第207回 動物の癒しについて考える
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
私事ですが、先日ペットを飼いました。元々動物が大好きなのですぐにでも飼いたかったのですが、家族の都合や世話がかかることも考えると簡単に飼うことができず、これまで飼っていませんでした。しかし、子どもが誕生日のプレゼントでペットを飼いたいといい出したので、これも何かの機会かと思い、思い切って飼うことにしました。そこで、今回はペットを飼ってみて気づいたことを書きたいと思います
■何のペットを飼ったの?
ところで、何のペットを飼ったのか? ですが、私個人は犬が大好きなのでできれば犬を飼いたかったのですが、仔犬はしつけが大変なので断念し、今回はもっと手軽に飼える小動物である「デグー」という動物にしました。
デグーはげっ歯類に分類されるネズミの仲間で南米ペルー原産だそうです。このデグーは他の小動物と違い、とてもよく人に懐き、頭の賢さが犬並みなのだそうです。また、デグー同士で簡単な会話(実際には鳴き声)をするらしく、別名「アンデスの歌うネズミ」と呼ばれているそうです。食べ物は草と水しか口にしない完全な草食動物で、匂いもほとんどありません。しかも昼行性で人間の生活ともマッチします。これらのことからとても飼いやすい動物なのだそうです。
外国ではかなりポピュラーなペットなのだそうですが、日本ではまだそれほどみかけないようで、ペットショップにも置いていない店が多いようです。そんな中、あるペットショップでたまたまデグーを2匹みかけました。どちらも生後1カ月程度の赤ちゃんだったのですが、その姿がとても可愛く一目惚れしてしまい、そのうちの1匹家に連れて帰ってしまいました。。。
家についてからゲージを用意し、数日間こまめにスキンシップをとるようにしていました。そうすると、たった数日で完全に懐きました。私が近くに行けば「ピキュー」と鳴いて遊んでくれと催促します。そこで、ゲージから出してあげると手のひらにちょこんと乗ってきて、そこで寝てしまいます。しかも、そのときは「ピピピピピ」といつもと違う鳴き声を出すのです(勝手に「居心地がいい」といってるのだと思っています)。また、体を撫でると気持ちよさそうな表情をするのですが、撫でるのを止めると「もっと撫でて! 」といわんばかりにすり寄ってきます。その姿は完全に安心しきっており、どことなく愛おしく思えてきます。
こんなデグーですが、芸を仕込むこともできるそうです。デグー本来の頭のよさもあると思いますが、瓶のフタや引き出しを手で開けることはもちろん、ジャンプや回転などの動作を覚えるそうです。なので、うちのデグーもそのうち何か芸を仕込んでみようかと思っています。
■動物の癒しについて考える
今、うちにいるデグーは体調10センチ程度の赤ちゃんですが、それでも触れ合っていると癒されている自分に気づきます。手のひらで寝てしまった姿を30分ぼーっと眺めていることもあります。こんなとき、自分の気持ちや心情をデグーに乗せていることがあります。先日まで商業出版に関する原稿を書いていたのですが、原稿がなかなか進まないときに気晴らしにデグーと遊んでいると、デグーに「がんばれ! 」っていわれているような気になってきました。もちろん、当のデグーは何も考えずただ単にに遊んでいるだけなので、私が勝手に自分の気持ちをデグーに乗せてるだけの話です。しかし、それでも私はデグーに癒され、がんばろうという気になりました。
恐らく、動物、特にペットというのは自分の気持ちや想いを乗せやすい存在なのかもしれません。だからこそ、そこに癒しを感じ、自分の想いを後押ししてくれるような存在になるのかなぁと感じました。
そうだとすれば、キャリアにせよ何にせよ目標を立て、そこに進もうとしてうまくいかないときには、動物による癒しを受けることで、また気持ちを新たに前に進むことができるのかもしれませんね。…と、ちょっと強引にペットをキャリアを結びつけてみました(笑)