地方エンジニアが感じる地方・中小企業での悩み

在宅勤務終了の話題を眺めて

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 やはりというかなんというか、あっという間に一年が終わろうとしています。周りを見回せば、いつのまにかの冬景色になっていて一面雪で覆われていました。今年は例年よりもドカ雪となっているようで、一気に雪が積もる地域も多かったようです。そのような地域に住んでいることもあり、在宅勤務ができている現状にはすごく助かっている次第です。

 その在宅勤務に関して、最近在宅勤務を終了し通常の勤務形態に戻そうとする流れが話題になりました。労働条件ですとかそのあたりの話は別にしても、在宅勤務についても色々な意見が出ていました。ここ数年、在宅主体で働かれていた方が多いこともあるのと、エンジニア職ではもともと在宅を希望する人が多かったこともあり、どちらかというと財滝勤務取りやめに対して否定的な意見が多いように見えました。

 私もエンジニア的なことをやっているのもあり、在宅勤務としているほうが作業時間の調整を行いやすい、家庭の問題にも対応しやすいとメリットが大きいのでできる限りは在宅勤務を維持してほしいと感じています。ただ、そうも言ってられない状況があるのも理解できるところです。

 実際体感しているところでもあるのですが、在宅メインとなり関係者がほぼほぼリモートでやりとりする形となり、作業効率が下がっていると実感できる部分があるという点です。これはリモートになりより顕著に感じることが増えたのですが、人によってはリアクションを返すまでに大きくタイムラグが発生しているのです。人によって、とあるように全員が全員ではなくあくまでも一部の人に限った話ですが、オンラインに合わせて作業のスタイルを変えていない人がいるのです。

 オンライン主体となった場合、通常よりも早めにリアクションを起こすことが、作業を進めるためにも重要です。リアクションが起きなければ、話がつたわっかどうかも判別つきません。悪い言い方をすると、仕事をさぼっていると思われてしまいます。効率が下がっていると感じている時、たとえ本当の原因が別のところにあったとしても、目につきやすい点はいち早く対応しようとするのではないでしょうか。

 書き方として、人によっては、としたようにこの問題はある意味で人それぞれの資質に該当する問題です。すべて一人で作業しているのであれば簡単な話ですが、複数人で作業している場面ではできる人に合わせるのではなく、できない人に合わせてルールを決めていく方法を採ることが多いです。全体的な効率を考えるとそうなるのがよく、できる人に合わせたルールでは良い結果を出せたとしても効率化を図りにくいためです。

 このように複数人で作業を行うことを考えた場合、問題なくスムーズに稼働できるケースの方がレアであるため、在宅勤務を中止してまでも通常勤務に戻す選択をする企業が出ているのではないでしょうか。これを覆したいと思う方も多いと思いますが、そのためには何かしらの数字をもとに説得を行う必要があるとも感じます。自分が勤めている企業がどのような方針になるかは様々でしょうが、従うにしろ戦うにしろ、個人個人でそれぞれ考えて結論を出したいものです。

 理想として、エンジニアそれぞれがベストなパフォーマンスを出せることが望ましいのですが、そうなるためにはどうなっていればよいか、経営層だけではなく勤め人である立場からも色々検討して実行してみるのがよいのではないでしょうか。

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