「人間関係」カテゴリーの投稿 (3/5) 【小説 エンジニアの事故記録】第七話 放置の君 一旦弱まった雨が少し強くなりだした。駅が近いのか車の量が多くなってきた。幸一郎はスピードを緩め渋滞の列の中ほどを、ノロノロ運転で進んでいた。渚沙が降りると言っていた角まで、あと300メートルほどある。... 2017/09/13 Comment(0) 【小説 エンジニアの事故記録】第六話 嘘つき 「僕は君のことを......」「ガハハハハっ!!」突然、隣の席で大笑いが聞えて来た。「それでさ、俺がパワハラだろって言って、部長のやつをぶん殴ってやったんだよ!そしたら何て言ったと思う?」「えー?なに... 2017/09/08 Comment(6) 【小説 エンジニアの事故記録】第五話 告白 幸一郎は百本の薔薇の花束を、自信たっぷりに渚沙に差し出した。渚沙はそれを受け取るのをためらったようだが、すぐに失礼と思ったのだろうか、戸惑う素振りを見せながら両手でそれを受け取った。まるで腫れ物にでも... 2017/09/06 Comment(2) 【小説 エンジニアの事故記録】第四話 100%の愛情 幸一郎と小山は自分の席がある四階の開発室を出ると、階段を上り五階のサーバ室の扉の前に立った。サーバ室にある開発サーバや、遠隔地にある本番サーバに接続できる保守端末はお客の資産である。そのため、ここに入... 2017/09/01 Comment(0) 【小説 エンジニアの事故記録】第三話 cron念のため 幸一郎は今日の午後6時、職場の近くのフランス料理店「マイフレンチ」で渚沙と会うことになっている。店には渚沙の返事が出席OKだろうがNGだろうが構わずに、数日前から予約を入れて置いた。人気店なので当日予... 2017/08/29 Comment(0) 【小説 エンジニアの事故記録】第二話 3-4x 液晶テレビには、夏の甲子園出場をかけた県予選の決勝戦が放送されていた。「江戸川個岩高校」と、小山と幸一郎の母校である「大都会西高校」の甲子園出場が決まるかどうかの大一番だった。3-0で迎えた九回裏。母... 2017/08/25 Comment(0) 【小説 エンジニアの事故記録】第一話 一目惚れ ブロンズ情報システムが請負っている「婦人服通販・売上管理システム」開発プロジェクトは、ここのところエンジニアによる事故が続いていた。操作ミスで設定ファイルの権限を変えてしまったとか、リリースしたプログ... 2017/08/21 Comment(0) 【小説 愛しのマリナ】第十五話 挑発からの挑戦状 意表を突かれた森本は、目が点になっている。「明日、お前の漫画を見せてみろ」それを聞いた森本は、一瞬迷ったような顔をした。「何だ?俺に評価されるのが怖いのか?漫画ってのは皆に読まれてナンボだろ?」敢えて... 2017/03/07 Comment(4) 【小説 愛しのマリナ】第十四話 漫画家志望 「何言ってるんですか!?ちゃんと仕事してるし揉め事も起こしてませんよ」電話越しに社長の怒鳴り声を聞いた慶太は、ウンザリした。大方、荒川のやつがクレームを入れたのだろう。荒川は自分のやり方を無視して、開... 2017/03/03 Comment(4) 【小説 愛しのマリナ】第十三話 勇者はHPが3回復した! 開発会議の席で、荒川リーダーが全体のスケジュールについて話した。「皆さんのプログラミングと単体テストのスケジュールが遅れています。来週の結合テスト開始に向けて土日を潰して頑張っていただきます」これで土... 2017/02/28 Comment(2) 前のページへ 1 2 3 4 5 次のページへ SpecialPR
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