【2】俺よりスキルのないアイツのほうが収入が高い理由
こんにちは、手塚規雄です。
システムエンジニアやプログラマーの誰もが一度は思うこの疑問。この話題について、私なりの視点、観点で考えをお話します。
先に結論から言いますと理由は3つあります。
1:アイツより査定する上司にアピールできていないから
2:アイツより給料が少ない会社に勤めているから
3:アイツより需要のないスキルだから
この3つの理由について1つずつ解説していきます。
まず1つ目ですが、上司へのアピールです。査定する上司であり人間です。だから目に見えるもので判断されます。例えば料理で例えてみましょう。仮に味は同じであっても見た目が彩り豊かで暖かく美味しそう料理と、見るからに貧相で冷めていて不味そうな料理。どちらを選ぶかと聞かれれば美味しそうな料理のほうが選ばれやすいし、実際に食べても美味しいと感じると思います。アピールと近いのが上司に可愛がられることです。これは人の性格、もっといえば才能に近いものなので努力してカバーできるものではありません。そのため上司に可愛がられる性格のかたは収入の面で得をしていると思います。
次に2つ目についてですが私の経験を例にします。サラリーマン時代は親会社の方々とほぼ同じ仕事をしていました。同じような仕事、実力、労働時間でした。しかし親会社と子会社の関係を考えるとあたりまえのことですが、私の給料ほうが低かった。仕事は同じでも会社の違いが給料の違いとなる。これが変えられない現実でした。
会社の違いだけでなく地域や国の違いでも給料は違います。海外から日本に来るエンジニアは、母国よりで働くより日本で働くほうが稼げるからこそ出稼ぎしに来るのです。そういえば昔、日本が円高の時代ですが、日本円で給料を貰っている海外エンジニア方々は為替レートの関係で故郷への仕送り金額が倍になった!と物凄く喜んでいたエピソードがあったのを覚えています。
最後の3つ目は市場価値の問題です。私が会社に入社後して最初に覚えたのがCOBOLでした。このCOBOLは今でも現役のプログラム言語ではありますが、多くの企業に求められているのか?と言われれば答えはNOです。どちらといえば過去の言語です。一方、流行で多くの企業に求められている言語、たとえばPHPなどのほうがエンジニアとして価値が高いく、実際フリーの案件でPHP募集のほうが報酬額は高い傾向にあります。もちろん今後はどうなるかはわかりませんし、必ず移り変わっていきます。
この3つのいずれか、もしくはすべてが理由となって自分の給料が低くなっている原因になっています。多くのサラリーマンが1つ目の上司の査定と考えますが、実は2や3の原因もありませんか?そしてその原因を解決して収入を上げることに最初から諦めていませんか?私はサラリーマンからフリーランサーになることで収入を増やすことができました。これはスキルアップしたわけでもありませんが、顧客と私の間に会社という存在が無くなったので、中間マージンを会社に抜かれることが無くなったからです。
スキルのないアイツの給料が高い理由がわかれば、そのまま手段になります。つまり3つのどれか、もしくはすべてを使えば収入を増やすことが出来ます。もちろんどれもすぐに結果になるものではありませんが、なかでも手っ取り早いのは転職や独立になっていきます。その分リスクも大きくなるので人生の選択を間違いないようにするのが大事です。
コメント
tavnaziansheep
1つ目と2つ目逆じゃないですか?
手塚規雄
>tavnaziansheepさん
ご指摘ありがとうございます。修正しました。