第261回 ハンドスピナーから集中力について考える
こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。
最近、ハンドスピナーにハマっています。ハンドスピナーとは手に持って遊ぶおもちゃで、中心にボールベアリングがあり、そこをもって独楽のようにクルクル回すモノです。たったこれだけの代物なのですが、なぜか気づいたらずっと回しています。このハンドスピナーを使っていて思ったのですが、これを触っていると妙に集中力が上がるような気がしてきました。そこで、今回はハンドスピナーから集中力について考えてみました。
■ハンドスピナーとは
元々、ハンドスピナーはアメリカのキャサリン・A・ヘッディンガーという方が1990年代に筋無力症の娘さんでも遊べるおもちゃとして考案されたのだそうです。その際「フィジェット・スピナー」として特許を取得されたそうですが、その後特許を放棄。それが2016年になってアメリカで大流行し、その流れが日本にもやってきたのだそうです。ちなみに、フィジェットは「フィンガー」と「ガジェット」が合わさった造語だそうです。
一般的な構造はプロペラのような形で羽に当たる部分が2枚、3枚のモノが多いです。中心部の軸に当たる部分にボールベアリングが入っており、このため、一度回すと数分間回り続けるような仕組みになっています。
ハンドスピナーの目的は手もち無沙汰を解消するためのモノで、ちょうどペンを指でクルクル回す感覚に近いと思います。そこから、何か考え事をするときにひたすら回したり、回転の様を見て心を落ち着かせたりすることにも用いられ、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の方にも効果があるのだそうです。
■ハンドスピナーを使うとき
私がハンドスピナーを使うのは、主にパソコンに向き合って原稿を書いているときです。原稿を書いている手が止まってしまったときにハンドスピナーをクルクル回します。それをボーッと見ていると頭の中が空っぽになっていく感覚になります。手が止まっているときは頭が煮詰まっている状態なので、ハンドスピナーでリフレッシュしてもらっているような感じです。手で回すことが面倒くさい場合、テーブルの上に置いて独楽のように回します。こうすると優に数分間は回り続けますので、それをじーっと見ていたりします。ハンドスピナーを回すことで得られる集中力は、ろうそくの炎を見て集中力を高めることに近いのかもしれません。
■集中力を得られる方法を手に入れよう
集中力を高める方法の一つにルーティンがあります。ルーティンとはその人に応じて決められた一連の動作を行うことで集中力を高める方法です。こういったルーティンを持っている人は問題ないかと思いますが、実際にはルーティンを持っていない人の方が多いのではないかと思います。そういった方にとって、このようなハンドスピナーなグッズを使って集中力を高めることは有効な手段なのではないかと思います。
ちなみに、私が思うおすすめのハンドスピナーは、こんな感じです。
- 回転時間はそれほど重要ではない(実際に回す場合、それほど回転時間は気にならない)
- 重さは軽い方が良い(手に持つモノなので、100グラム近くなると手が疲れてしまう)
- 手に馴染む材質を(金属よりプラスチックの方が手に馴染むし、回転中に触っても痛くない)
- 実際に触って確認しよう(東急ハンズのようにフィジェットコーナーを設けている所もあるので、実際に触っていただいた方がよい)
それでは、レッツ、ハンドスピナー!(笑)