ordinary -何てことない- 普通のエンジニアが書くコラム。

正しく情報を受け取れているか

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みなさま、おはようございます。Kyonです。

書き出しを忘れてしまっていました。気付いたら、2ヶ月以上書いていませんでした。

そら書き出しも忘れるわ・・・。

さて、前記事(『キャリアコンサルタント養成講座、◯◯始めました』)で書いた通り、養成講座を受けております。添削してもらう課題があったり、確認テストがあったりして、受けることに精一杯です。

そんな養成講座で気付いたことがありまして、エンジニアライフの読者のみなさんにも役立ったらいいなと思い、シェアしてみます。

正しく情報を受け取れていますか?

キャリアコンサルタントは相談に来られた方(クライエント)と会話をします。その中でいろいろと気を付けることがあります。その1つに、クライエントが訴えていること・情報を正しく受け取ることがあると思っています。

ここで読者のみなさんに考えてほしいのです。

部下と1on1をしている上司がいるとして、下記のやり取りを見てください。

部下:問題にうまく対処ができない自分にイライラするんです。
上司:問題にうまく対処できない自分自身に腹が立っているんだね。

上司は部下が話している気持ちを正しく受け取れているでしょうか。

私は正しく受け取れていないと感じます。なぜなら、部下は「イライラする」と言っていますが、上司は「腹が立っている」と言い換えていて、「イライラする」と「腹が立っている」はニュアンスが異なるためです。

※参考:weblio辞書より
・イライラする:思い通りに行かず、苛立つこと。自分の思い通りでなかったり、あるいは期待外れだったりして、心が落ち着かないさま。
・腹が立つ:怒らずにはいられない。しゃくに障る。

言い換えは便利だけど

必要に応じて、言い換えをすることは大事です。お互いの理解度を深めていくためにも、言い換えをすることで細かなニュアンスの溝を埋めていくことができるはずなので。

ですが、上記の例のように、一発目の言葉等は、まずは相手が言った言葉をそのまま繰り返すことが大事ではないかなと思います。

上記の例の部下側に立ってみましょう。「イライラする」と言っているのに、「腹が立っている」と言われて、「そうじゃないんだけどな」と部下と上司の間の気持ちに距離ができてしまうようにも思えます。

そういう意味でも、まずは「問題にうまく対処できない自分自身にイライラするんだね」と繰り返してみる。次に「そのイライラする気持ちを詳しく知りたいんだけど、腹が立つという感じもある?」と言い換えの候補を出してみたり、「そのイライラする気持ちを詳しく知りたいんだけど、どういう時に特にそう感じる?」と状況を深掘りして、理解を深めていったらよいのかなと思います。

正しく情報を受け取れているか

実は、キャリコンのロールプレイングで講師から指摘されて、私が言い換えを多用していることに気付きました。クライエント役をしていたクラスメイトからも「◯◯と言ったのに、△△と言い換えられて、ちょっとニュアンス違うんだけどなと感じた」とフィードバックをもらったので、やはり最初は繰り返しをすることが大事なのかもと感じました。

とはいえ、相手によります。普段からコミュニケーションを密に取っていて、お互いが発する言葉の定義に共通理解がある場合は、言い換えも有りかと思います。

伝える側が伝わるように伝えることも大切ですが、伝えられた側が正しく情報を受け取れているのか気にしてみるのも大切だと感じました。

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