ラジオ付きICレコーダーICR-RS110MF(その2)
先日、ハロー通訳アカデミー 植山源一郎先生の第2次口述試験対策特別セミナーDVD 3枚組無料プレゼントという、「ありえへんサービス」のお手伝いをさせていただきました。作業の模様はこちら。
お手伝いに集ったのは、今年受験された2人と、来年受験予定の方1人、それに私の4名です。皆さんそれぞれ、とても精力的に勉強に取り組んでいて、いい刺激になりました。また、ガジェットを使った勉強法に興味をもっていただいて、このコラムを書き続けようというエネルギーをいただきました。
エネルギーといえば、作業後に天ざるうどんをいただきながら、植山先生のお話を伺って、元気を分けていただきました。私もがんばらなくては。
さて、今回もICレコーダーの話題です。
ガジェット | 読む | 書く | 聴く | 話す |
---|---|---|---|---|
Kindle | ☆☆☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆ |
ラジオ付きICレコーダー (ICR-RS110MF) |
― | ― | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
電車辞書 (ワードタンクC50) |
☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ― | ― |
iPhone | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ |
■ピッチを変えずに再生スピードを自由に変更
筆者が本製品を選んだ最大のポイントは、ピッチを変えずに再生スピードを自由に変えられる点です。
70%のスロー再生、150%のスピード再生、それと通常の速度に戻すのは、ボタンひとつのワンタッチでできます。スロー再生は50%までの5%刻み、スピード再生は200%までの10%刻みで変えられますが、語学学習の上ではあまり細かく変える必要はないと思います。
リスニング教材スーパーエルマーのハイパースピードトレーニングでは、150%、180%、200%、100%とスピードを変えますが、本製品を使えばどんな音声であっても、同じトレーニングができることになります。
もちろん手間暇をかければ同じことは可能です。実際、筆者はTOEIC対策のために、アルクの挑戦900点 TOEIC(R)テスト攻略プログラムのCDをもとに聞々ハヤえもん(ぶんぶんはやえもん)で各種再生速度の音声データを作成し、iPod(2002年に購入した第2世代機!)で学習しました。
しかし、これにはひどく手間がかかってしまいます。
- 聞々ハヤえもんでCDの音声トラックを速度変換
- 変換した音声トラックを午後のこ~だ for Windowsでエンコード
- iTunesライブラリに追加
- アルバム名を設定
と、ここまで書いているだけでも嫌になってきました……。
教材としてまとめられているものならともかく、こんなことを日常的にやる気にはなれません。しかも、トラック数×速度バリエーションだけのトラックができてしまうので、再生するのも大変です。そのため、筆者はプレイリストを作成していました。
やはり、どんなものでも手間なく速度を変えながら聴けるということが素晴らしいと思います。
■ワンタッチで戻して再生
筆者がよく使うICR-RS110MFの機能に、センテンス再生があります。これにより、ボタンひとつで、あらかじめ設定した時間だけ戻して再生することができます。筆者の場合は、5秒に設定しています。
「デジタルオーディオプレーヤーを使った場合でも、ちょっと巻き戻せばよいではないか」と思われるかもしれませんが、思ったところまで戻すのは意外に難しいものです。センテンス再生は、使い始めるとなかなか使いでのある機能です。
聴き取れなかった単語があったとき、ワンタッチで5秒ちょうど戻れるので、聴き取れなかったところを素早く再生できます。慣れてくると、本体を見ずともセンテンス再生ボタンが押せるようになります。
もちろん、よくよく聴き取れなかったときには再生速度を落とせば、よりよく聴けるようになります。冠詞や前置詞は弱く速く発音されることが多いので、聞き取りづらいものです。そういうときに効力を発揮します。
告知:公開講座を行います
来る11月3日(日)、物販も含めてAmazonベストセラーに輝いた拙著の内容に基づき、公開講座を行うことになりました。八洲学園大学 公開講座
働きながら、半年間の独学で合格!中小企業診断士試験「反常識」勉強法
来校ならびにインターネット利用で受講できます。ご都合が合わず、リアルタイムに聴講できない場合は、あとから録画を聴講していただけます。
ご興味のある方は、書籍と併せてぜひご利用ください。
また、リクエストしていただければ、書籍にないことについても、ご要望に沿ってお話ししたいと思います。