エンジニアでいかに稼ぐか?学校や会社では知ることができなった体験、経験を綴ります

転職するのは2人に1人程度らしい

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こんにちは、手塚規雄です。

最近、こんな記事を発見しました。「行きづらい人々の受け皿がプロブロガーしかない問題」(http://blogos.com/article/191004/)。

私は内容に関する是非よりデータのほうが気になりました。それが今回のコラムになります。

厚生省調べによると転職するのは2人に1人程度

厚生労働省の平成26年版 労働経済の分析の第3章第1節「我が国における職業キャリアの現状」(http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/14/dl/14-1-3_01.pdf)

こちらの資料にてこんな資料が出ていました。

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男性は60歳前後まで役50%は離職しない。女性は30歳以降で30%程度しか残り続けない。私自身の感覚だと想像より多い気がしたのですが、離職が多い職場もあることを考慮するとこんなものかな?と思っています。

転職に対する壁は何か?

答えは同じ資料にありました。「望ましいと思うキャリアの構成比の推移」です。

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この質問もわかりにくいのですが、結果として一企業に長く努め続けるキャリアが一番望ましいと思っている人が50%を占めているということです。逆に多くの企業を渡り歩けるキャリアを望ましいのは20%程度。そりゃ、転職する人は少なくなります。

悪い言い方をすれば昔ながらの思想が残っているという事です。会社員を武士とすれば、武士の主はその地方の主1人であるべきで、転々とする人はあまり信用できない。

そして私自身もどちらかといえばその意見に賛成派です。能力と年に大差がなければ長く一緒に働いている人を重宝してしまうと思います。そんな文化が根強く残っていると転職しようと思う人は少なくなってしまいます。

将来独立を考える業種だと転職は普通?

個人的には飲食業界や保険業界などで独立志向が強いという印象ですが、そんな業界は転職が普通のような気がします。転職しながら経験や資金をため、将来は独立して頑張りたいから周りの評価は気にすることはない。だからこそ心理的な転職のハードルが低い気がします。私自身も独立を考えはじめてからは会社を辞めることに何も抵抗は感じなくなりました(ただ独立への不安はありました)

結局転職するのはメリットかデメリットか?

他にも転職すると退職金が少なくなるという金銭的なデメリットも確かに存在します。ただ今回紹介した「労働白書」には

・転職した人は、今後も積極的に転職してキャリアアップしたい、

・大企業では転職経験者が少ない

などの調査結果があるので、こちらの資料を自分自身でもっと読んでみると新しい発見があるかもしれません。

最後に

人から紹介された内容だけを鵜呑みにしないで元データには何が記載されているのかも、しっかり調べることをやっている人は少ないです。こういう事ができる人ほど上手に情報を活用できる人だと思います。

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コメント欄やTwitter(@noriwo_t)にて書いて欲しいコラムの題材をいつでも受け付けております。ただしその内容に応えられるかどうかはわかりません。基本的にコメント欄には私自身がコメントしないのですが、題材リクエストに関してはレスをすることもありますので、よろしくお願いします。

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