英語学習の書籍(読者プレゼントあり!)
先日、再びハロー通訳アカデミー植山学院長の「ありえへんサービス」のお手伝いに行ってきました。私も登場する作業の模様はこちらの動画です。
初回の作業でご一緒したAさんは、冠詞が苦手だとおっしゃっていました。私が「慣用的(idiomatic)な用法を除けば、冠詞は論理的に決まる」とお話したところ、「冠詞で困っていない人は初めて」と驚いておられました。
ちなみに、Aさんは今年の試験をポルトガル語で受けられたそうです。「通訳案内士の資格は『語学おたく』としては取っておきたい」と話されていて、「私もそうです」と顔を見合わせて笑いました。
それはさておき、今回はガジェットの話をお休みして、英語学習の本をご紹介したいと思います。
■新書で冠詞をマスターする
私が冠詞をマスターしたのは、文法書ではありません。たった1冊の新書です。
残念ながらKindle版はなく、新書で読むしかありません。電子書籍だったら、ガジェット活用の一環でご紹介できたのですが……。
閑話休題。
この書籍を読んでから書いた論文は、ネイティブにチェックをお願いしたときに、冠詞と名詞の単複はまったくチェックが入りませんでした。ついでに言うと、時制も誤りを指摘されませんでした。
それはこの書籍が大変分かりやすく、すぐに実践につながるまで理解できたからです。
私は1990年ごろ、マーク・ピーターセン先生の講演を拝聴したことがあります。当時、明治大学の助教授をなさっていました。講演は非常に分かりやすく、紳士的な方だという印象を受けました。
しかし、いつだったか「英語では世間も世界もworldである」と書いた記事を見て、氏が非常に憤慨した文章を寄稿していたのを読み、意外な感じがしました。著名な方の記事だっただけに、「いい加減なことを言うな!」という気持ちだったのかもしれません。
■腰を据えてボキャブラリーを増やす
アメリカの高校生は語源学(etymology)を学ぶそうです。英単語はラテン語とギリシャ語を語源とするものが多く、その他、イタリア語、フランス語、ドイツ語をルーツとするものも少なくありません。
例えば、capは頭、maniは手、podは足、といった具合です。こうしたルーツを知っていれば、見知らぬ単語を見たときにも「雰囲気が分かる」ようになります。
私は3冊ほどやりました。そのうち1冊をご紹介します。
Instant Word Power (Norman Lewis)
私が取り組んだのは2008年1月からで、かなり時間がかかりましたが、その分の実りはありました。
次回は再びガジェットについて書く予定です。
読者プレゼント:日本的事象英文説明300選
通訳案内士と受験者必携の名著「日本的事象英文説明300選」を1冊プレゼントします。植山先生の「ありえへんサービス」を2回お手伝いし、毎回1冊ずついただいたので、1冊ご活用いただければと思います。
Amazonには在庫がなく、中古品にプレミアがついて、1990年版は2万1000円から、2008年版は1万円からという驚くべき値がついています。
お申込みは、こちら。メッセージ欄に「300選プレゼント希望」と記入してください。携帯電話の欄は、記入しなくて結構です。
締切は11月3日とし、応募者多数の場合には抽選とさせていただきます。当選者には住所を伺いますが、メール不達もしくは返信がない場合には、別の方に差し上げます。
コメント
中津山 恒
応募者多数につき、抽選させていただきました。
残念ながら当選された方から返信がなかったため、本日、次点の方に発送しました。
当選者
本日、書籍を受領いたしました。
非常に実践的な内容で、ぱっと見ただけでも興味深いものがありました。
共通するのは、先ずは「日本的事象」をきちんと日本語で表現できないことには、英語で説明することなど到底覚束ないということでしょうか。「じゃんけん」の説明の項などを見て、そう感じました。
今後是非活用させていただきたいと思います。ありがとうございました。
中津山 恒
ご連絡いただき、ありがとうございました。
300選をご活用いただければ幸いです。
メルマガのアーカイブに音声ファイルへのリンクがありますので、書籍と併せてご活用いただければと思います。
http://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/320c058015dac082a84b2503b3d848e8