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第222回 商業出版の進捗など(続報)

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 このコラムを書いているのはお盆休みの最中です。そういえば、しばらく音沙汰のなかった商業出版ですが、ここに来てここに来て少し動きがありました。そのため、毎年ゆっくり過ごしているお盆休みも今年は商業出版の対応でフル稼働しています。そこで、今回は簡単ではありますが、現状の商業出版の進捗を続報としてご紹介したいと思います。

■現在の進捗など

 詳しいお話は前回の進捗をお知らせした『第205回 商業出版の進捗など』に書かせていただいておりますが、ある出版社さんからお話をいただき、初心者向けのプログラミング本を執筆しています。なお、「ある出版社さん」とさせてもらっているのは、現段階ではまだ情報がオープンにできないためです。。。

 前回4月にさせていただいたお知らせでは、7月の発刊に向けて動いていることをお伝えさせていただきましたが、進捗が結構遅れています。というのも、原稿自体はゴールデンウィーク中に書き上げることができたのですが、文書量が当初出版社が想定した文書量の約3倍に膨れ上がってしまったため、大幅なリライト(修正)が必要になってしまったのです。そのため、この作業をIT業界に長けた専門の編集者さんにご担当いただいたのですが、それでも優に3カ月以上はかかってしまいました。このことから当初の出版スケジュールから大きくずれてしまい、7月発刊の線がなくなってしまっていました(汗)

 現在は編集者さんのリライトが完了し、一旦著者である私の所に原稿が戻ってきたので、全編を通したチェックを終えた段階です。これから先は、出版社の編集者さんが本全体の校正を行い、9月には初校(ゲラ)があがってくることになっています。その後、著者校正が2回ほど入った後、10月には印刷所に入稿~発売を目指すような予定になっているそうです。

 そのため、現状は私の手を離れている状態ですが、私は執筆とは別の作業として、本と連動したソースファイルの作成、本に掲載するスクリーンショットの撮影などの作業に追われています。。。

■本を執筆する上でで難しいこと

 実はこの本を執筆するまで、本の執筆で一番難しいのは規定文字数の文章を書くことだと思っていました。一般的には新書で10~20万文字程度の文字数が必要になります。そのため、これだけの文字数を書く筆力が絶対に必要になります。このことは1冊目の本で痛感していました。

 しかし、今回、規定文字数の数倍に及ぶ文字数を書いてしまったため、1冊目の本とは逆で文章を削るということが求められました。これが思いの外、いや相当キツい作業でした。実際にリライトをしていただいたのは編集者さんですが、リライトにあたり事前に著者の目線から文章を削除しなければなりませんでした。しかし、私自身は無駄な言葉を使っているつもりはないので、個人的には1文字も減らしたくありません。しかし、それを1/3の分量まで減らさなければならなかったのです。そのため、ある1節を丸々削除した場所もありました。文章を削りすぎると伝えたい意味が変わってしまう、しかし、削らないと本として成立しない。それは文章を書いている著者の立場からすると、本当に苦渋の選択の連続でした。

 そして、私は規定量の文字数まで文章を削ることができませんでした。どうしてもこれ以上削ることができない、自分の中でのギリギリのラインまで来ており、これ文章を削ると自分の本ではなくなってしまうという感覚に襲われました。そのときは相当悩んだのですが、そのことを素直に編集者さんに伝え、後はお任せすることにしました。その結果、編集者さんもかなりの時間をかけて、私の意図を上手にくみ取っていただき、文字数の調整を行っていただきました。

 こういった話は本を読んでいただく読者さんは知らなくても良い話だと思います。しかし、どの本も制作の段階でたくさんの意見や感情のぶつかりがあってできたのだと思います。本屋さんに並べられている本というのはそうやって1冊ずつ著者と編集者さんの想いが込められてできているのだと思います。そう思って本に向かうと、また違った新鮮な気持ちになります。

 恐らく、後1カ月程度で詳細な内容をお知らせできるようになると思いますので、その時期が来ましたらまたご紹介させていただきます。

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