生き様093. 持たざる者のマネジメント ~誰が為のマネジメント?~
やりたいこととやれることのバランス
最近、やりたいことに対してやれることが圧倒的に足りてないな、と感じています。
ちょっとばかり「やらなきゃいけないこと」を溜め込みすぎてる様です。
「やらなきゃいけないこと」自体の大半は楽しいのですが、溜め込み過ぎは良くないですね。
何事も。
特に、今年の確定申告へ向けての準備をもう5ヶ月分溜め込んでいるので、どげんかせんといかんと感じています。
でも多分、これはギリギリまでやらないでしょう(苦笑)
持ってない側の人間、白栁隆司
こういうと怒られるのを承知で言います。 僕は【持っていない側】の人間です。
- 僕の家は賃貸です。あと2年後には出ていかないといけません。
- お金は持ってません。事業の赤字 is Dead です。
- 家族もありません。親とは喧嘩別れし、兄弟姉妹と連絡も取ってません。親族は連絡先すら知りません。
- 恋人はいません。辛うじて【恋人いない歴=年齢】ではありませんが、現在【恋人いない歴】の最長記録を更新中です。
- 友人が居ない、とは言いませんが、なんやかんやで少ない友人とも疎遠です。そもそも、知人と仲間と友人の違いってなんですかね?というぼっち気質。
- 仕事は、辛うじて食べて学んで趣味に費やせるぐらいを得られているのですが、切られたらOUTです。
- 健康はありません。いや、今入院してないだけ健康かな?っていうレベル。
- 運もあるとは言い難い。ただし土壇場で死なない悪運は強いです。
- 技術も「当たり前のことができる程度」でしかありません。多方面に、ちょいちょいある、程度。
- 人望や人脈は計り方が難しいですが、決してある方ではないでしょう
- クレカ作れなかったので、公的な信用もないです。
基本的には【ないわけではないから持ってる】が基準になる程度のレベル感です。
ということで、色々とお察しください。
自分のダメさをさらけ出す、というのは恥ずかしいものなのです。
今回のお話に説得力を持たせる為、と我慢します。
もしかしたら、羞恥心も持っていないのかもしれません。
ですが、これらをさらけ出したのは、同情を誘う為ではありません。
こういう人間でも生きてきたのは、
そして勝負をしようと考えられるのは【マネジメントがあるから】です。
今回は、そういう話をします。
「持ってる人間はマネジメントしない?」「いや、するよ!」
多くのITエンジニアがマネジメントにこういう印象を持っているようです。
「マネジメントは【デキる人】がするものだ」と。
【デキる人≒持ってる人】の様です。
お金だったり、学歴だったり、地位だったり、名誉だったり
なるほど、確かにそういう人たちがマネジメントをしてそうなイメージがありますね。
僕の勝手なイメージではありますが、そういう人達の中には2種類が存在ます。
* 「意識的にマネジメントして手に入れた人」と「意識せずにマネジメントしてる人」*です。
マネジメントせずに手に入れてている人なんていません。
一昔前には「帝王学」などという言葉もありました。
それもまた立派なマネジメントです。
つまり、持ってる人はマネジメントするから、より持っていくんです。
それを指を加えて見ているだけでいいのでしょうか?
「どうせそっち側にはなれない」なんて諦めてませんか?
持たざる人ほどマネジメントを!
正直、持ってる人は「普通」の感覚でマネジメントしてる人が多いので、これ以上僕が言うことはありません。
どうぞ続けて下さい。
それよりも、「持っていない」と思い込んでいる人こそ、マネジメントを意識すべきなのです。
マネジメントは特別なことではありません。
あなたの隣にとはいいませんが、身近にあります。
例えば、お財布の中身の管理。
例えば、毎日の起床時間、出勤時間。
例えば、休日の予定。
例えば、性格診断テスト。
これらは立派なマネジメントの一部です。
自分自身に対する小さな「セルフマネジメント」です。
セルフマネジメントを意識することか初めてみましょう。
そして、次に考えることは、自分の目標についてです。
大きな目標、小さな目標、近くの目標、遠くの目標。
いろいろな目標があるでしょう。それを書き出してみましょう。
そして、それを整理して、一つ一つについてかんがえてみるんです。
「どうやったら、目標を達成できるか?」と。
そこから、あなたのマネジメントの扉が開かれます。
白栁がマネジメントを体得した話
ここで僕がマネジメントを体得した時の話をしましょう。
35歳ぐらいのとき、ある小さなプロジェクトを任せれていました。
短納期・大量作成の仕事でしたし、色々とトラブルは有りました。
しかし、なんとか目処を立てて、比較的余裕がある状態にすることができました。
「このペースで進めれば、期限内に目標達成できる」と。
ところが、予想外のトラブルが飛び込んできます。
そのトラブル自体に僕は直接関係ないのですが、責任が自分が所属する会社にあること、トラブル解決の為に一番知識を持っているのが白栁であることetc..。
短納期・大量作成の仕事の余裕だけでは足りない量の仕事(エンドレストラブル)が降ってきました。
しかも、どちらもリスケができません。
何故なら、短納期・大量作成の仕事の方は、僕の手に仕事が来るまでにリスケを重ねており、これ以上後ろに下げることができない状況でした。
トラブル対応の方は、既に火消し状態として投入される為、そもそものスケジュール交渉ができないぐらいの弱い立場になっているという始末。
つまり、どちらも「納期死守」なわけです。
これはもう、まさに【マネジメント or Die】としか言えない状況です。
そこで当然、【マネジメント】を選びました。
2人いたチームメンバーに、大量作成の仕事をなるべく任せる様に動き、
エンドレスなトラブル対応に集中できる時間を増やします。
その上で、トラブル対応の優先度の仕分けをしてからの~~~、と守秘義務に引っかかるので言えないようなアレヤコレヤの調整をしながら並行作業で進めました。
既に「短期間・大量納期」の仕事量をこなす為に、マネジメントを意識しつつありました。
しかし、この「もう絶対ムリ!」と叫びたくなる状況を経て、僕はマネジメントを強く意識したのです。
全部を完璧にやる必要はない
計画通りに事を運ぶのは、苦手です。
過去に「毎月5万ずつ貯金しよう」と思っていたのに、気が付いたら少し溜まってたお金を使って少し大きな買い物をしてしまう、ということを繰り返しています。
ちょっと前に仕上げた仕事は、当初の計画通りではなく最後に「えいやっ」って片付けた感じです。
肩こり解消の為に初めたフィットネスゲームも、一人では続かないので、配信で公開しながら取り組んでいます。
マネジメントでは計画を立てますが、いきなり計画を全て完璧にこなす必要はありません。
計画はあくまでも計画。現実とのズレは必ず出るものです。
現実とのズレが出た時には、そのズレが出た理由を分析して、次の計画でズレを小さくするようにすればいいのです。
そうする内に、無理な計画は避けるようになったり、自分にとっていい塩梅の計画が立てられる様になるはずです。
ですから、マネジメントを嫌ったり放り出さないで下さい。
まずは、無意識でやっているマネジメントを自覚するところから始めるのが、嫌になりにくいのではないかな?と考えています。
おまけ:僕がギリギリの綱渡りを生き抜いてる理由
僕の人生は、今もなお綱渡りです。
一歩間違ってたら、時給750円のアルバイト代でその日暮らしです。※2:2020/02/14現在の最低賃金は 東京 最安の地域でも790円
原因は中にも外にも沢山あります。
でもギリギリ、必要なものを必要な時に買って、趣味の為にお金を費やせる生活ができる状況に居ます。
正直、運が良かった、そう思っています。
それ以上に
- 収入を得るための「知識」があった
- 仕事を得られる「技術力」があった
- よりよく生きるために「考える力」があった
特に最後の「考える力」がマネジメントに繋がっていきます。
知識を貪欲にかき集めて、自分の体験をベースに飲み込み、技術に乗せる。
これらをスムーズにできるようにする為に色々と考えました。
一般的な言葉で言うなら「情報収集」「分析」「計画・実行」でしょう。
つまり、この3つが僕にとってのマネジメントの根本なのです。
以上!
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