セネガルとベトナムで感じた語学とITのこと
基本的に毎週コラムを投稿していたのですが、すっかりご無沙汰してしまいました。10月はセネガルに2週間、11月は一時帰国を挟んでほぼベトナムに出張していました。忙中閑ありではありませんが出張中もそれなりに時間がありましたし、ITや語学について思うところや気づいたことが多々ありました。しかし、気持ちにまったく余裕がなく、ついずるずるとコラムを投稿せず終いでした。
■セネガルのネットワーク環境
セネガルの公用語はフランス語で、ホテルや、外国人がよく利用するレストランなどを除くと英語が通じないようでした。歯切れが悪いのは、滞在中ずっと体調を崩していたのと、気温はともかく日差しの強さで外出する気にならなかったので、仕事以外はほぼホテルにいたからです。セネガルでは車を手配してもらっていましたが、運転手さんは英語を話さないので、迎えの約束すら難儀する有様でした。
もっとも、フランス語が公用語の国ですから、時刻や日付も言えない筆者の方にも問題があります。滞在中に、日付や数などの基本単語くらいは覚えようとモバイルアプリを使って勉強しましたが、話せるどころか聞き取りも難しい状態でした。反省することしきりです。
セネガルではネットワークはどこも速くないように感じました。ホテルのネットワークは遅く、しかも接続が途切れがちでした。電源事情がよくないので、その関係もあるのかもしれません。
通訳(仏英)の方に質問したところ、モバイルネットワークはプランがたくさんあり、プリペイドで使うことが多いということでした。今になって思えば、プリペイドのSIMを購入すればよかったと思います。
■仏英翻訳にGoogle翻訳を使う
フランス語の場合、Google翻訳が便利でした。残念ながら仏日翻訳はかなり意味不明でしたが、仏英翻訳なら概ね意味がわかりましたので。フランス語の文章をGoogle翻訳アプリでスキャンして、そのまま英語に翻訳できるのが便利でした。Google翻訳は旅行のあり方を変えるかもしれない、という記事をいつか目にしたことを思い出しました。
フランス語についてはGoogle翻訳でWordやPDFから翻訳することができたので、パンフレットなどの英語訳もできて重宝しました。
■ベトナムでは到着直後にプリペイドSIMを購入
ベトナムでは、空港に到着してすぐにプリペイドSIMを購入しました。1ヶ月使い放題で20万VNDです。筆者が両替したときのレートは1円=182VNDほどでしたから、訳1,100円です。Nexus7に入れて動作確認してもらい、タクシーでホテルで移動しながらメールを何本か送信しました。
Googleマップが非常に便利でしたが、Google翻訳はあまり出番がありませんでした。というのは、ベトナム語についてはGoogle翻訳アプリでは画像から翻訳できないからです。ベトナム滞在中は、外国人がよく行くところでないと英語が通じず、英語表記もないので、Google翻訳アプリで画像翻訳ができたらどんなにか助かっただろうと思います。
Google翻訳について言えば、ベトナム語は画像からの翻訳ができないだけでなく、WordやPDFからも翻訳ができないのが不便でした。
セネガル滞在中に「フランス語を勉強しておくんだった」と感じたように、ベトナム滞在中は「ベトナム語を勉強しておくんだった」と思いました。モバイルアプリを使って少しベトナム語を勉強しましたが、当然ながら、にわかに習得できるはずもありませんでした。
さて、重宝していたSIMですが、帰国前日に突然接続できなくなってしまいました。高速通信は700MBだったようで、ちょうど使い切って速度制限がかかっていましたが、まだ日数は残っていたので残念です。