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第178回 エンジニアライフでの生き残り方

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 こんにちは、キャリア・コンサルタント高橋です。

 先週、Anubisさんabekkanさんが「エンジニアライフでの生き残り方」というコラムを書かれており、コラムを書く側からとても共感しました。一応、私もエンジニアライフの生き残りの一人と思っていますので、今回は私なりの「エンジニアライフでの生き残り方」を3つ提言させていただきたいと思います。

■提言その1:そもそも、あなたにとってエンジニアライフとは何ですか?

 私の場合、エンジニアライフでコラムニストを続ける明確な理由があります。私は、「キャリア・コンサルティング」をもっとたくさんの人に知っていただきたい想いからこのコラムを書き続けています。そのため、私のコラムではどのネタであっても根底となるテーマに「キャリア」があります(あるつもりです)。そして、長く続けられているコラムニストの方には総じてエンジニアライフで何をしたいのか? その目的を明確におもちになられているに感じます。

 一方で、エンジニアライフでコラムニストになることが目的となっている人もおられるように思います。この方々はエンジニアライフでコラムを書くことが目的なので、コラムをアップされた時点で目的は達成されます。そのため、概ね1年以内にフェードアウト、もしくは無期限休止に入られているのではないかと感じています。

 従って、私が思う「エンジニアライフでの生き残り方」の1つめは、

あなたにとってエンジニアライフとは何ですか?

この答えを明確にもつことだと思います。

■提言その2:あなたはどの程度のスパンでコラムを書けますか?

 次に、コラムニストとしてコラムを書く上で、コラムをアップする頻度の問題があります。私は毎週決まったタイミングにコラムをアップするようにしていますが、実はこのアップするスパン(間隔)がコラムニストを苦しめたり、助けたりします。

 コラムを始めた当初は書くネタも豊富にあり、キーボードを叩く手も軽快に動きました。私は1回のコラムで概ね1,500~2,000文字程度を書くようにしているのですが、最初のうちは3,000文字を超えることもありました。しかし、コラムをアップし続けているとどうなるか…? そう、ネタが枯渇するんです! 私の場合、シリーズ化したコラムがいくつかありますが、これは完全にネタがない中で搾り出した苦肉の策だったりします。

1,500~2,000文字程度:コラムを始めた当初はもう少し多く、2,000~4,000文字程度にしていました。しかし、この文字数だと5分で読める分量をオーバーしているので、現在の文字量にしています。

 そのため、私のように定期的にコラムをアップする形態をとっている人はいつしかネタ切れを起こす可能性があります。しかし、だからといってコラムを不定期にしてしまうと、今度は決まったタイミングでコラムを書くという縛りがない分、コラムを書くことが後回しになってしまい、いつしかコラムニストから離れてしまうことにもなります。

 つまり、コラムニストにとってコラムをアップする頻度はとても重要で、コラムをアップする頻度を上げればネタを枯渇させる元になる反面、自分を縛ることにもなるので、何とかコラムを出そうと自分を奮い立たせることができます。逆に、コラムをアップする頻度を決めなければネタがみつかったタイミングでコラムをアップできるのでネタ切れを防ぐことができる反面、アップしなくても自分を縛ることにはならないので、人によってはコラムニストを続けることが難しくなってきます。

 従って、私が思う「エンジニアライフでの生き残り方」の2つめは、

あなたはどの頻度であればコラムを書き続けることができますか?

この答えをあなた自身が決めておくことだと思います。

■提言その3:あなたにとってコラムニストは何番目に大事なことですか?

 最後に、コラムニストという活動がその人の中でどの程度の位置づけなのか? があります。私の場合、コラムニストとしての位置づけは自分の中ではかなり高い位置にあります。だから、3年半という限られた期間ではありますが、何とか毎週コラムを書き続けることができたと思っています。しかし、途中かなりキツい思いをしたことは何度もありました。

キツい思いこの辺のコラムをご参照ください。

 当然のことですが、どのコラムニストの方も本業をもっておられます。本業が忙しくなればコラムを書く時間が削られます。そのよう中で、コラムを書き続けられるかどうかは、その人にとってコラムニストの活動がどれほどの優先順位をもっているか? だと思うのです。

 従って、私が思う「エンジニアライフでの生き残り方」の3つめは、

あなたはコラムニストをどの程度の優先順位で考えていますか?

この答えをあなた自身が考えることだと思います。

■コラムニストをやってきてよかったと思えること

 エンジニアライフのコラムニストの門戸は多くの人に開かれています。しかし、コラムニストとしてコラムを書き続けることはとても大変なことだと思います。しかし、その大変さ以上に得るモノはたくさんあります。

 私の場合、幸いにしてコラムニストの目的がブレることなく今でもコラムを書き続けることができています。私はコラムニストとしてコラムを書き続けることで、たくさんの発見や体験をさせてもらいました。そして、今この瞬間にも新しい取り組みをやらせてもらっています。これは、コラムニストをやっていなければ絶対に体験することができない、私にとって貴重な経験です。

 そして、このことはキャリアづくりにおいても同じことがいえます。自分の目指す目標(キャリア)があり、そこにたどり着くためには先の3つの提言がそのまま使えます。

  • あなたにとってその目標(キャリア)はどのような意味があるのですか? (提言その1)
  • あなたはその目標(キャリア)に到達するために、どの程度のスパンで行動できますか? (提言その2)
  • あなたはその目標(キャリア)を自分の中で何番目に置いていますか? (提言その3)

 あなたにもし目指したいキャリアがあるのであれば、ぜひこの3つの提言をあなた自身に問いかけてみてください。あなた自身を見直すことで、あなたはご自身が目指すキャリアに近づけるようになります。

 そして、これからエンジニアライフのコラムニストになろうと思われている方、ぜひこの3つの提言をあなた自身に問いかけてみてください。そして、私たちと一緒にコラムニストになって、新たな活躍の場を広げてみませんか?

Comment(2)

コメント

abekkan

他人のコラムにツッんで話を広げること、も生き残る手段の一つですね(^^)

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