エンジニアの価値はミスへの対処法で決まる
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。今回のテーマは「心がけ」。他人のミスを見つけたときの心がけ、スキルアップの心がけについて、コラムニストの意見を参考にしよう。
- 前工程の粗ほどよく見える
- 自分のスキルを誰かのために生かすって素晴らしい!
- BPRの8カ条で、業務プロセスを見直す
「お前が優秀なわけじゃない! 黙って手動かせ!」
特定労働者派遣9年目のエンジニア ちょりぽん氏による『特定労働者派遣で働くということ』。エンジニアの価値は、「ミスへの対処法」で決まる。
他人のミスを見つけると、つい自分が優秀だと思ってしまうことはないだろうか。ちょりぽん氏は若いころ、「前工程の仕事に粗がある」と、文句をいっていた。すると、先輩からの怒号が飛んだ。「お前が優秀なわけじゃない! 黙って手動かせ!」。
人のミスほど目につきやすい。しかし、人のミスが見つけられる人間が優秀というわけではないのである。もちろん、皆がミスをなくす努力をする必要はある。しかし、ミスが起きてしまったときに、文句をいっても仕方がない。人のミスを指摘するだけでなく、「では、このようなやり方はどうでしょう?」と代替案を提示できるか否か。エンジニアの価値はミスへの対処法で決まる、というのがちょりぽん氏の見解である。
誰かに「ありがとう」といわれるためにスキルアップを目指す
バイオリンを弾くテストエンジニア 第3バイオリン氏による『オブリガート ~感謝されるテストエンジニアになる~』。自分のスキルを、誰かのために使うことができる喜び。
第3バイオリン氏の元に、震災復興祈念コンサートにエキストラ参加して欲しいという話が舞い込んだ。場所は柏崎。2004年の中越地震、2007年の中越沖地震で大きな被害を受けた場所だ。このコンサートにかける主催者、市民の思いは並々ならぬものであった。コンサート当日、会場には開演2時間半前から行列ができた。
自分のスキルを誰かのために使うのはうれしい。それは、仕事も同じである。自分のためだけにスキルアップを目指していても、モチベーションが持続しなかった、と第3バイオリン氏は振り返る。誰かに「ありがとう」といわれるようになるためにスキルアップを目指すと決めたとき、迷いは消えていったという。
現状プロセスで変革するべきポイントはどこか
製造業向けにサービスを行うITコンサルタント 廣野良則氏による『製造業の業務改革とITの役割』。業務プロセスを見直す方法を解説する。
BPRとは、企業活動に関するある目標(売上高、収益率など)を設定し、それを達成するために業務内容や業務の流れ、組織構造を分析、最適化すること。「簡素化・削除」「集約・集中」などの8カ条から、現状プロセスを分析する。変革すべきポイントはどこにあるか?
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