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第446回 スマホの買い替えを考える

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 私が使っているスマホが3年ほど経ちまして、最近は電波が入らない、動きが遅い(止まる)、電池がすぐになくなるといった動作が多くなってきました。そろそろ買い換える時期かなぁと思っていたのですが、何だかあまり乗り気になれずどうしようかと悩んでいた所、ある妙案が浮かび、その方法で乗り切ることにしました。今回はそんなお話です。

■ドコモのケータイ補償サービス

 私はずっとドコモと契約しているのですが、スマホを購入する際「ケータイ保証サービス」というのに加入していました。これは、

スマートフォンやタブレットなどの故障・水濡れ・盗難・紛失など、もしものときにあらゆるトラブルをサポートします。
万一、トラブルに遭われた場合には交換電話機をすぐにご提供。その他、故障した機種をお預かりして修理する場合や、データ復旧をする場合の代金もサポート。(ドコモ ケータイ補償サービスページより一部抜粋)

 これが月額300~1,000円(私は月額300円でした)で加入できるのですが、故障などの場合約3,000~8,000円程度で同じ機種の新品に交換してもらえるのです。最近までこのことを忘れてたのですが、買い替えを考える中で契約内容を調べている時にこのサービスに加入しているのを思い出しました。

■買い替えか交換か

 私はスマホでメモを取ることが多く、いつもGalaxy Note系を買うのですが、もしこのまま新しいスマホに買い換えた場合、最近出た最新のGalaxy Note 20 Ultraが候補になるので機種変更で約15万位かかります。一方、今使っているGalaxy Note8をケータイ保証サービスで新品に交換したら6,000円程度になるみたいでした。

 この金額を見て、15万円も払って新しいスマホにする意味ってなんだろう? と思いました。そもそも別に今のスマホでも機能的には事足りていましたし、電波が入らない、動きが遅い、電池がすぐになくなるといった不具合っぽい動きは6,000円程度払って新品に交換してもらえばおおよそ解決する話です。それなのに15万もかけて新しいスマホにするメリットが私には感じられませんでした。。。

 そんな訳で、早速ケータイ補償サービスを使い新しいスマホをゲットしました。最近はデータの移動も簡単になり、たった数時間でほぼすべての情報(アイコンの配置まで)が全自動で新しいスマホに移動できました。いやはや、すごい時代になったモノです。

■知足常楽

 携帯電話の時代、私は約2年に1回携帯電話を買い換えていました。当時は時代の流れ的にも2年も経つと性能的にもかなり劣ってしまっていたと感じていたため、最新の携帯電話にしておかなければならないという強迫観念があったと思います。その考え方はスマホを使うようになっても同じように思ってました。

 しかし、こういうサービスが使えるのならば、今後は4~6年ぐらいのスパンでスマホを買い換えるのが私のスタイルには合っているような気がします。私はスマホではある程度決まったことしかやっていないので、それが充足できれば十分だと思います。ですので、CPU、メモリ、HDD、電池容量などの性能が上がってくる分には多少魅力を感じますが、それ以外についてはほとんど気になりません。そう考えると今使っているスマホで不自由がないのであれば、そのままの機種を使うのが私にとって正解のような気がしています。

 以前、「知足」という考え方についてコラムで書かせていただいたことがありました。今から6年以上前のコラムですが、知足の考え方は好きで今でも使っています。私はあまり物欲はない方ですが、それでも良いものを選んだ方が後々得をする、みたいな考え方を持っています。そんな時、この知足という考え方が役に立ちます。今回のスマホの買い替えを止めて交換にしたのも知足の考え方があったからだと思います。

 知足を使った言葉に「知足常楽」というモノがあります。これは中国仏教に出てくる考え方なのだそうですが、

足るを知る心があれば、常に楽しく気持も楽になれる。常に楽しければ、その結果として素晴らしい人生を歩んでいける

という意味なのだそうです。

 自分は十分に満たされていると感じること、今回の話で言えば、スマホで使う機能ということでしょうか。別に最新のスマホを使わなくても今のスマホで十分機能が満たされている、それは知足の状態です。そうすれば、新しいスマホのことなど気にせず、今のスマホでも十分スマホライフを楽しむことができます。そうした知足の考え方の積み重ねが、その人の人生を充実した素晴らしいモノへと変えていくということに繋がっていくのではないかと思いました。

 モノが満たされている時代だからこそ、「知足」という考え方は現代に生きる私たちにとって上手に生きるためのコツなのかもしれませんね。

Comment(3)

コメント

h

スマホを使い倒していない私はaquosなんかの定価3万程度の新品を
1~2万の特価になっているタイミングで交換していますね。
個人的な必須要件はfelicaくらいなもので。

白栁隆司@エンジニアカウンセラー

僕はスマホとガラホの2台持ちをしています。


スマホの方は、頻繁に使う為か、2年ごとぐらいで何かしらの機器の不調が発生して買い替えになります。
格安スマホを使っているので、メーカ保証以外はなにもありませんから、新しい機種を探します。


ガラホの方は、最近キャリアの保証サービスを利用して新品になりました。
あと3年ぐらいはこのまま使い続けられそうです!
ただ、カレンダーの祝日設定が、平成のままなので…。
画面フィルム等のアクセサリが手に入らないことと合わせて、最新型に変えたほうが良かったのかもしれない、と考えました。


なので、ガラホの方が、高橋さんの状況と似ているな、と感じました。

キャリアコンサルタント高橋

h様、


コメントありがとうございます。
スマホとして使う用途が限定されていれば、それに応じてスマホを買えばいいですよね。
そう考えると、必ずしも最先端のスマホを使う必要性ってないですね。
スマホが1~2万なら比較手的手も出しやすいですね。


白柳さん、


こんばんはー。
私もスマホは2台持ちしてるんですが、もう1台のスマホはほぼ電話だけなので、メイン以上に買い換える必要がないですね。。。


格安スマホの良さは値段が安いので比較的換えやすいメリットがありますね。
しかも、最近の格安スマホはスペックが高いのも増えてきているので、特定の用途に縛られないのであれば十分候補に入りますし、保証の面から考えれば買い替えは必然ですね。


ガラケーが平成設定ってはすごいですね。。。
おっしゃるように私の状況に近いかもです(笑

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