部下を退職に追い込んでしまった経験、ありますか?
後輩を退職に追い込んでしまった経験がある
私はなぜ、部下を退職に追い込んでしまったのか(https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/2001/20/news011.html)
こちらの記事を読んで思ったのは、私も会社員時代に似たことをやってしまっているな、という事です。たしか当時は6年目ぐらいのときに、当時3年目の後輩を私とは別プロジェクトになった時のことでした。今思えば、部下のスキルとプロジェクトの内容がアンマッチだったし、かなりの無茶振りをされていました。そんな中、私自身は私の上司に報告のみで助けずに何もしませんでした。その結果、そのプロジェクトは強引に完了しましたが、私はプロマネからだいぶお叱りを受けました。
後輩はプロジェクト終了後に休暇を取らせて、管理ができる別の先輩のプロジェクトに参加することなりました。もうその時には辞めることを考えていたのでしょう。真面目な人だっただけに、後輩は自分の能力に原因があると思いこんでしまい、数カ月後には「自分にはこの業界は無理でした」と会社を辞め別業界に行きました。記事とは違って入院とかはなかったのですが、プロジェクト完了時点では入院一歩手前まで疲弊していたと思います。
契約も大事だけど、管理する人の管理スキルも大事
私の件で言えば、親会社と子会社の関係もあったので契約についてはそれほど問題ありませんでした。つまり私の管理能力不足が主な原因です。当時の私は、自分でその場で対応できても、後輩だけでは対応できない事に気が回らなかった。そのせいで後輩が私がSOSしても、適切に対応できず、不必要に我慢させてしまったのがミスでした。もし今、当時の自分に会えたら、指摘できる部分はいっぱいあったと思います。
私のスキルの限界点
自分が参加しているプロジェクトでは上手に立ち回れるし、後輩、部下の面倒をみることもできます。でも組織で管理者になるということは、自分が参加しないプロジェクトでもしっかり管理していかなければなりません。この件以降も、後輩、部下を管理することがありましたが、自分が見えない部分のフォローがまるでできなかったことを覚えています。つまり参加していないプロジェクトでの対応がかなーり下手で、頼りない上司というわけです。そして私は上の人間になるのに向いていないと思うようになりました。
フリーランスで一人で仕事をやっているのも、この思いがかなり大きいです。たまに従業員を雇ったりしないのか?組織を作って大きくやらないのか?と聞かれることがありますが、こういった経験から今後も組織化したり、複数のプロジェクトの同時に管理するのお仕事などをやることはないと思っています。
できない事を知る、嫌いなことを知ることは悪いことではない
私の元でフォローを十分に受けれなかった方たちには非常に悪いことをしたとは思っています。
ただ自分自身の悪い部分を知る上では良かったと思っています。二度とこういう人をださないという点で。なんでもそつなくできるように成長する人もいますが、人によっては何回やってもどうしてもできない能力もあります。それを正しく知って、キャリアアップを図ったり、できない部分を仲間と補いあったりしていくことが大事です。もちろん何かができない分、その他でフォローできるぐらいの能力を獲得する必要もあります。
環境によって大失敗することもあれば、自分の能力不足で大失敗することもあります。その失敗後のフォローや後始末も大事ですが、これは経験することによって成長できるのか、自分にできないことなのかを知ることも大事。人は完璧超人にはなれないので、自分の能力でどこを伸ばして、どこを諦めて他人に頼るのかを正しくしっていくことも経験の一つだと前向きに考えていきましょう。
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笑顔表情筋のトレーナーをやっており、朝活やセミナーなどやっています。
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