第354回 4冊目の本の出版が決まりました!
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
このコラムでは過去に何度か話題に出ていましたが、4冊目の本の出版が決まりました。今回はこの4冊目の本の出版経緯についてご紹介させていただきます。
■出版の経緯
実は4冊目の本は3冊目の出版が決まったときに既に話があがっていました。3冊目の本の出版の話を最初にここでさせてもらったのは2017年1月頃だったので、ここまで実に2年も間が空いてしまいました。。。
当初、想定していた出版社さんで出版の企画を進めてもらっていたのですが、色々あり途中で立ち消えになってしまいました。また、その頃は3冊目の執筆の真っただ中だったので、私も4冊目の本のことをに意識が向かず、私自身の中でも優先順位が下がってしまっていました。
そうこうしているうちに、何とか3冊目の本が無事出版されました。正直にお話すると、3冊目の本の執筆で少し燃え尽き症候群のような感じになっていました。また、出版の企画が立ち消えになることはこの業界ではよくあることなので、私の中で4冊目の本を執筆する意欲がかなり薄れていました。そのため、3冊目の本が出版から半年以上、4冊目の本のことは頭に消えた状態になっていました。
しかし、今年に入り私が懇意にしている編集者さんから、当初想定していた出版社さんとは違う出版社さんが出版ができる著者さん探しているとの話をいただき、私を紹介してよいかとの打診をいただきました。その頃にはある程度出版に対する意欲も戻ってきていましたので、快く承諾させていただきました。そうして、以前に作成していた4冊目の出版企画を再度編集者さんとブレストし、新たな出版企画書としてまとめ、出版社さんに検討していただくことになりました。
実はこの出版社さんは私が2、3冊目の本を出版させていただいたJMAM(日本能率協会マネジメントセンター)さんだったのですが、JMAMさんの企画会議に企画書を通していただいたところ、その場で即出版決定になったのだそうです。
■何の本か?
私がJMAMさんから出版させていただいている本は2冊ともプログラミングに関する本です。しかし、今回はプログラミングの本ではありません。元々、2、3冊目の本はJMAMさんからの依頼でプログラミングの本を書かせてもらっていますので、あらかじめ「プログラミング」というテーマが決まっていました。しかし、今回は出版できる著者を探しているため、テーマは著者任せになっていました。
そこで、今回は私がこれまでずっと書きたかった本、つまりキャリアに関する本を書かせていただくことにしました。
ただし、キャリアといっても範囲が膨大でターゲット層が絞りにくいため、今回は傾聴に関する本にしたいと思っています。具体的には会社の組織や人間関係において、上司、先輩が部下、後輩に対して効果的に話を「きく」ためのスキルやマインド、また、最近流行りの1on1面談を効果的に実践するための方法についても書かせてもらおうと思っています。
今のところ、出版時期は6月頃を予定しており、現在は原稿を少しずつ書き始めている状態です。
■4冊の出版で思うこと
思い返してみれば、このコラムを始めた頃、私の目標の一つに商業出版がありました。自分の言葉を本にして、その本が全国の書店さんに並び、多くの人にそれを読んでもらう。そんなことを目標に掲げていました。
最初、私は50社以上の出版社に出版企画書を郵送で送りました。しかし、ほとんどの出版社からは返答がいただけませんでした。それでも諦めずに出版企画書を送り続けた結果、技術評論社さんの目に留まり、何とか1冊目の出版が実現しました。しかし、その本は紙の本ではなく電子書籍でした。それでも、商業出版される事実がとても嬉しかったのを覚えています。お陰様で今でもその本は売れているそうです。
その後、1冊目のご縁から2冊目の本の出版が決まりました。このときは「マンガ+文章」という難しいテーマでしたが、シナリオライターさんや漫画家さんなど、いろんな人と意見を交わし合い、お互いに励まし合いながら1冊の本をつくり上げる経験をさせてもらいました。この本は発売されて2年以上が経ちますが、いまだに売れているようです。
それから、3冊目の本の話をいただきました。この本は私にとっては2冊目の延長線上にある本でした。本を通じて人に伝えることの難しさ、そこに対する私なりの答えに挑戦させていただいた本でした。この本もお陰様で売れているとのことで、大変感謝しております(誤植が多かった点は著者として申し訳ない限りです)。
そして、今回、4冊目の本を出版させていただくことになりました。
既に出版することに対する私の目標は達成しています。しかし、今回の本は私が当初からどうしても書きたかったキャリアの本です。つまり今回の本こそが、私が本当に目指していた目標だと考えています。
私は商業出版にチャレンジしたからこそ見えた景色がありました。その景色が見れたことで、私のキャリアは一歩前に進んだような気がしています。
もし、本気で商業出版を目指してみたい人がおられましたら、ぜひチャレンジしてみてください。そのために私がやってきたノウハウ、運を手繰り寄せる方法などは、過去のコラムで紹介しています。
チャレンジによって見える景色は、あなたのキャリアを一歩前に進めてくれるのではないかと、私は思います。