第524回 ワクワクはどこにある
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
いきなりですが、仕事って楽しいですか？ 最近、そんなことを考えるようになりました。私は人生の半分以上を社会人として過ごしていますが、思い返してみると仕事中心の人生だったような気がします。
そんな中でも私は仕事に楽しさを求めている所があるような気がします。やっぱり楽しいからこそ力を入れて仕事ができる訳ですし、そこに熱を込められるのだと思っています。そこで今回は仕事における楽しさについて書いてみたいと思います。
■仕事を楽しんでますか？
社会人に成り立ての頃、仕事がとても楽しかったのを覚えています。学生から社会人になり、少し大人になった気分になったような気がしました。社会の一員として働くこともそうですが、仕事をしている自分を何だか誇らしく感じていました。そんなモチベーションだったので毎日会社に行くのが楽しくてしょうがありませんでした。
しかし、社会人の経験を少しずつ積み重ねてくと、楽しさが少しずつ消えていきました。その代わりに責任感、義務などがついて回るようになりました。やりたいことよりやらなければならないこと、そんなことを考えて仕事をするようになると、自然と仕事に対する向き合い方も変わってきました。
自分の夢や希望を追い求めるより、自分課せられていることや求められていることは何か、それを実現するためにどのように動けばよいのか、そんなことに時間を割くことが増えるようになりました。その結果、私は仕事に対して楽しさを求めることを止めてしまっていました。
■楽しさを取り戻すきっかけ
しかし、あることがきっかけで私は楽しさを取り戻すことができるようになりました。それがキャリコンです。その当時はまだITエンジニアでしたが、見よう見まねで後輩のITエンジニアにキャリコン（っぽいモノ）をやらせてもらったことを覚えています。そして、キャリコンが終わった後、そのITエンジニアにすごく感謝されたのを覚えています。「目からうろこでした」「自分にとって大切な時間でした」そんな感想をもらったような気がします。その時、確かに私はその時間を楽しんでいました。
それが私にとってのキャリコンの原体験となり、そこから私のキャリコン人生がスタートしています。私はキャリコンを通じたくさんの体験をさせてもらいましたが、その体験はとても楽しいモノでした。
また、その頃と前後して研修も担当するようになりました。学びを提供することの楽しさ、気づきを促すことの楽しさ、そういった楽しさに魅了され、今に至るまで数多くの研修を実施させてもらい、たくさんの楽しい経験をさせてもらいました。
思い返してみると、なぜキャリコンや研修が楽しいのか？ それは、私の心が躍るからです。何というのか、ワクワクするんです。これが楽しさの根っこになっているような気がします。
■ワクワクはどこにある？
では、ワクワクすることって一体どこにあるのでしょうね？ これは私なりの考えですが、ワクワクは私たちの外側にはありません。私たちの内側にあります。
例えるならば、何かワクワクすることはないかなと色んなところを探したところでワクワクすることに出会うことは少ないのではないでしょうか。そうではなく、私たちの内側に意識を向け、自分なりの目的、目標、意義を見出し、そこに向かって進んでいくことがワクワクを生むのではないかと思います。
だから、実際にはどんなことでもワクワクになる可能性を秘めています。１日全力で仕事をしようする、人との出会いを楽しむ、新しい何かを生み出す...どれもその人の気持ち一つでワクワクを生み出すことはできるのではないでしょうか。
そして、同じ仕事をするならイヤイヤ仕事をするより楽しく仕事をした方が生産性もアップします。そのためにはワクワクがうってつけです。ぜひ、あなたなりのワクワクを探し出し楽しく仕事に取り組んでみませんか！