第303回 3冊目の本を出版する話3 ~出版以降~
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
私の3冊目の本である『日本でいちばんわかりやすいプログラミングのドリル』が発売され、1週間が経ちました。既に多くの方にお読みいただいており本当に感謝しかありません。これまで2週に渡ってこの本の裏側をお話しさせていただきましたが、今回は最終回として出版以降の話を書かせていただきます。
■念校から発売まで
念校(最後の校正)が終わると、本の原稿は印刷所に回され製本化されます。そこでできた本が書店さんに並ぶのですが、先立って著者である私の所にも届きました。既にご存知の方もおられるかと思いますが、この本は特殊なつくりをしており、一見すると乱丁じゃないか?と思われてしまいます(あべっかんさんのブログ参照)。
勿論それは計算してつくってあるのですが、すべてを頭の中でイメージしてつくり込んいますので、実物を見たことはありません。それが製本化され手元に届いたとき、初めて私自身もこの本の全体像を見ることができました。
何度も何度もつくり直した問題、ヒント、答え、コラム、前付や後付...すべてを見直しました。そうして、自分の想いを形にすることができている本であることが確認できました。やるべきことはやり尽くしました。
後は読者の方々がどのように評価されるか? 正直な所、市場に受け入れられないのではないか、という恐怖もありました。しかし、それでも、自分が心血を注ぎ約1年半という長い期間をかけてつくり込んだ本であること、自分のプログラミング入門書に対する答えがこの本であることが変わることはありません。後は自分を信じるしかない、そう考え発売日を待ちました。
■出版から今に至るまで
本が出版されるとネット上でこの本がいろんな所で売られているのが分かります(このコラムの一番下に出版されているサイトをまとめました)。有名どころで言えばAmazonですが、そのAmazonでは先日カテゴリ別ランキングが4位にまでなっていました。
また、このコラムを執筆している時点では『在庫なし』の状態になっていました。
そして、この本に対する書評やコメントをしていただけるようになりました。
ここまでの経験をさせていただいた私は本当に幸せ者だと思います。
本当にすべての方に感謝いたします。ありがとうございました!
■最後に~これから出版を目指される方に~
最後に、これから商業出版を目指される方に、私からアドバイス(といったらおこがましいですが)をさせていただきます。
今だからこそ言えますが、本を出版することは正直大変な事ばかりです。楽なことなど一つもありませんでした。いつも自分を追い詰め、プレッシャーの中にいました。
しかし、同時にいつも自分の本が出版される日のことを夢見ることができました。それが一つの原動力となりました。そうして、無事自分の本が出版された今、何物にも代えられない大きな価値を得ることができたと感じています。
ひょっとしたら、私を特別な人間と思われている方がおられるかもしれません。しかし、私はどこにでもいる普通(?)の人間です。それは昔も今も変わりません。それでも私が3冊の商業出版を実現することができたのは、ただ一つ、結果が出るまで行動を起こしただけです。
商業出版の道のりは決して楽ではなかったと思います。しかし、今ではその道のりを歩んで来てよかったと思います。それは、私に新しいキャリアを与えてくれたからです。
もし、ご自身も出版してみたいと思われる方は、過去のコラムに出版の記録やノウハウを書いていますので、よかったらご参照ください。そして、私と同じように、ぜひご自身の新しいキャリアを実現させてください!
最後に、改めて宣伝させてください。。。
私の3冊目の本『日本でいちばんわかりやすいプログラミングのドリル』は全国の書店さんで絶賛発売中です! もし、見かけられた際はぜひお手に取ってご覧ください!
また、以下のサイトでも好評発売中です! よろしくお願いいたします!