ordinary -何てことない- 普通のエンジニアが書くコラム。

異なる立場・経歴を持つ人の話を聞いて初めてわかること

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みなさま、おはようございます。Kyonです。

世間はお盆休みなんですかね。私は台風7号の進路を見ながら、お家で静かに過ごしています。

先日、キャリアコンサルタント養成講座12回を無事完走しました。5月~8月の3ヶ月間、ほぼ毎週1日これを受けていました。

これでようやく、国家試験キャリアコンサルタントの受験資格が得られました。これからが本番で、試験勉強をしていかないといけません。

キャリアコンサルタント養成講座で行ったロールプレイング(以降、ロープレとします)で、「なるほどー」と思ったことがあったので、コラムにしてみます。

クライエントの言うことが理解できなかった

ロープレは、キャリアコンサルタント役とクライエント役(相談しに来た人)をそれぞれ演じて、キャリアコンサルティングの練習をするというものです。クライエント役は、相談者の設定を考えた上で臨みます。

このクライエント役は、様々な立場や経験、経歴を持つ人が来ます。

その時のクライエント役は、大学生で就職活動の中での悩みを相談に来たという設定でした。

そのロープレの中で、「友達が行くから、今の大学に進学した」とクライエントがお話しされたのですが、これが私は全然理解できなかったんです。

ここでは、「友達が行く大学に一緒に進学すること」の是非は関係ありません。

私自身は、自分で考えて、友達に相談したりすり合わせをしたりすることなく、自分で決めて物事をやるタイプです。それは、自分と友達の思考が同じはずが無いと思っていて、自分の最適解は自分で決めたいと考えているからだと思います。もし仮に、思考が同じだったら、それぞれ個別に物事を始めても、どこかですれ違うか会うだろうとも思っています。

なので、上述のロープレのクライエントの「友達が行くから、今の大学に進学した」という話がよく分からなかったようです。

あとで、クライエント役の人と振り返りをして、「このクライエントは、人との繋がりを大事にしていて、物事の決定をする時も人との繋がりを理由に決める」という人だと聞いて、ようやく理解できました。

自分の人生で経験したこと以外は分からない

上述のロープレを通して、「自分で経験したこと以外はよく分からないものだなぁ」と気付きました。

想像したりすることはできても、奥に潜んでいる意図や気持ち、細かいところまでは理解するのは難しいのかもしれないと。

逆に、私がクライエント役の時、「会社の同期がみんな年上で...」という話をしました。この時のキャリアコンサルタント役の人は「会社の同期がみんな年上ってどういうこと?」と言っていました。

自分も相手のことは分からないし、相手も自分のことは分からないということを、改めて気付くことができてよかったです。

異なる立場・経歴を持つ人の話を聞いて初めてわかること

自分以外の人は、自分とは異なる立場・経歴を持つ人です。全く自分と同じということはないです。

だからこそ、色んな人の話を聞くことで、経歴の追体験ができたり、その人の行動の原点を知ったりすることで深く関われるのかなぁと思いました。

キャリコンの勉強を通して、いろんな立場や経歴を持つ人の話を聞いて、エンジニアとしても、キャリコンとしても幅を広げていきたいですね。

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