第172回 Windows10にアップグレードしてみました
こんにちは、キャリア・コンサルタント高橋です。
Windows7~8.1のPCには期間限定でWindows10への無償アップグレードができることをご存知の方は多いと思います。Microsoftによると、Windows10がリリースされた2015年7月29日から1年間は無償でアップグレードできるそうで、アップブレードされたPCはそのPCが壊れて使えなくなるまでサポートされるそうです。今回、私が愛用しているPCもWindows10にアップグレードしたのですが、その際に感じたことを書こうと思います。
■Windows10へのアップグレード方法
Windows10に無償アップブレードできるPCにはタスクバーの右側にウィンドウズアイコンがひっそりと表示されています。これをクリックするとアップグレードの予約という文字が出てきます。そうして、アップグレードができる状態になると通知が表れ、後はPCが勝手にアップグレードしてくれます。
予約をしてからアップブレードが完了するまでの時間はネットでは数日~半日程度とありましたが、私の場合、夜、寝る前に実行させて朝起きたら終わってたという感じでした。そのため正確な時間は分かりませんが、ファイルのダウンロード(確か3GBほどあったと思います)を含め、3~4時間程度かかっていたのではないかなと思います。
■Window10の使い心地は?
まだそれほど深く弄った訳ではありませんが、全体的に使い勝手が良くなったと感じました。その一番の理由は、デスクトップモード(デスクトップ画面が表示されるモード)とタブレットモード(アイコンがたくさん並んだ画面が表示されるモード)がうまく融合(?)された感じになった所です。旧来のWindow8~8.1ではこれらのモードがそれぞれ独立しており、ボタンやアイコンでそれらのモードを切り替えていました。しかし、Windows10の場合、デスクトップモードで右下のWindowsボタンを押すと、そこに少し小さめのタブレットモードの画面が表示され、それが昔のWindowsでいうところのプログラムグループのような感じになっており、非常に分かりやすくなっていました。 また、私のPCはPCとしてもタブレットとしても使えるのですが、タブレットに変形させると、自動的にタブレットモードに変更されるのも親切に感じました。
また、タスクビューなるアイコンがタスクバーにあり、このボタンを押すと、ちょうどスマートフォンにあるような、これまで立ち上げているアプリを並べて表示することができるようになったため、アプリの管理もやりやすくなっています(Windows8.xではアプリをサムネイル表示させていたのですが、画面をスライドして表示させていたので、使い勝手が悪かったです)。
さらに、Windows10の目玉の一つ、IEに変わる新しいブラウザEdge(エッジ)も使ってみました。IEではTridentというレンダリングエンジンが使われていましたが、EdgeではEdgeHTMLという新しいレンダリングエンジンを積んでいるそうで、これもIEに比べかなり使い勝手が向上しているように感じました。また、Webノートといって、表示されているページに直接書き込めるモードが追加されているのも面白いと思いました。
■Windows10の評価は?
Windowsのアップグレードに関してはよく「最初は様子見」といわれます。これはアップグレードした際の不具合やアプリケーションの対応具合を考え、いきなりアップグレードすると不便なことが起こってしまうので、ある程度こなれてからにした方が安全という理由からです。実は私も最初はそう思っており、来年になるまではアップグレードを控えておこうと考えていました。しかし、毎日毎日タスクバーの右側にあるウィンドウズアイコンをみる度に、無性に押したくなる衝動にかられ、先日、とうとう押してしまいました。
でも結果は前述のとおり、私はアップグレードしてよかったと思っています。ただ、まだアップグレードして数日しか経っていないのでまだまだ細かいところまで触り切れておらず評価しづらい部分はありますが、導入時点での感想としては…、
- UIが使いやすくなっている
- アプリの起動や動作などの体感速度が向上している(ように感じる)
でした。また、普段使っているアプリの不具合が(今のところ)起きていない点も大きなプラス要素だと思っています。
これらのことから、今回のアップグレードは私にとっては「案ずるより産むが易し」でした。この記事が今後Windows10へのアップグレードを控えられている方のご参考になれば幸いです。