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第461回 オーディオブックの活用法を考える

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 普段から本を読む機会を作るようにしているのですが、もっと時間を効率よく使えたらと思い、先日、オーディオブックを使ってみることにしました。ところが、私はオーディオブックがうまくハマりませんでした。。。そこで、自分なりにオーディオブックの活用法を考えていたのですが、今回はそんなお話です。

■オーディオブックとは

 Wikipediaによると、オーディオブックとは以下のように定義されていました。

オーディオブック(英語:audiobook、audio book)は、主に書籍を朗読したものを録音した音声コンテンツの総称。日本では媒体によってカセットブック、カセット文庫、CDブックなどと呼ばれることもある。インターネットの普及により、音声ファイルをダウンロード販売するサービスも複数登場しており、これらのサイトで提供されているものも一般にオーディオブックと呼称する。(Wikipediaより)

 要するに、オーディオブックとは本の内容を朗読した音声データをmp3ファイルなどにしてあるモノです。初めてオーディオブックをの存在を知った時、本が手元になくても音声データさえ聴いていれば本が丸々一冊読める画期的なアイテムだと思いました。私は普段から新幹線移動が多いので、こういった時間をうまく使うことができると思い、とても私の生活スタイルに合っていると考えました。

■オーディオブックの難点

 そんな訳で、1つオーディオブックを購入し、早速新幹線の移動中に試してみることにしました。どんな本にしようかアレコレ迷った結果、選んだ本は『7つの習慣』でした。。。7つの習慣なんて何度読んだかわからない位読んでいる本で、何もこの本でなくても良いのでは? と自分自身でも思いました。それでも、やっぱり読みたい本であることには違いなかったので、敢えてこの本にすることにしました。

 そうして、いざ新幹線の中で聴いてみたのですが、結果は...全くダメでした。聴けないのです...。正確に言うと聴こうとすると寝てしまうのです(汗)

 何が起こったのかと言いますと、最初はオーディオブックから流れてくる音声に意識を向けて聴いているのですが、その内音声に意識が向かなくなり、音声に集中できなくなってしまうのです。そうすると、音声の内容はただの呪文のように聞こえてきて、それがだんだん眠気を誘ってくるのです。そうして、時間にして5分も経たない内に寝てしまうのです。。。

 これは7つの習慣のようなビジネス本だからダメなのかなと思い、小説などでも試してみたのですが、結果は同じでほぼ5分以内に熟睡できます。元々、私はどこでも直ぐに寝れてしまうタイプなのですが、オーディオブックを使うことでそれが更に助長されてしまうような感じになってしまうのです。こうしたことから、オーディオブックは私と相性が悪いことが分かってしまいました。

■オーディオブックの活用方法

 ただ、そうは言ってもせっかく購入した音声データを使わずにほっておくのはもったいないです。何とか活用方法がないかと考え、アレコレ試行錯誤してみました。

 そうした中で一番私自身に合っている方法が見つかりました。それは、文字+オーディオブックの組み合わせでした。オーディオブックの音声を聴きながら、紙のやスマホの本で文字を目で追うのです。一見するとあまり意味のないような感じに思えるのですが、実はこれがかなりハマりました。

 この状態で私がやってることは朗読している内容を耳で聴いて、本のその個所を目で追うことだけなのですが、これがとても楽なのです。この状態が私にとって「本を読んでくれている」感覚に近いのです。また、オーディオブックの音声のスピードを上げることで、本を読むスピードも上げられるようになってきました。個人的には2倍速ぐらいでも十分読めるスピードになってきたので、より集中しながら早く本が読めるようにもなりました。

■バランスよく考える事が大切

 私はオーディオブックを引き算の考え方で捉えていました。それは、本という物理的な媒体がなくしてもオーディオブックさえあれば本の内容が理解できると考えていたからですが、これは正に引き算の考え方だったと思います。しかし、実際には本にオーディオブックを加えることで更に本の内容が理解できるようになりました。これは足し算の考え方です。

 普段から私は不要なモノはそぎ落としてシンプルに考えようとする癖があり、今回のオーディオブックもその流れで考えていました。しかし、実際には逆で本にオーディオブック加えることで、ただ単に本を読む事よりも早く、そして楽に本を読むことができるようになりました。

 そう考えると、引き算だけといった偏った考え方がうまくいかないなぁと思いました。「引き算と足し算の考え方をバランスよく使う」、本来はこういった考え方が最も効果性を発揮できるのかもしれませんね。

Comment(2)

コメント

ちゃとらん

いつも楽しく拝読させていただいています。


私も、パソコンやりながら録りためたドラマとか見るのですが、気が付いた時にはすでに犯人が自供を始めていた…なんてこともしょっちゅうです。


今回のお話、「引き算と足し算の考え方をバランスよく使う」と言うのは、非常によい教訓になりました。私も本を読むのは遅い方なので(文字を目で追いながら、頭の中で声を出しているのですが、ダメだそうですね)本を読むという事にプラスして音声で聞かせるというのは、私みたいに読むのが遅い人にとっては、ピッタリはまるような気がします。


特に、紙の本ではなく、電子媒体なら、そういう付加価値も案外つけやすいのかもしれません。


そこで思ったのが、本だけではなく、漫画(雑誌等のコマワリされた方)に音声を乗っければ、アニメ(動画)以下、漫画以上の媒体になるのではないか?という事です。
# 実用新案、取れるかな?

キャリアコンサルタント高橋

ちゃとらんさん、


いつもコメントありがとうございます。


漫画に音声を乗せるのは面白いアイデアですよね。
漫画に音声を乗せるのはアニメのようになってしまいがちですが、漫画とアニメって似て非なるモノですし、原作ファンからすると原作に音声が乗っかっているのはうれしいような気がします。


こりゃ、実用新案が取れるかもしれませんねw

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