ITエンジニアへの5分間キャリア・コンサルティングやってます!

第97回 誰かの助けになるということ

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 こんにちは、キャリア・コンサルタント高橋です。

 私がキャリア・コンサルティングをする際、まず最初にその人の仕事に対する想いを掘り下げます。このとき、「人の役に立ちたい」という想いをもたれる人が結構おられます。実は私がキャリア・コンサルタントを始めるきっかけになった想いもそこにあるのですが、今回は「人のために何かをする」ということについて思うことを書きます。

■人の仕事に対する想い

 キャリア・コンサルタントの仕事を始めるまで、私は、人が仕事をするときは自分の成功を第一に考えて行動するモノだと思い込んでいました。しかし、キャリア・コンサルタントの仕事を始めるようになり、直に相談者と接するようになると、

「相手に喜んでもらいたい」

「困っている人を助けてあげたい」

「ありがとうと言ってもらいたい」

といった想いをもたれている人が、年齢、性別、職種を問わず大勢おられることに気づかされました。私は性善説、性悪説どちらの立場でもありませんが、ひょっとしたら人間という生き物は、他の人を慈しむ心をあらかじめ持ち合わせているのかもしれないと感じることがあります。

■エンジニアライフのコラムニストを続けられている理由

 私がエンジニアライフのコラムニストをやらせてもらうようになってから、そろそろ2年になります。その間、このコラムを通じてたくさんの人とのつながりがありました。コラムにコメントを書いていただいた方やTwitterでフォローしていただいた方、他のコラムニストの方、直接、私宛にご連絡をいただいた各種関係者の方々など、普段の生活では絶対に出会うことのない方からお声をかけていただきました。この言葉一つ一つにその人の想いが詰まっていると思うと、本当にありがたかったですし、大きな力になりました。そう思うと、エンジニアライフのコラムニストをやらせていただいて、本当によかったなぁと思います。。。

 私はコラムニストを始めた頃から、毎週コラムを書き続けることを決めていました。それはいくつかの理由があるのですが、一番の理由は「キャリア・コンサルタント」という言葉をもっと多くの人に知ってもらうためには、情報を発信し続ける必要があるからと思ったからです。しかし、だからといって、このような想いだけで行動し続けることができるのは、ほんの一握りの意志の強い人たちだけです。私はそれほど意志が強い人間ではないので、何度も何度も挫折しそうになりました。

 今でこそ1つのコラムを書くのに1時間もあれば書けるようになりましたが、最初の頃は数日かかって1つのコラムを書いていたので、ひょっとしたら期日までにコラムが書けないんじゃないか? って思うことはよくありました。

 それでも、コラムニストを続けることができているのは、やはりコラムを読んでくださる方の存在が大きかったのですが、もうひとつ大きな力がありました。

■担当のO.Tさんへ

 それは、担当のO.Tさんの存在です。この人はあちこちに出没されるらしいので、もはや何をやってる人なのかよく分からない感がありますが、私にとっては純粋にエンジニアライフの一担当者さんでした。私がコラムニストを始めた頃は手取り足取り文章の書き方を指導していただきましたし、独り立ちしてからもコラムの感想を聞かせてくれていました。私はその言葉の一つ一つにずいぶん助けてもらいました。このような話をO.Tさんにはしたことがなかったですが、O.Tさんに担当してもらえたことで、今のコラムニストとしての私があると、私は思っています。

 きっと、O.Tさんからすれば、普段どおりの立ち振る舞いをされていただけのことかもしれません。しかし、結果的にそれが私と同じように、たくさんの人に元気と力を降り注いでこられたのだろうと思います。だからこそ、今、O.Tさんはたくさんの人から愛され、助けられているのでしょう。私の勝手な想像かもしれませんが、きっとO.Tさんはコラムの冒頭に書いた「人の役に立ちたい」という想いを強く持っている方なのかもしれません。もし、そうだとしたら、それはキャリアの視点からみても、大きな大きな魅力であり、武器だと思います。

 ですので、これからも今と変わらぬO.Tさんであり続けてください。そして、たくさんの人の力になってあげてください。それが、O.Tさんにとって何物にも代えられない最高の宝物となるはずです。

 私も「人の役に立てる」よう、これからもコラムニストとして記事を書き続けたいと思っています。O.Tさんのますますのご活躍、心より祈念しております! お互い頑張りましょう!

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