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第360回 寄る歳には勝てないのか?

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 4月といえば新入社員さんが入社される時期です。ということで、例年同様、今年も新入社員研修の対応をさせてもらってます。やらせてもらっていることは例年と同じなのですが、今年はどうも勝手が違っているように感じています。何というか...無理が効かないのです(汗)これも歳のせいかな...と思ったりもするのですが、そんな中でも仕事は責任をもって対応しなければならないので、どうすれば良いかを考えるようになりました。そこで今回はこのことについて書きたいと思います。

■合宿時の生活スタイル

 毎年、私が担当させてもらっている新入社員研修は地方の旅館で行われます。そこに数百名の新卒社員さんと一緒に約1週間程度に渡り生活を共にしながら、日々研修を行います。朝は研修が始まる1時間程も前から準備に入り、研修中はほぼ立ちっぱなしです。そして、研修が終わった後も翌日の研修の準備やらなんやらでかなりの時間が取られます。しかも、研修の仕事が終わって部屋に戻っても、原稿を書いたり他の仕事をしたりしますので、大体、毎日約18時間程度は仕事をしているような感じです。

 改めて文字に起こしてみると、結構なハードワークだと思うのですが、それでも去年までは何とかそのスタイルで仕事がこなせていました。しかし、今年はそのスタイルで仕事をすることができなくなっていたのです。。。

■寄る歳には勝てないのか?

 何というか、研修が終わり部屋に帰ってきた後、本当に何もできなくなっているのです。その理由は、一言でいえば「疲れた」からです。しかし、他にもやらなければならないことがたくさんあるので、何とかしてそれらをやろうとするのですが、いつの間にか寝落ち(というか気絶)してて、気づくと朝の3~4時頃になっていることが何度かありました。

 最初は単に疲れただけだと思い、体力を回復しようと早く寝るようにして体調管理を心がけました。しかし、その翌日も前日と同じように寝落ちしてしまうのです。そんな日が何日も続くと、流石に体力の衰えを感じずにはいられませんでした。

 確かに、例年と比べ疲れの抜けが悪いような感じにはなっていました。しかし、疲れが溜まっている以外は特に体調を崩すこともなく、風邪などは全くひいていませんでした。モチベーションも高くやる気もあります。ただ、疲れて寝落ちをすることだけはどうしても避けることができないのです。。。

 こうなってくると、どう考えても歳のせいだと思わざるを得ません。要するに「老い」です。私も寄る歳には勝てないのか...、そんなことを思うようになりました。

■寄る歳に勝とうと思うな

 正直、これにはかなり焦りました。宿舎に帰って何かをやろうとすると、気づくと寝落ちしてしまうのです。やらなければならないことがたくさんある割に何一つできない...。この状況を何とかしなければ仕事に穴をあけることになります...。そこで私はある方法を取ることにしました。それは、

これまでの方法を止めてみる

でした。要するに、宿舎に戻って何かをするのが無理ならば、さっさとその方法を止めて、他の方法に切り替えた方が良いと思ったのです。

 幸い、今回はこの方法がドンピシャでハマりました。宿舎に帰ってやろうと思っていた仕事を研修の休みの日にまとめて行うようにしてみました。このとき、休みの日に使える仕事の時間には限りがあったので、正直時間が足りないと思ってはいたのですが、結果的には何とかうまく時間内に仕事を納めることができました。

 今回のことで、私は仕事を型にハメてやり過ぎていたように感じました。元々、出張続きの生活をしていますので、ホテルで仕事をすることが多いのですが、その延長で宿舎でも仕事をすることが当たり前だと考えていました。しかし、私の身体がその仕事のやり方で対応できなくなっていたのだとしたら、やり方を変えた方が効果的だと思いました。

 このように、私たちは型にはハメて物事を捉えていることが多くあるような気がします。こういった型があることでスムーズにうまく行くことが多くある反面、今回の私のようにその型が足枷になり、うまく事が進まなくなることもあるように思います。

 特に私はそのような傾向が強いような気がしますので、今後はもっと柔軟に物事を捉えられるようにならなければと感じました。

 新入社員さんの研修はまだまだ続きます。特に今年は柔軟性を持って残りの研修に取り組んでいきたいと思います!

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