさ...orz
■残念ながらAndroid版は使えないかも...
筆者の環境では、Android版は一度も使えていません。Nexus7(Android 5.0.2)、Zenfone5(Android 4.4.2)とも、起動してすぐにクラッシュしてしまいます。
Androidは、市場に出回っているバージョンも機種も多いので、対応は大変だと思いますが、筆者の環境では起動すらしないことが大変残念です。
コメント
abekkan
そういえば、タイトルはすっかり変わりましたね! ネタはなんでもありの雑食の私と違って、モバイルのネタで毎週コラムを書き続けているのはすごいなあと思います(^^)
中津山 恒
コメントいただき、ありがとうございます。
オルタナティブブログは幅広いネタで書いているのですが、逆に本コラムよりも書けない感じです。