エンジニアたるもの、「ドラえもん」に甘えてはいけない
本音が語られるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
- 【技術】スマートフォン災害アプリの紹介
- 【考え方】もしドラ ~もしそこに、ドラえもんがいたら~
- 【スキル】プチ・パワハラ講座
【技術】本気で役立つ、災害対策用のアプリまとめ
3月に起こった東日本大震災後、災害時に便利なAndroidアプリやiPhoneアプリに人々の関心が集まった。皆さんも、災害対策用アプリを自身のスマートフォンにダウンロードした経験があるのではないだろうか。
『半蔵門の社窓から』執筆陣の1人であるリーディングエッジ社の山本昭弘氏は、地震災害に便利なアプリを数多く紹介している。。例えば、「ゆれくる」や「なまず速報」。多くのスマートフォンはまだ緊急地震速報に対応していないため、これらのアプリは緊急地震速報の代替として役立つ。また、けがした人への応急処置っさに役立つ「家庭の医学」や「救命・応急処置の基礎知識」などは、いざという時のためはもちろん、平時においても持っておきたいアプリだ。
これらのアプリは東日本大震災の後に無料アプリとしてリリース、または無償提供となったものが多い。このコラムを参考にしつつ、災害対策用に有用なアプリをいくつかダウンロードしてみてはいかがだろうか。
【考え方】ドラえもん、それはあまりダンディじゃないね
「もし、ドラえもんがいたとしたら、どんな道具を出してもらおうか?」
『101回死んだエンジニア』のAnubis氏は、エンジニアたちにこう問い掛ける。どこでもドアやタケコプターなどさまざまな「ひみつ道具」が浮かんでくるが、これらの道具は「エンジニアのツボをくすぐるものではない」とAnubis氏は語る。なぜなら、ドラえもんの道具はどんな問題でもすぐに解決してしまい、工夫する楽しみや達成感といった「過程」を奪ってしまう。
Anubis氏はドラえもんに「22世紀に書かれた本」をポケットから出してほしいと語る。「まだ実現していない未来のテクノロジに思いを馳せてみたり、未知の文化に触れてみたりするのもいいんじゃないか」――軽々しく「ひみつ道具」に頼らない姿勢、これがエンジニアとしての「ダンディズム」である。
ドラえもんに何を求めるか、この問いからAnubis氏はエンジニアとしての姿勢について語っている。ただ目的を達成すればいいのか、それとも目的を達成するまでの過程を楽しむか? あなたはどちらだろうか。
【スキル】困った上司の無限ループのアルゴリズム
『ITコンサルタント宣言! ~MALTな日々』の林浩一氏は、「プチ・パワハラ講座」と題して、無限ループのパワハラから自衛する手段を紹介している。
困った上司がよく言う文句として「おれの言いたいことが何か分かるか? 言ってみろ」がある。残念ながら、この問いに正しく答えられる見込みはほとんどない。だが、正しく答えない限り、上司の怒りは増すばかりだ。
林氏は「この状況に陥ったら耐えるしかない」としながらも、なぜ上司がこのような発言を繰り返すのかをアルゴリズムで分かりやすく解説している。もし上司が「俺の言いたいことが分かるか」と言い出したら、「今、何回目のwhileループになるかをカウントするくらいの心理的余裕を持とう」と、林氏はアドバイスしている。
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