最も大切なコミュニケーション
SkypeやLINEなどのツールが有名になり、コミュニケーションの世界もゆっくりとした変化が見えるようになりました。メールやチャット、メッセンジャーも含め、今では多くのコミュニケーションツールが存在しています。これらを公私問わず利用されている方がほとんどではないでしょうか。
ここまで発達する間に利用されていたツールと言えば、郵便・電話やFAXであったと思います。先ほどのようなツール類が多く登場してきてはいますが、今でも利用されている割合は多く主要なコミュニケーションツールであることは間違いありません。
このように多くのツールが登場してきているにもかかわらず、私たちはコミュニケーション上で多くの問題を起こしています。文章表現で誤解を招いたり、言葉のあやで相手に不快な思いをさせる事などは時代を問わず発生しています。これらはツールでは解決できない部分であり、ツール類が進化したために難しくなっている部分なのではないでしょうか。
もともとコミュニケーションの基本は、実際に対面して言葉を交わすことにあると思います。相手と向き合い、その表情を見て、言葉を聞いて、雰囲気を感じ取るものでしょう。非常に多くの情報がコミュニケーションを成り立たせるために必要であったと思います。頭では意識していないだけで、視覚・聴覚などから得る情報を基に、さまざまな思考や感情を組み立てています。
ツール類の登場により、その場に居合わせなくともコミュニケーションがとれる時代にはなりました。ですが、直接会って話す事と比較すると、どうしても得られる情報の欠落が発生します。電話であれば相手の表情など目に見える部分であったり、メールであればさらに加えて声質など耳から得られる情報であったりと、言葉を交わすことはできるけどそれ以外の要素を失うことになります。これら失われた情報が存在するために、本来向き合って会話していれば発生しなかった問題が発生してしまうのだと思います。
そのあたりを考慮すると、どこまで実際に会っている状況に近づけるかどうか、がコミュニケーションツールとして重要な指針になってくるのではないでしょうか。恐らくは同じような考えの基に、テレビ電話やテレビ会議システムなど、映像と音声を扱うツールが出てきたのではないかと思います。確かにこれらツールは非常に便利で、場所を問わないコミュニケーション手段として非常に重宝されますし、活用されているところも多いでしょう。互いに離れた場所にいながらも、近くにいるようなコミュニケーションが取れるというのはものすごく大きなメリットです。
しかし、どれだけツールが発展しても最も効果的なコミュニケーションは「実際に会う」事なのは否定しようのないところです。
散々ややこしい状況に陥っていたとしても、実際に会って話をすることで無事解決、という話も少なくありません。便利だからといってツール類に頼り切ってしまうのではなく、時には基本に立ち返ったコミュニケーションをとることでよりスムーズに物事が運んだり、新しいつながりが生まれたりするのだと思います。
今は非常に便利な世の中ですので、遠隔地で行われているイベントであってもUstreamなどで中継が行われたりしますので、実際に現地に行けなくとも参加できるようになりました。ですが、やはり可能であるならその現場にいることこそが、最も高質なコミュニケーションなのではないでしょうか。
「電話でいいや」「メールでいいや」と言わずに、直接会って話をしてみると、自分にとっても相手にとってもプラスとなる事が多いのではないでしょうか。自戒の意味も含め、できるだけそのような場を増やしていくよう行動していきたいものです。
コメント
逆の立場(訪問される側)にならないとピンとこないのかもしれませんねぇ。
足を使って、実際に会社に訪問して顔を見せる営業マンと、顔も見たことが無い営業マン。
やはり直接あっている人のほうが、安心感がありますよねぇ。
直接会話することで、その人の性格的なものも見えてきますし・・・
その後の電話やメールでも、その点を補正して考えられますね。
会ったことが無い人との会話は、特に相手の立場に立って考えられないと駄目ですね。
トラブルが多い人は、そういう点がかけていることが多いと思うんですがー
それがわからないから、トラブルが多いという悪循環が生まれるわけでw