【3】どうやってフリーのプログラマーになるの?
こんにちは、手塚規雄です。
会社に就職するのは誰かに教わらずとも知ることができます。就職に関する情報が数多く存在するからです。大学でも情報を提供してくれるし、就職サイトもあれば就職に関する書籍もたくさんあります。でもフリーランサーになるのは意外とわかりません。フリーに関する話を聞くことはあっても、なるための情報があまりないからです。だから私自身もフリーになろう!と思うまではどうやってフリーになればいいのか知りませんでした。そこで今日は
「フリーのプログラマーになるにはどうするのか?」
この疑問についてのお話です。
フリーのプログラマーといってもいろんな方がいます。大きくわけると2つに分類されます。
1:自分で製品を作り販売する(メーカータイプ)
2:企業や個人と契約を結び、自宅で仕事をする(ノマドワーカータイプ)
3:企業や個人と契約を結び、相手の事務所で仕事する(サラリーマンタイプ)
多くの人が思い浮かぶのはノマドワーカータイプですが、メーカータイプやサラリーマンタイプもいます。フリーという言葉からノマドワーカーと勘違いされやすいのですが、クライアントとなる会社に常駐する案件も数多く存在します。サラリーマンタイプですが、生活スタイルはほとんど会社員と変わりません。私もその一人です。それぞれ3タイプについて詳しく説明していきます。
一番わかりやすいのがメーカータイプ。自分で作って販売する。販売方法はホームページでのダウンロード販売、自分でソフトウエアを企業へ納入するパターン、クラウド形式でサービス利用の形式、さらには店舗販売する形式もあります。これが無料のソフトウエアになるとフリーソフトになります。もちろんこれはフリーランサーだけでなく一般企業でも同じように販売しています。ただ口で言うのは簡単ですが、これでしっかり稼げる方はプログラミング能力だけでなく、企画、集客、販売などのビジネス能力も必要になってきます。もしくは一部外部委託などして自分にない能力を他の人に補ってもらっています。そんな人脈を持っている人でもあります。勘違いしてはいけないのは一般企業と違い数多く販売する必要は必ずしもありません。なぜなら一般企業と違って仮に1つ1万円程度のソフトウエアを100本販売すれば100万円の収入になるので個人の収入として考えるなら非常に魅力的なものになります。
2番目のノマドワーカータイプや3番目のサラリーマンタイプですが、そもそもどうやって個人や企業相手に契約を結ぶのか?という疑問があると思います。実は案件紹介サイトや仕事仲介サイトを利用すると意外とカンタンにできてしまいます。
案件紹介サイトや仕事仲介サイトに登録すると、スキルや要望にあった案件や仕事の紹介を受け、直接面談する事もあればメールのやりとりだけで契約になることもあります。そして契約内容によってタイプが決まります。在宅ワークがOKならノマドワーカータイプ、相手先の事務所に通勤するならサラリーマンタイプになります。契約が決まれば会社の仕事とあまりかわりありません。ただし在宅ワークの場合には自分でソフトウエアの購入やセキュリティ確保の必要があるので、その経費は別途必要になります。
案件紹介サイトや仕事仲介サイトについてですが、これらのサイトは多く存在し、それぞれのサイトによって案件の偏りやある種の特徴もあります。これは「フリー プログラマー 案件」などの言葉をネットで検索すれば多くのサイトが表示されます。もちろんプログラマーだけでなく、プロマネやコンサルタントでも多くの案件があります。それだけ需要もあること、フリーのエンジニアも多く存在することを示しています。一度検索すると実際にどんなサイト、案件があるのかわかるので是非とも試してみてください。
もちろんサイトなどを使わずこの人自身のコネ、人脈を使って契約している方もいます。意外かもしれませんが会社を辞めるけど、自分がやっていたお仕事の一部を会社から受託して事業スタートする方も意外と多いです。これも立派なコネですから会社としっかり交渉や契約ができていれば問題ありません。
一言にフリーのプログラマーといっても様々なタイプもあれば、1つの仕事だけでなく複数同時展開している方もいます。その中でも難易度が低いのはサラリーマンタイプです。もし転職を考えている方がいれば、サラリーマンタイプでフリーになってみるのも一つの選択肢として考えてもいいのではないでしょうか。